人には希望が必要なんだ。

 

 

あなた以上にあなたを感じる一枚撮ります

Take Your Light

写真家るっちーこと鶴岡です。

 

 

100人限定のお得なフォトセッションは2022年もやってます。

 

 

10月3日から6日まで自転車の旅をしてきました。

横浜から京都までの563.45kmを無事走破。

 

長い

 

旅は進んで三日目、奥浜名湖から大垣へ進みます。

振り返ると精神的に一番辛かった日でした。

 

 

  日の出の浜名湖は美しい

 

ホテルを出て走り出すとすぐに広がる浜名湖。

雲の表情と合間から見える陽光が美しい。

 

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この後ルートミスで1km余計に走ったのですが問題なし。

 

この日の早朝の気温は20℃を下回っていました。

前日まで30℃を越えていたとは思えないくらいの冷え込み。

しかも太陽が雲に隠れたままなのでなかなか身体も温まらない。

気温が上がるまで無理せずのんびり走ります。

 

 

  長かった静岡県を越え愛知県へ

 

浜名湖沿いから右に折れてJR東海道線沿いを西に。

新所原駅を見て「あ、久しぶりに駅を見た」ってなりました。

 

そしてついに長かった静岡県を走破。

 

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待望の愛知県。

 

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はぁ、静岡は本当に長かった。

この時ばかりは愛知県に入った喜びよりも静岡県がどれほど長かったかの実感が強かった。

一日目の箱根峠を越えてから三日目のここまで、ずっと静岡県の中にいたですから。

「静岡県、ついに横断し切ったたぜ」と心の中でガッツポーズ。

 

豊橋に入ると雨がポツポツ降り出す。

雨雲レーダーを見ると、しばらくしたら止むとのことなのでガストで朝ごはん。

この旅最初のなごやめし。

 

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豊橋だがなごやめしでいいんだと思う。

 

 

  ひたすら国道1号線を北西へ

 

豊橋に入ると国道1号線をひたすら北西へGo。

しかしこの日の風は極悪でした。

 

風が強いことを指す大きい矢印ばかり

 

風速は5~6m/s。
道端の旗は相変わらずバタバタ言ってます。
 
そして、愛知県に入ってからの国道1号線は大型トラックがバンバン走ってきます。
10tはもちろんトレーラーまでもが。
時に横を猛スピードで抜かされ、時に後から排気ブレーキのプシュ音であおられる。
こっちに止まる余裕とスペースがあるときは敢えて先に行ってもらったりもしました。
ストレスと危険にさらされながら走っても仕方ないので。
 
なので並行して旧東海道が通る区間はそちらを選んで走ります。

交通量も信号少ないから走りやすい。

 

御油の美しい松並木を通る

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この松並木に入る直前からはダラダラとした上り基調に。

その長さは約13km。

箱根の上りに近い距離をひたすらダラダラ上らされる。

あっちは景色を見れば上ってる実感があって気持ちいいのだけど、こっちにはそれがない。

それに加えて吹きすさぶビュービューの向かい風。

そして大型トラック。

終わりの見えない上りに精神的に削られて、たったの斜度3%がとてもキツい。

 

しかしペダルを止めなければ終わりには近づく。

ようやっとピークに到着。

 

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長沢町西千束、お前の名前は忘れない

 

ここから少し先のローソンにて一時休憩。

甘い物が欲しくなってまるごとバナナを1本ペロリ。

眠眠打破でカフェインを入れ、水分補給もすませて早々に走りだします。

 

 

  名古屋へ続く歴史街道

 

ピークから下り始め岡崎市へ入ります。

それまでの上りと同じく下りもダラダラ。

そこに強い向かい風が吹けば、下り坂なのに漕がないとスピードがどんどん落ちていく有様。

おい、重力法則はどこへ行った。

下りの恩恵をかき消すほどの向かい風。

その中を進みます。

 

岡崎市中心部に入ると岡崎公園が。

 

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入口の城門がいかにもお城の跡地ですね。
岡崎城は徳川家康の生誕の地。
公園の中も広そうでいろいろ見所たっぷり。

中をのんびり楽しみたいところですが、グッとこらえて先へ進みます。

 

信号待ちしているとバイク乗りのおじさんに声をかけられた。

「おれも昔そういうの乗ってたんだよ、気持ちいいよね」って。

こういうちょっとしたやりとりも自転車旅の醍醐味。

 

家康に続いて今度は織田信長ゆかりの地が。

中京競馬場駅近くにある桶狭間の古戦場。

 

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織田信長が好きなので桶狭間と言われれば見ないわけにはいかない。

気になるのは織田軍が馬で駆け下りた崖はどこだったのかだけど、合戦地図を見てもよくわかりませんでした。

 

その先に進むと今度は有松宿に到着。

 

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有松は藍染めでも有名。

至る所、古い建物だけでなく最近建てられたような個人宅にもこの写真の暖簾がかけられていました。

すごい。

 

そして建物や道標、至る所に江戸時代の香りが漂う素敵な街並みが続きます。

 

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ここはゆっくり街並みを楽しみたくて、自転車を引いて徒歩でのんびり通過しました。

 

さらに進んで名古屋市の中心部へ。

熱田神宮の脇をかすめたので、せっかくだからと参拝。

 

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もう一度では回りきれないくらいの広さ。

しばらく街中を走ってきたので、木々に囲まれると気分が落ち着きます。

 

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そして、そしてついに名古屋駅到着。

 

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ここがゴールじゃないんだけどね、大きな街に着いた実感が湧いてきて気持ちよかった。

 

 

  いよいよなごやめしタイム、と思いきや……

 

名古屋駅に着いたのは14時半ごろ。

途中での寄り道に結構時間を使ってしまったため、想定より1時間くらい遅い到着に。

でも、ランチは楽しみにしていたなごやめし。

食べずに去るわけにはいきません。

「寒いから味噌煮込みうどんでしょ」といつもお世話になっている自転車屋の店主に教えてもらったお店に向かいます。

 

しかし、だ。

駅周辺で自転車を止められそうな場所を探すけれど、道路沿いの駐輪場はどこもいっぱい。

路駐も考えたけどできることなら駐輪場に、盗まれたり行政に持って行かれても困るし、と思いひたすら探すも見つからず。

そのうちにどんどんお店の場所からも遠ざかっていました。

 

うん仕方ない

あきらめました。

手短に食べられるところを探します。

味噌煮込みうどんはまた食べに来よう。

 

そして見つけたのがなご壱のおにぎり屋

 

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名前からして名古屋のお店だろう、ってことでおにぎりを買う。

時間が時間のせいか残りが少なく、売り切れたおにぎりの値札が端に避けられてる。

その文字を見るといろいろおいしそうな具材ばかり。

残っているものの中から鮭とツナマヨを選ぶ。

 

 

ぶ厚い。

コンビニのおにぎりを厚さ2倍にしたかのよう。

こんなの見たことがない。

具もたっぷりで満足満足。

 

 

  走れ、長良川を目指して

 

名古屋市を抜ければ残りは40kmほど。

清須市に入り、北へ取っていた進路はまた西へ。

目指すは木曽川と長良川。

そして復活の向かい風地獄。

 

3日間走って感じるのは、ゴールまでの距離を意識した途端に距離の減る感覚が鈍り始める。

しかも指数関数的に鈍る。

進めば進むほど、残り距離が長く感じる。

残り距離の数字は減っているのに、だ。

日本語として明らかにおかしいが、そんな感覚である。

 

向かい風の中いくつかの川を越える。

越える橋が見えてくるたびに「ついに木曽川か」と思えどそんなわけがない小さな川を越える。

木曽川と長良川を越えればあと10kmちょっとでこの日のゴールの大垣。

 

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木曽川大堰と南濃大橋を越える。

ここまで一日曇りだったけどすこしずつ空が明るくなってきた。

 

そして大垣手前でこの日始めて太陽を拝む。

田んぼの稲穂が黄金に輝く。

 

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この太陽が雲間から現れたときの輝きと温かさで、この一日大変だったライドの苦労がすべて洗い流された感覚に。

凍えて固まった身体が緩んで感覚がすこしずつ戻っていく。

そして、ゴールまでのあと数キロを惰性でこなすのではなく、ちゃんと走ろうという前向きな気力が戻ってくる。

 

ああ、人には光と温かさが必要なんだ、と感じた瞬間。

 

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この景色、一生忘れられないだろうなあ。

 

そして17:30、ゴールの大垣駅に到着。

 

 

ふぅー、やっとです。

着いた頃には陽も落ちて真っ暗寸前。

秋の日はつるべ落としとはよく言ったもんです。

 

冷えてきたので足早にホテルに向かい、さっさと自転車を輪行袋にしまいチェックイン。

 

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宿にはウェルカムドリンクのコーナーが。

無料なのに地酒もあってスゴい種類の品揃え。

悩んでしまう。

 

 

 

  この旅で一番のご褒美ポイントは大垣サウナ

 

この日のシメは待ちに待ったここ、大垣サウナ。

大垣でのゴールは絶対に外せない、と言ったのはここに来るためでした。

 

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メディアでも散々に取り上げられていて、前々から来てみたいと思っていた施設。

昭和なサウナと施設はおっしゃってましたが、そこに適度に湿度が乗っていてカラッカラというほどでもない。

ぼくの一番好きなサウナ室のタイプ。

そこに素晴らしい水風呂。

水風呂の水は「すでに羽衣」と言えるくらいの柔らかさで包んでくれる。

その気持ちよさに1セットで満足して上がろうかと思ったくらいです(おい

 

3セットしてから2階のレストランで夕食。

 

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まず、左上の空になってるのはどて煮とビールで一息つく。

そしてメインの豚ロースしょうが焼き。

肉厚で脂ものっていて最高。

こんな山盛りのごはんもペロッといってしまいました。

やっぱ疲れたときはがっつり豚肉に限る。

 

そしてホテルに戻り、コインランドリーで洗濯をし、マッサージをして就寝しました。

 

 

  この日のまとめ

 

三日目は強い向かい風と分厚い曇で気温が上がらず、前日とは打って変わって寒いし冷える身体にも精神的にもキツイ一日となりました。

進んでいる実感がないっていうのはほんと精神力削られます。

急な天気の変化って身体にはストレスなんだなあと再認識。

それを和らげてくれる冷暖房って本当にありがたい。

 

大垣で見た夕陽は一生忘れないと思う。

 

そして愛知県内で歴史を感じながら東海道をのんびり走ったのは気持ちよかった。

やっぱ走りながら楽しめるルートはいいね。

 

 

 

スタート 6:30

ゴール 17:45

グロスタイム 11:15

グロス平均速度 13.0km/h

 

 

 

風は最悪でした。

むしろこの向かい風の中をよく走ったわ。

 

 

次回はいよいよゴールの京都三条大橋までの記録です。

 

 

 


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