去る4月30日、写真展最終日。
この日は1ヶ月続いた写真展の片付けをする為にいつもの様にピーベリーでコーヒーを飲んでいた。
すると、一人の男性が僕の写真展を目当てにお店を訪ねて来てくださった。
僕の写真展を目的に来てくださる方の殆どは既に僕と面識がある方ばかり。
はて、どこかでお会いしたことがあったかな?と考えていると、なんと数年前からたまたまこのブログを見つけて読んで下さっている方だった。
本当に驚いた。
以前、夏色インコさんのWebマガジンに寄稿させて いただいて以来、いいねをつけてくださる方が増えたとは言え、正直な所こんなひっそりとやっているブログなど知り合い以外にはそんなに居ないと思っていたからだ。
「発表し続けていると、自分の知らない所案外ファンが付いていたりするもんですよ」
と語るその方も、実はプロのカメラマンでライターの方。
という事は、こんな全く土台がない状態でカメラマンを始めてしまった僕の事もある程度ご存知だという事だ…
お、畏れ多い……。
僕がカメラマンとして始めたはよいが、何をしたらよいのか判らず不安に苛まれているであろう事も汲んでくださり、ご自身の経験も踏まえ色々とアドバイスもいただいた。
この様に先輩からお話を伺う機会というのはそうそう出会えるものではない。
本当にご厚意が身に沁みた。
その後、さらに僕の驚きは続いた。
なんとその方は、僕が以前金欠の為に手放したカメラのライカⅢCを現在所有しているというのだ。
もちろん同型のカメラという意味ではなく、「僕が使っていたライカそのもの」という事だ。
何度かここにも書いている通り、自分は人一倍出会いに恵まれている。素敵な出会いが本当に多く、これまで気持ちが底まで落ちても何とか生き長らえてきたのもこうした出会いに支えられたからに他ならない。
この出来事だけでなく、自分が写真展を開催したのを切っ掛けに沢山の方が来てくれた事でそれを再確認する事が出来た。
自分で頑張った要素もあるが、自分は本当に守られてここまで来た。本当に感謝しかない。
音楽しかり写真しかり、活動をしてきて本当に良かった!と一番思える瞬間はこういう事だ。
やはり自分はもっと頑張んないといけないな。
見てくれている人達がいる限りはね。