あなた以上にあなたを感じる一枚撮ります

Take Your Light

写真家るっちーこと鶴岡です。

 

 

昨日から始まったシリーズ「写真展をやってみよう」。

今日は第2回。

テーマは「出す写真展を決めよう」です。

 

 

 

 

写真展、と一口に言ってもいろいろな種類があります。

 

 

① 一人でやるなら「個展」

② 展示会場で募集している「公募展」

③ 会場を貸し切って仲間内でやる展示。

④ 写真のイベントの後の展示(イベント連動型)

 

などなど

いま参加している写真展「目は口ほどにものを言う」は②の公募展です。

昨年11月の"A Breathing Statue"は①の個展。

2回参加したフォトコミュのケーション協会の写真展は③になりますね。

撮り方セミナーやイベントなどで撮影した後、その作品を飾るまでコミコミでやってくれるものが④。

 

 

 

■写真展デビューならイベント連動型がオススメ

 

写真展やってみたいけど初めて、という方は④の撮影イベントと連動しているものがオススメです。

この場合、会場や展示のスタイルはあらかじめ決まっていますし、どんな写真が並ぶのかも、おおよそ見当がつくからです。

イベント内で撮ったものだけが並ぶからね。

展示するための費用はイベントの参加費に含まれているところが多いです。

 

撮ったあとに待っている展示は、自分で展示できる状態までやるものもあれば、運営側でやってくれちゃうところもある。

自分でやるであっても、展示までにわからないことがあれば教えてもらえます。

そして、後者だったら展示するデータを選んで渡してしまえばおしまいです。

 

とてもカンタンお手軽^^。

初めての展示にはピッタリです。

 

 

先月のピュアWプリント展

 

 

 

もし写真の仲間がいるなら③の仲間内の展示が一番でしょう。

この場合は会場探し、日時設定等を好きなように組むことができます。

作業も分担できるしね。

気の知れた人とわいわいやるのは文化祭みたいで楽しいですよ。

 

 

 

フォトコミュニケーション協会第4回アドバンス修了生合同写真展"Shine"

 

 

 

■経験が上がってきたら公募展

 

展示するギャラリーがそれぞれにテーマを決めて「こういう写真飾りたい人来てね」と公に募集する写真展。

私が毎度お世話になっているPhoto bar [sa-yo:]さんはこの形態ですね。

必要なのは作品と参加費です。

 

公募展を選ぶのに大切なのは、自分が好きなテーマの写真展が開かれているか、そしてそこに飾られている写真が好きかどうか、です。

類は友を呼ぶ、好きは好きを呼ぶ、なら好きな写真が展示されているテーマや会場を探すのが一番の近道。

お花の写真が好きなのにモノクロの展示ばかりしているギャラリーに行ったりするのはやっぱ違います。

 

一番いいのは一度実際に会場に足を運ぶこと。

展示予定のポストカードが置いてあればそこにどんなテーマや写真が載っているかで選んでもいいでしょう。

 

展示のサポートは公募展の会場のスタッフからもありますが、それはSNSでの告知や展示スタイルの指定というところまで。

作品を飾るまでの作業は自分一人で行うことが前提となります。

 

一人でやる分、作品を仕上げるまでの自由度が格段に広がりますよ。

これがまた楽しい。

 

 

2021年9月の公募展「いつかの旅」@Photo Bar [sa-yo:]

 

 

 

■そして最終ステージはあこがれの個展

 

そして最後は個展。

文字通り一人でやる写真展です。

会場の壁面に自分の写真だけが並ぶ、こんなに気持ちいことはありません。

 

しかし、準備は今までのものと比較にならないくらい大変。

やるタスク量も多いし、告知も一人でやる。

その際に必要なもの、ポストカードやポスターなども全部自分で作ります。

 

作品の点数も段違いに増えます。

 

でも、自由度はさらに広がって、作品やお土産を作って販売だってできる。

パーティーをしたり、ギャラリートークもやっていい。

会場が許してくれる範囲で自分がやりたいこと全部できちゃいます。

 

費用は会場費からプリント代、ポストカード代など全部自分持ちです。

ですが、会場で作品やグッズの販売をすれば、売った代金を費用に回すこともできます。

 

パトロンさん欲しいなあ……

 

 

 

 

2020年11月の個展"A Breathing Statue"

 

 

 

難易度はとても高いですが、始まって見に来てくれる人からの感想やお土産を買ってくれることなど、その分の喜びは一番高いし充実感たっぷりです。

 

 

というわけで写真展の種類4つをご紹介しましたが、いかがでしたか?

次回は作品の撮影について。

どんな準備が必要なのかお話ししてきますのでお楽しみに。

 

 

 


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