大切なものを集めておいたお陰で、自分は今、かろうじで人間であることを留められている。
あらゆる事柄においていつだってギリギリ、綱渡り、首の皮一枚で繋がっているような感覚
今の時代ひょっとするとそれが正常なのではという気もしてくる
そんなだから自分に限らず
利他的な行いのハードルはぐんぐん上がり
他者との繋がりは尚の事実感しにくくなって
孤独感と無力感はどんどん大きくなる
苦しい事、絶望、悲しみ、それだけが真実と思いこんでしまうのは幻だ
生きていた結果の、その先のしなやかな選択を見失っているだけに過ぎないはずなのだ
暗い出来事は自分を大きくしてくれた
その度に誰かしらが光を運んできてくれた
既に目の前には歩める足場は用意されていた
長くそれに気付く事が出来なかった
今気付いたからには、頑なになってる場合ではないのだ