🎹出口比呂子ピアノ教室🎹
ぴあの広場


横浜市栄区のピアノ教室です。ひとりひとりの個性を大切に、基礎の大切さと、のびやかな音楽を目指しています。小さなお子様から音高音大受験まできめ細やかなレッスンを行います。ルンルン音符


今年の夏にポーランド🇵🇱ワルシャワの郊外にあるラジョヴィツェでの、パデルフスキ国際マスタークラスに参加した時、会場のホールに飾ってあったショパン国際ピアノコンクールの数々のポスターを観ることができたのは素晴らしい思い出です。



一枚一枚を眺めていくうちに、胸に感動が込み上げて来ました。

その一枚ずつのポスターに、どれほどのポーランドの国の歴史が込められているか、又、コンクールの様々なピアニスト達の歴史。。。


言葉にならない想いが湧いてくるようでした。


一枚ずつ掲載しますね!




第1回、1926年。

優勝 レフ・オボーリン (ソ連)

   アシュケナージの師となった方だそうです。

   ファイナリストには、ショスタコーヴィッチ   名前も!


第2回、1932年。

優勝 アレクサンダー・ウニンスキー(ウクライナ・キエフ)

この時の審査員は、ラヴェルやシマノフスキもいたそうです。一位は同点だったので、なんとコイントスで決められたそうです!今では考えられないですね。


第3回、1937年。

優勝 ヤコフ・ザーク(ソ連)

ウクライナ生まれ。ペトロフやアファナシエフの師になったとのこと。


第4回、1949年。第二次世界大戦のために12年間が空いています。

優勝 ハリーナ・チェルニー=ステファンカ(ポーランド)ベラ・ダヴィドヴィチ(現在のアゼルバイジャン)

優勝者が二人。そして初めての女性優勝者になりました。

 

第5回、1955年。

優勝 アダム・ハラシェヴィチ(ポーランド)

アシュケナージをおさえて優勝しました。

日本人の田中希代子が10位に入賞しました。


第6回、1960年。

優勝 マウリッツォ・ポリーニ(イタリア)

ポリーニは18歳で満場一致で優勝したそうです。


第7回、1965年。

優勝 マルタ・アルゲリッチ(アルゼンチン)

この回で日本人の中村紘子が4位入賞をしています。

第8回、1970年。

優勝 ギャリック・オールソン(アメリカ)

オールソンは背丈が195㎝だそうです。この回で日本人の内田光子が第2位、ポーランドのピヨトル・パレチニが第3位になりました。

第9回、1975年。

優勝 クリスティアン・ツィメルマン(ポーランド)

18歳で優勝したツィメルマンは母国を熱狂させました。第2位はディーナ・ヨッフェでした。

第10回、1980年。

優勝 ダン・タイ・ソン(ベトナム)

アジア人として初めての優勝でした。

この回に、イーヴォ・ポゴレリチのスキャンダルがありました。第5位に海老彰子とエヴァ・ポヴウォッカが入賞しています。

第14回、2000年。

優勝 ユンデ・リィ(中国)


第15回、2005年。

優勝 ラファ・ブレハッチ(ポーランド)

マズルカ賞、ポロネーズ賞、コンチェルト賞、ソナタ賞も合わせて獲得しています。凄い!!


第17回、2015年。

優勝 チョ・ソンジン(韓国)

15歳で浜松ピアノコンクール優勝、17歳でチャイコフスキー・ピアノコンクール第3位、そして21歳で、ショパンコンクール優勝となりました。


第18回、2021年。

優勝 ブルース・リウ(カナダ)

コロナの世界的蔓延を受け、1年延長されての開催になりました。



11回1985年(スタニフラス・ブーニン優勝)12回1990年(優勝該当なし、ケヴィン・ケナー第2位)13回1995年(優勝該当なし、フィリップ・ジュジアーノとアレクセイ・スルタノフ第2位)16回2010年(ユリアンナ・アヴデーエワ優勝)の4枚のポスターを、私は撮り忘れてしまったのを、こうやって整理してみて初めて気付きました!


大ショック!


また、行ける機会を楽しみに!その時に残り4枚を必ず撮影してきまーす。