#PrayForParis のハッシュタグに、トリコロールのFBプロフィール。
パリでのテロを受けて世界中がトリコロールにライトアップされているのはご存知の方も多いかと思いますが、
ここで問題。
こちらのテロを知っている方はどれぐらいいるでしょうか?
ガクンと減る気がします。
少なくとも、ベイルートの人たちはそう感じているようです。
私も、友人のFB投稿経由で知るまで全く意識していませんでしたし、ハッと気付かされて、まるで頭をゴツンと殴られたかのような衝撃を受けました。
(ちなみにベイルートは、19世紀以降「中東のパリ」とも呼ばれてきたようです。その皮肉は、友人投稿の受け売りだけど、こちらでも指摘します)
テロリズムは世界に蔓延している。
次は英国や日本もその標的として、というニュースも流れている。
にもかかわらず、何故パリは話題となり、ベイルートは話題に上らないのか。
SNSの影響で、各種メディアがバイラルに傾きつつある今、広がりやすいミームだけが拡散される。
もちろん広がりやすいことには、共感しやすい、という意味もあるのだろうけれども、一時の共感だけで終わって、多くの場合そこからもう一歩考えが深まることがない。
#PrayForParis。
その気持ちは大切だと思います。
でも、ただそれをミームとして広げて、それで良いことした気になっているんだとしたら、それは浅はかではないでしょうか。
バイラルの限界は、しばしば広がりやすいミームばかりが残り、浅はかな共感だけで終わる…そこから深めようと言う動きには、通常つながらないし、そもそも広がらないミームはどこかに埋もれてしまう。
そこにあるんだと思います。
でも、広がりやすい・広がりにくいと、何が大切かは、必ずしも一致しない。
(何万RTツイートとか見ても、大して面白くないし有用な情報でもないものがボロボロあるのもまた確かで…)
今はそういうバイラルが流行っている時代だからこそ、そのトレンドに乗っかる前に、一歩身を引いて視野を広げることも大事にしていきたいものです。
だから、今回の件に関して私はこういいます。
#PrayForPeace #PrayForTheWorld #PrayAgainstTerrorism
では、また、
see u! ;)
P.S. ペンは剣よりも強し。
確かに暴力に抵抗する言論の有利さはあると思います。
でも、そのペンよりもなお強いのは、心のある行動ではないか、と最近思っていたりします。
バイラルは、重みのないペンの脆さを教えてくれてもいる訳で…。br class="codelinebreak"