🎹出口比呂子ピアノ教室🎹
ぴあの広場


    

横浜市栄区のピアノ教室です。ひとりひとりの個性を大切に、基礎の大切さと、のびやかな音楽を目指しています。小さなお子様から音高音大受験まできめ細やかなレッスンを行います。ルンルン音符





上の写真は、ワルシャワの旧王宮の天井画です。あまりに全ての天井裏が美しく、上を見続け首をやられました。汗素晴らしかったなぁ。ラブ


もう、何回ワルシャワに行ったことだろうほっこり。20回いやそれ以上かもしれません。私がたまたまピアノを辞めずに続けて音大へ進み、大人になり、その影響もあってか娘達もピアノを習い、1人はワルシャワに勉強するために留学し、今、そのおかげで私もワルシャワで沢山のピアノ演奏を聴いて勉強ができて、ポーランド人の方々との沢山の素晴らしいご縁も頂けました。


私が小学生のあの時、ピアノを辞めていたら、全く違う人生になっていたのだろう、と思います。うーん



もみじチューリップ黄もみじチューリップ紫もみじチューリップピンクもみじ



あの時とは、確か小学校二年生くらい。近くの大学で教鞭を取っていらした男の先生でした。母が探して来た先生。大変熱心でいらして、先生のお宅でレッスンを受けると(確か、バイエルを練習中)ちょっと、間違えたり、外したりすると、手をパシッと叩かれました。大人が叩くから痛かった。毎回でしたので、いつも、パシッ!パシッ!そのうち小生意気な私「なぜ、私は毎週手を叩かれないとならないのだろう」とふっと思ってしまい「絶対にこれ以上、手を叩かれたくない!」と、思ってしまいました。本当にかわいくない子です。。。すみません!



あるレッスンの日、私は実行に移してしまいました。それは私の未熟な頭で考えた方法でした。


押入れにつかまって、踏ん張る。レッスンに行きなさい!と引っ張られても絶対に押入れのふちから手を離さない作戦。


親としばらく格闘したのち。諦めた親は、お品物を用意して先生に深くお詫びに出掛けたのでした。


あの時の、嬉しかったこと!やったー!これでもう叩かれないもんねー!先生、本当にすみませんでした。。



私は、その後、しばらく自由にピアノを弾く時代を謳歌し、仲の良い近所のお姉さんが行ってるピアノ教室に行きたい!と自分から言って、又、違うピアノ教室に通い始めました。



チューリップオレンジチューリップピンクチューリップ紫チューリップ赤チューリップ黄


今、考えれば赤面ものですが。

あれきり、辞めてしまわなくて本当に良かった!と今、この歳になり思います。


昔は、ピアノ教育の場で手を叩いたりすることは、今の時代より普通だったので、私が我慢が無い子だったのでしょう。


随分と前ですが、ピアノの有名な教育者である江崎光世先生が、ご自分の息子さんが嫌がるからピアノのレッスンを辞めさせたら、成人なさってから、息子さんに「小さい時に辞めたい、と言っても辞めさせないのが親じゃないか、何故、簡単に辞めさせたのか」みたいに言われたエピソードをお話しなさったのを伺いました。ドキドキ



今日、実は、1人の生徒さんのお母様から、ピアノを辞めさせたい、とのご相談があり、本当に久しぶりなご相談だったので、いろいろと考えてしまいました。真顔


決して、音楽の道に進まなくても全く構わない。それより、ひとつのことを続けて学ぶことで沢山の貴重な経験ができる。良い時もあれば、上手くいかない時もある。大人になれば、必ず、習わせてくれたお母様に感謝する日が来る。



まだまだ、私の説得は続きます。