出口比呂子ピアノ教室
ぴあの広場

横浜市栄区のピアノ教室です。ひとりひとりの個性を大切に、基礎の大切さと、のびやかな音楽を目指しています。小さなお子様から音高音大受験まできめ細やかなレッスンを行います。ルンルン音符​​


ジョセフ・レヴィーンの本は、私にとって大切な教科書のようなものです。中村紘子さんのジュリアード音楽院での師であったロシア人のレヴィーン夫妻。


あじさいチューリップ紫あじさいチューリップ赤あじさいチューリップオレンジあじさい


「頭を使わなず弾く勉強法は、生徒にとって莫大な時間の損失であるばかりで無く、(中略)彼らがそうなったのは生徒自身の責任ではないのだ。彼らは勉強の初めの段階で、全調のスケールとアルペジオを完全に弾けるようになるまでおさえてくれる意志の強い、忍耐力のある先生に恵まれなかったからだ。」


スケールとアルペジオの重要性についてはまだまだ続きます。文章は長いので中略しますが。


「普通、人はスケールの練習は体操のように指の筋肉を強めるのが目的だと思っている。無論それも確かであるが、筋肉を強めるには他にも良い練習はある。スケールの練習の本当の価値は、正しい指使いを身につけることで、どの調性の曲を弾いても自動的に正しい指使いを使えるようにすることだ。あとに曲が進んだ時、また初見で弾く時、生徒は何も考えずに合理的な指使いで弾ける。」


アルペジオについて。


「和声法の勉強も莫大な練習の時間の節約になる。生徒は和声の性格を知り、アルペジオの指使いを身につけると良い。なぜならば、アルペジオの指使いは大部分が和音の指使いに通じているからだ。勉強の初めの段階で、このような事項をしっかり教わらなかった為、基礎をやり直すことはないようにしたいものだ。」


本当に耳耳に痛い言葉が沢山続きます。




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当教室のレッスンでは、スケールとアルペジオは小さな生徒さんは進度に合わせて。進んだ生徒さんに必ず!頑張って貰っています。

スケールメニュー。

1️⃣ユニゾンのスケール長短全調。4オクターブ。

2️⃣右手3度上で全調。

3️⃣左手6度下で全調。

4️⃣ユニゾンの平行と解離を入れた全調。

アルペジオ。

1️⃣ユニゾンで4オクターブ。

2️⃣IVの和音を入れたユニゾン。


小さな生徒さんは、まず、1オクターブから、ゆっくりです。


そして、そのような基礎をしっかりやらなければ、

この本に書いてありますが、、勿論いろいろな課題はまだまだあります。


「生徒はまあまあと思うメカニズムを身につける前におじいさん、おばあさんになってしまう。」


と、はっきり述べられています。


浦島太郎‥‥怖い。本当にその通りですね!叫び



では、また。目