たまには機材の話を | Colors on the Street

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撮影した写真とか、音楽活動の事とか、考え事とか、日々の事とか。












一昨年位に僕がカメラマンを始める前に、フィルムカメラでポートレートを撮る時に使う機材の話を書いた。








仕事としてカメラマンを始めたせいもあり、このときと違ってフィルムカメラじゃなくデジタルカメラを使うことが殆どになってしまった。

個人の作品としては相変わらず最近はポートレートが多いのだが、たまには最近良く使うカメラ・レンズの紹介でもしてみようかと思う。










1. Canon EOS 5D Mark Ⅳ

仕事の為に購入したカメラ。もうこのカメラさえあれば何でも撮れる。
近頃はEOSもミラーレスのRシリーズが出て「人間のやる事がない!」なんて言われるくらい高性能になっているようだが、
やはり自分にはミラーレスじゃなく従来の一眼レフの方がやる気が出るのだ。

SonyやNikonよりも優しめな絵作りをしてくれるこのカメラ。
ぶっちゃけ言ってこれ以外のフルサイズ一眼はサブで使っているMark Ⅱ以外あまり使ったことが無いのが正直な所だが、
シャッターの小気味よさも良し、レスポンスの良さも良し、操作のしやすさも良し。
もうこのカメラだけあればいい気がしている。

最近アホみたいにシャッターを切っているので、いつ壊れるかとヒヤヒヤしているが、コイツが修理もきかないくらい壊れたら同じカメラを買ってしまう気もしてる。

作例紹介はレンズの方にて。











2. Carl Zeiss Planar T* 50mm f1.4 (MMJ)


キャノン純正レンズよりこちらを先に紹介する。一生手放したくない一番好きなレンズ。
マウントアダプターを介して5Dに装着する。

フィルムカメラを使うときもこのレンズばかり使ってしまうのだが、このレンズが捉える光と色が本当に好きだ。
当然フィルムカメラの時代のマニュアルレンズなのでピント合わせも絞りも手動だがそれでいいのだ。このレンズでじっくり写真を撮る時間が本当に愛しいもの。




 










何でもかんでも絞らずに撮るのは下手な証拠と言われてるが…
このレンズは絞ってもf2.8くらいまでしか絞らない。

そのくらい、絞り開放からウットリするような空気感を吐き出すレンズ。










3. EF 24-70mm f2.8 L Ⅱ USM


先に謝ります。ズームレンズを馬鹿にして大変申し訳ございませんでした……

今までフィルムカメラ、ましてや単焦点レンズばかり使ってきた自分にとってはこれほど機動力と描写の良さを両立していると思わなかったので、ズームレンズを使って初めて衝撃を受けたレンズ。

背景の見せ方を細かく変えたい時や機動力を重視したいときはPlanarではなくこちらのレンズを使うのだが、とりあえずこれさえあれば何でも撮れるよっていうレンズ。仕事でもこればっかり使ってる。
重さは結構あるけど、カメラは重いほうが好きな自分にとっては心地がいい。
開放からこれでもかと言うくらいしっかり写る。















肌の質感とか影の階調とかも、自分が持ってるレンズの中では一番じゃないかなぁ。
これもずっと持っていたい一本かな。











 
4. Fujifilm X10

「デジタルでも気軽にスナップがとれるカメラが欲しいな〜」と思って最近買ったカメラだが、まさかのポートレートにも活躍している。

10年前のカメラなので画素数は1200万と控えめだが、カメラは画素数じゃないと教えてくれる一台。

色の表現は流石富士フイルムといった感じで、空の色や雲の質感を出したい時や写ルンです風のフラッシュ撮影をするときに使う。












まだ買ったばかりなので、これから色んな場所で使い倒してみたいカメラ。





こんな感じで、昔ほど色々なカメラをとっかえひっかえ使うという感じではなく、だいたいこの機材固定で最近は撮影してる感じ。

しっくりくるカメラがやっと見つかった感じがするので、後は上手くなる様に沢山撮るだけだ…

頑張るか〜。