第102回「貧乏音大生の記録…病院代はケチるべからず編」 | 打楽器奏者・嶋崎雄斗のプレイヤー日記~折れない心と折れていくスティック~

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貧乏音大生シリーズ過去の記事はこちら
第24回「貧乏音大生の記録…家探し編」
第28回「貧乏音大生の記憶…新生活編」
第42回「貧乏音大生の記憶…先輩よ永遠なれ編」
第59回「貧乏音大生の記録…ミッキーとの死闘編」
第76回「貧乏音大生の記録…銭湯王に、俺はなる!編」














腰痛に悩まされる打楽器奏者はかなり多い。

と言うのも、実は「叩く」という行為にはそれ自体が「体を圧迫する」効果を持つらしい。打楽器プレイヤーとして長時間の練習を強いられる際には、ストレッチやウォームアップが欠かせないのである。








「あれ、何か腰がおかしい…」

そう気づいたのはいつだっただろうか。

もう記憶が曖昧だが、確か大学2~3年生の頃。マトモなご飯も食べられない、華やかな超貧乏生活を満喫しまくっていた当時の事である(詳しくは過去の同シリーズを読んでね♪)。







さて、腰に異変を感じた嶋崎少年だが、当然「自力で治す」方法を考える。

「病院に行ったら生活費がなくなる!人間の自己治癒力万歳!」



そこでストレッチをいつも以上に入念にし、休憩もこまめに取るように気をつけつつ、ボロアパートと大学との往復生活を順調に繰り返していたある日。













家まであと1分というところで激痛が走り、完全に動けなくなってしまった。











どのくらい動けないかと言うと、そう…それはゲマに息子を人質に取られ無抵抗に攻撃されるパパスもビックリな固まり具合である!!(byドラクエⅤ)

「ぬわーーっ!!俺の腰がぁぁぁ!!ビアンカと達者で暮らせよ…」

断末魔の(ような)叫びも虚しく、閑静な住宅街には人の姿も見えない。

いや本当に助けを呼びたいくらい痛かった!!

マジで二度と歩けないんじゃないかと思った!!







その場でチワワのようにプルプルしていても仕方ないので、偶然持っていた傘を杖代わりに腰の曲がった老人のような歩き方で(ご老体の辛さを初めて体感できた)、泣く泣く近くの病院へ向かう俺。

それこそ激痛が走って立ち止まった場所がたまたま大学病院のすぐそこだったが、本来なら2分ほどで着ける距離を30分かかったのだからアッパレである。




病院で診断された結果は「ヘルニア予備軍」。もうちょっとで本気で歩けなくなるところだったらしい…ギリギリセーフ!!(; ̄ェ ̄)










いやー、さすがにこの時は考えたね。

「腰痛で打楽器できなくなったらどうしよう…」









貧乏生活をしている、もしくはこれからしようと思っている皆様!

体の不調を感じたら、病院代はケチらずに早めに行きましょう!!







つづく。