人から貰った物語 | Colors on the Street

Colors on the Street

撮影した写真とか、音楽活動の事とか、考え事とか、日々の事とか。






Camera: Canon 5D Mark Ⅳ
Lens: EF 24-70mm f2.8 L Ⅱ USM 






どこか生活の流れが変わったり、僕自身の状態や環境が変化する時は決まって他者との関わりがあった。
何を始めるにしても手放すにしても、必ず自分一人ではないのだ。


一時は「他人の手を借りないと自分は何も成すことが出来ない人間なのか…」と悩んだ時期もあったし、第三者から「もっと自分の力で何とかしろよ」と叱咤されることもあった。
まぁ、それはそれで仰る通りなんだが。


あと2日後には34歳になる自分だが、最近良く考える事がある。











自分は恐らく友達は多い方だと思っている。それも、幅広い年齢にわたってだ。
(気を遣われてるだけで実は煙たがられてるかも…とビクビクしながらの時もあるが…)


こんな自分なんかに付き合ってくれるなんて有り難い話だと常々感じている所ではあるのだが。

そういった友達や出会った人々が自分を育ててくれているなと、最近しみじみ思うのだ。








他人の話を聞くのは本当に面白い。
人様の人生を安易にこういう言い方をしては不謹慎なのかもしれないが、人が自身の事を僕に語ってくれる時は、その人の人生を物語として覗き見している様な気分になる。
感覚としては、僕の周りにはそんな語り部が沢山居るような感じだ。

物語を聞いては自分の中にある本棚に仕舞っていく。
それにプラスして自分で体験した出来事が、僕自身の生き方や考え方に選択肢を増やしていく。
そうやって得た選択肢を今の自分と照らし合わせて反映させる事で、どんどん幅が拡がっていくような感じがしている。
 







写真や音楽みたいな分野というのは案外そういう所で出来る事が増えるっていうか、
ある程度の技術を身に付ければ、後はそういった幅や気付きみたいなモノが深みを与えてくれるのかも知れないな、と 

表現力、と一口に言ってもそこには色んなエッセンスが含まれているとは思うが、僕の場合はその「人からもらった物語」の要素がとても強いように思う。それが自分を一番育ててくれていると感じる。

多分、だから他者が何かを与えてくれた時に自分は変化しやすいのだと思う。
写真を撮る、楽器を奏でるという事は、そうした変化や要素その物を写真や音という形にしてアウトプットするという事なのだ。

何かに没頭しているタイプの人間というのは、そういうアウトプットをせずには居られないタイプの人間なのだろう。









とまぁ深夜のテンションで色々と書いたが、何が言いたいかっていうと


みんな、いつもありがとう。