クラシックピアノを勉強してきた私にとって、ピアノの作品と向き合う事は答えのない世界の話だったのですが、


今回轟千尋先生の作品の弾き合い会で、作曲家本人の前で演奏する機会を得られたのは本当に貴重な体験でした。


千尋先生が自分の演奏に対して感想を述べてくださったり、さらに先生が作品に込められた様々な思いや、それをどのように楽譜上に記したのかなどを教えてくださったり


あるいは先生自身も、作曲家としての思い、演奏家としての思いをお持ちで自分だったらどう弾きたいかなどの、楽譜との向き合い方もお話しくださって大変に勉強になりました。


そういったお話しを知っているのと知っていないのとでは全く作品が別のものとなり、作品に命が吹き込まれていくように音が、世界が変化していくのが分かって感動的な時間となりました飛び出すハート



本当に魔法のようなピアノのレッスン🧙



楽譜の中のからくり、仕掛け、そんな風に仰っていたのも印象的でしたが、私たち指導者はどれだけこの作曲家の工夫を楽譜の中に見つける事ができるか!



作品と向き合う時、作曲家の事を知らなければならない理由も作曲家の言葉で聞くと、本当にそうだなぁと納得。。


今回の作品集は色んなテーマを元に作られた曲だったので、それもとても勉強になりました。

保続音・アコースティックピアノでしか味わえない倍音の曲・聴き映え弾き映えする曲の作り方などなど!


楽譜から読み取れるたくさんの❤️や、作曲家の葛藤、喜び、ヘミオラの面白い表現も、音楽の栄養をたくさんもらって、また一段と音楽が楽しくなりました!


子どもたちにいつも伝えるのは、先生毎日音楽していて楽しくて仕方ないの!この楽しさをみんなにも早く知ってほしいから、もっともっとたくさんの曲を勉強して欲しい!!だから練習してー笑


楽譜の中にある素敵を、「この音かっこいい」とか、「今の胸キュンだね」とか言葉にして伝えるようにしています。


自分の意識が変われば、きっと生徒さんが音楽のエッセンスを感じ取る感性も育ってくれると信じています。