突然ですが、毎月第三水曜日が「みやぎ水産の日」と言うことはご存知ですか??
"「みやぎ水産の日」とは、県内で獲れるおいしい水産物や、水産加工品を、県民の皆様にもっともっと知ってもらい、食べてもらうために、宮城県が制定しました。震災から復興を図るため、県内水産物の消費拡大を目指します。"
宮城県HPより引用
http://www.pref.miyagi.jp/soshiki/suishin/suisanno-hi7.html
…昨年は石巻の酒蔵さんや女川の漁師さんのところに訪問したり、アンテナショップのお手伝いをさせていただいたり、栗原市のイワナの支援をさせていただいたりと、何かとご縁のある宮城県。
お仕事で繋がりがあるだけでなく、私はいち宮城ファンなのですよ。何が好きかって、何よりお魚も日本酒もとびきり美味しい
スッキリ、キレが良く綺麗な酒質の宮城の日本酒と、ピチピチ新鮮な鮮魚のマリアージュは何にも代えがたい。
もちろん他にも大好きな地域は数あれど、宮城県はまさしく食材の宝庫なのです。
とりわけ、私が応援しているのは、
「ホヤ」!!!
以前のブログにも書いたかもしれませんが、かつては宮城県はホヤの一大産地で、国産ホヤの八割は宮城県産だったのです。
しかし、東日本大震災で大打撃を受けてしまい、復活するのに3年もの歳月がかかりました。ホヤは、大人に成長するまで3年かかるのです。
ホヤは、東北復興の要。
詳しいホヤ事情は、ほやほや学会HPをご覧ください。
と、前置きが長くなりましたが、今日な何ともファンキーなホヤナイトイベントに参加してきました!!
宮城県の若手漁師さんの団体「フィッシャーマン・ジャパン」が直営する中野駅南口の「魚谷屋」さんでは、毎月水産の日にイベントが行われています!
魚谷屋HP
http://uotaniya.fishermanjapan.com
毎月様々なテーマ食材で行われているこちらのイベント、今回のテーマ食材は「ホヤ」でした!
ホヤは、藤の花が咲くと旬が来ると言われており、ちょうどこの初夏の時期が美味しい盛りなのです!!
そしてこのイベントが魅力的なのは、SAKEプランナーの木村光さんが、お料理に合わせた日本酒をペアリングで提案してくれるところ。
それぞれの料理に最適なマリアージュの日本酒をいただくことができます。
まずは、ホヤとワカメの三陸マリネ×水鳥記。
控えめな酸味のマリネは、ホヤとワカメのミネラル感が溢れるピチピチとした味わい。
合わせる水鳥記は、香りも味わいも穏やかで、丸い口当たり。
両者の穏やかで上品な味わいが口の中で交差し、時折ホヤの甘みが見え隠れする、じっくり楽しめるマリアージュでした。
ホヤは不思議な味わいで、後味に独特な甘みがあるんですよね。
ホヤを食べた後に水を飲むと甘く感じると言われており(ホヤマジック)、合わせる飲み物によって、変幻自在に姿を変える、面白い食材。バッチリ合うものもあれば、合わないと生臭みが前面に現れてしまう。
今回、一番信頼を裏切らなかったマリアージュが、ホヤの刺身×日高見 弥助。
まず、日高見 弥助は、寿司に合うことを前提に造られたお酒で、お刺身とは間違いなく好相性。
そして、毎回期待を裏切らず、生魚と抜群のマリアージュを発揮してくれます。
案の定、ホヤともバッチリ
臭みを消しつつ、ホヤの甘みを際立たせ、スッと切れます。しかし一方、この後に飲んだ「黄金澤 夏呼の夢 山廃純米 うすにごり」と合わせたら、強烈な臭みが…!
しかし、これは決して黄金澤にもホヤにも問題があるわけではなく、単に相性が良くないだけなのです。
ホヤはスッキリしてキレのあるお酒と相性がよく、甘みがありしっかりとしたお酒とはあまり相性が良くありません。
そのため、お酒との組み合わせを間違えてしまうと、せっかくの美味しいホヤも悪い印象を持ってしまうかもしれないのです
だからこそ、このように食材とお酒をペアリングさせるイベントはすごく意義深いのですよね。とても面白かったです
私も、「ホヤ女子」として、ホヤの魅力を伝えつつ、日本酒とのベストなマリアージュを伝えることができたらいいなと思います。
ちなみにこの後も、蒸しホヤのサラダやホヤ出汁おでん、ホヤのピリ辛トマト煮など、ホヤと宮城酒を存分に楽しませていただきました!!
先ほどの夏呼の夢は、ホヤのピピンバとベストマリアージュだったんですよ。
そんなこんなで、宮城に関わりのある参加者の方と交流できたり、ほやほや学会の田山さんとお話ができたり、とても有意義で楽しい時間を過ごすことができました。
ホヤポーズ、わたしちょっと間違ってるかも。。
魚谷屋さんでは、これからは飲食店としての機能だけでなく、なんとお店を通して漁師直送の鮮魚販売もされるそう!!!
ご近所に絶好の仕入先が出来て私大興奮
早速ホヤ10個をお買い上げ
秋口に向けては、ある企画案も上がっており、、こちらは乞うご期待…!!
兎にも角にも、宮城は美味しい
改めて宮城の魅力にどっぷり浸かることのできた酔い時間でした。