中学受験を辞めてから。ADHD小6男子。 | こどもと一緒に成長中。

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子育てを通して考えたことなど、子供達と一緒に学んだことを記録していきます。
11歳、8歳、5歳の男の子三児ママで、現在時短勤務を選択しています。
仕事と育児の両立に悩みながら、子供達と一緒に成長していきたいです。

たろー小学6年生。

我が家周辺は、公立高校優位な田舎。私が子供の頃育った故郷です。

夫とは大学で知り合いましたが、夫は某難関私立中高一貫校出身。私は地元の公立高校出身です。

 

最近はこの田舎からも難関私立中高一貫校への道が全くないわけではなく、近所に四谷大塚に準拠して中学受験を売りにした中学受験塾もありました。

 

小3の2月から四谷大塚の通信添削「進学くらぶ」を始め、小4の4月から地元の中学受験塾に通塾開始。

その頃からADHD傾向がMAXになり、学校から連日連絡が入ってくるようにあせる

学校生活を立て直すほうが先だろうと、小4の夏休みで塾から撤退。

「進学くらぶ」は続けていましたが、そこから徐々に成績が下がるように・・・チーン

 

小5になり、ADHD傾向に改善が見えてきましたが、本人の中で遠方の私立中学に行きたいという気持ちがなくなってきました。

お友達と一緒に過ごしたい、皆と一緒に公立中学へ行きたい、と。

その気持ちが大きくなってきて、必要以上の勉強をやる意義が本人に見出せなくなってきたようです。

小5の10月から、前お世話になった地元塾に週テストのみお世話になりましたが、成績下降はとどまることを知らず。

 

中学受験界の年度区切りとなる小5の1月で地元塾や四谷大塚の「進学くらぶ」「週テスト」から完全撤退し、中学受験を諦めることにしました。

地元の私立中学もいくつかあり、たろーの成績ならおそらく問題なく入れます。

このご時世公立の教育がストップしていること、英語学習に力を入れていることなど、地元の私立中学も親目線で魅力的な部分はあるのですが、本人は全く行く気はないようです。

 

中学受験を諦めた分、サッカーを頑張るとかピアノを頑張るとか、他の何かをとても頑張っているというわけではないです。

都会の私立中学受験を頑張っている皆様方、本当に価値のあることをやっていらっしゃっており、ついていけなかったのはたろーのせいだけではなく、自分の関わり方にも問題があっただろうと、情けなく思います。

 

中学受験を諦めてからコロナ騒動が大きくなるまで、たろーは学校帰りや休日に公園でお友達と走り回ってました。

休日は午後からずーーっとお友達と走り回っていて、家に帰ってバタンキュー。

さぶろーを連れ出して公園に行くと、少しはたむろしてゲームをやっている時もありますが、概ね走り回っている姿を見ることの方が多いです。

体を動かしたいお友達を引きつけているようで、健全なお友達関係を微笑ましく見ていました合格

コロナ禍の今は公園で高学年のお友達をほぼ見ませんけどね・・・汗 学校から「休校中は家で過ごすように」と言われてしまうと、私もお友達ママさん方も公園で遊んでおいでとは言えず、お友達と遊ばせてあげられませんショボーン

 

勉強に関しては完全撤退しても良かったのですが、自学自習の姿勢は身につけさせようと、Z会のタブレットコースを1月から頼んでみました。

Z会の中学受験コースではない、一般のコースです。

iPadを勉強ソフト以外何も使えないようにして、たろー専用の勉強用iPadとしました。

 

Z会のタブレットコース、1月はまだ「進学くらぶ」と併用だったのですが、量の少なさに少々びっくりあせる

Z会のタブレットコースは、国語・算数・理科・社会に加えて英語や総合学習も学べ、出来に応じて問題のレベルも変わる、タブレットで学習管理し、計画的に勉強できるといった感じで魅力的に見えましたが、実際には問題数が少なく、アプリも遅く、満足というわけではありません。

今も朝学習のみでほぼタブレットコースは終わってしまいます。

しかしきっと、中学受験しない小学生はこれぐらいの学習で充分ということでもあるのでしょうね。ほんと、中学受験されるお子さん方の深く広い勉強量に驚愕です。

 

本人から、もうちょっとは勉強できるというので、2月からZ会の中学受験コースの算数のみ追加でお願いすることにしました。

たろー曰く、予習シリーズよりはZ会の中学受験コースの算数の方が簡単だそうです。

「進学くらぶ」は4教科セットですが、Z会の中学受験コースは1教科ずつお願いできます。

「進学くらぶ」は毎週「週テスト」がありますが、Z会の中学受験コースは2週間に一度添削課題があります。

「進学くらぶ」は「予習シリーズ」が基本となっており、Webで「予習ナビ」を見ながら勉強します。私がうまく付き合えば「予習ナビ」なしでできたのかな、とも思うのですが、

「予習ナビ」にお任せすると授業時間が長くADHD男子は飽きてしまいがちで、勉強時間が長くなる割には有効な学習がそれほどはできていない印象がありました。

Z会は書きこむ形のテキストで、書き込みながら理解を深め、わからない時はタブレットで解説を見て、それでもわからない時用にその問題の解説動画が準備されています。

書き込む形式のテキストやタブレットでの丸つけ、必要な時にタブレットや動画で解説を見るやり方などがADHD男子の自学自習にあっているように感じました。

 

学校があった2月はタブレットコース+中学受験算数で少し頑張らせている感があったと思うのですが、休校中の今は、充分ゆとりができ、自学自習が成り立っているように見えます。

 

本気で中学受験するのなら、Z会の中学受験コースでは問題数が足りないのでは?と予習シリーズと比べて思うのですが、実際は中学受験をするわけではない我が家にとっては学習しやすくちょうど良い感じがしています。

 

たろーに、進学くらぶとZ会の中学受験コース、どちらがいいの?って聞いたら、

 

自分で言うのもなんだけど・・・やる気があるんだったら進学くらぶだろうね、たくさん勉強できるし、毎週テストあるし。俺はZ会でいいけど。

 

だそうですウインク

 

そんなこんなで最近のたろーを振り返ると、(コロナ騒動前は)大勢のお友達とめいっぱい遊び、ピアノも勉強もサッカーも最小限とは言え自主的にできる。

ADHD傾向は相変わらずあり、一旦元気なスイッチが入ると抑制できなくなるのは相変わらずなのですが、落ち着いている時に少しずつ理性で軌道修正しようとする姿勢があるように見えます。

 

私立中学受験を完遂させるだけの成長が見られなかったのは残念ですが、公立小学校でお友達と仲良く居心地よく過ごし、本人なりに真っ直ぐ成長し始めているように見え、まずはよかったです。