Blind Man Togs ジュエリーオーダー会のお知らせ | PERMANENT day by day

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その熱 伝わって
かたいかたいシルバーをも溶かす



こんにちは。
今日はオーダー会のお知らせを。


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Blind Man Togs ジュエリーオーダー会
at PERMANENT

8月12日(金)-8月21日(日)
12:00 - 20:00
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去年の11月のオーダー会から9ヶ月あまり。
デザイナーである小笠原氏とは国際電話でちょこちょこ打ち合わせをするのですが、夏にカトラリーを使ったジュエリーのオーダー会をしましょうという話になりまして。前回はGORHAMのカトラリーだったので、今回は贅沢にTiffanyのカトラリーだけを使ったオーダー会にしましょう、と。また、今回は今までのB.M.Tにはなかった物づくりにしたいとのことで、小笠原氏はヴィンテージのカトラリーを集め、私がデザインを考えるという運びになり、紆余曲折ありながら、そして、生みの苦しみを味わいながら、このオーダー会にたどり着きました。

どれも思い入れのある、新しい5つのジュエリー。
ぜひ、その目で見ていただければ嬉しい限りです。

今日はその中からサンプルが完成した3つを。

Blind Man Togs Tiffany Spoon Ring cut

その名の通り、スプーンの柄の部分に切り込みを入れたデザイン。
後ろからチラリと見える石はムーンストーン。裏からも石が見えることで、肌には直接触れないものの、少しでも石の持つ力を感じ取ってもらいたいという思いから作りました。また、今回は直線、鋭角というのもテーマにあり、このカットの入れ方も、そのテーマに沿ったもの。


2回ぐるりと巻いたリングは横から見たときの佇まいも美しいです。


これはどれも共通なのですが、Tiffanyのカトラリーを使ったシリーズはロゴを残そう、ということでこちらは裏側に。

カットした部分に見える石と肌の対比もまた面白い。

Blind Man Togs Tiffany Spoon Ring cut
\60000 +tax

続いて、もうひとつのリング。

Blind Man Togs Tiffany Spoon Ring spread

こちらは左右に広がっていくイメージで。
カトラリーの持つ形そのものを活かし、それをコンテンポラリーに見せることを考えてデザインしました。


当初は曲げてこの形を作ろうとしていたのですが、いざやってみるとTiffanyのシルバーが厚みがありすぎて鋭角には曲がらない(笑)ということで、一度カットし、それを繋ぎ合わせて鋭角を作りこの形に。


カットという工程が入り、裏返しに出来ることから、こちらはロゴが表に入ります。

指につければ、まさに広がるリングです。

Blind Man Togs Tiffany Spoon Ring spread
\50000 +tax

3つ目はバングル。

Blind Man Togs Tiffany Double Spoon Bangle square


左右非対称に作られたコの字。その僅かな隙間。
コの字の中には綺麗なグリーンのアゲート、そして漆黒のオニキスを配置。シルバーの上に乗る相性の良いグリーンとブラックは対話しているようなイメージを。

こちらも当初はバターナイフを曲げてコの字を作ろうと思っていたのですが、やはり綺麗に曲げることが難しく、スプーンの先の部分を一度溶かして、それを使ってコの字を形成するに至りました。
コの字に作った隙間は当初のイメージを思い起こさせるためのディテールに。石を囲む箱に直線、直角を用いて作ることで、ヴィンテージでありながらもコンテンポラリーでモダンを感じられるようなバングルに仕上がりました。


石の高さは横から見た時に少しだけ見える高さに。


溶かしてしまう前にカットし残したロゴを内側に付けております。

アゲートにオニキス、肌に乗ればさらに際立ちます。

Blind Man Togs Tiffany Double Spoon Bangle square
\105000 +tax

いかがでしたか?
残りの2つはネックレス。こちらは現在、サンプルの最終調整に入っております。

リング、バングルに使われていたムーンストーン、アゲート、オニキスの3つの石は今回の新しいラインナップ。以前、までのブルーターコイズ、ホワイトターコイズ、スモーキークオーツももちろん使うことが出来ます。石の組み合わせは自由ですので、自分だけの組み合わせで作るのも良いですね。

2つのネックレスも出来上がりましたら、ブログにてご紹介させていただきますので、お楽しみに。


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