「ひよっこ」第89回~俺が好きなのは、谷田部みね子さんだよ | 日々のダダ漏れ

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日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc 日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪

「ひよっこ」 第89回
第15週 「恋、しちゃったのよ」
俺が好きなのは、谷田部みね子さんだよ

 

 

美代子) いがった…。あ…。

茂) おう、手紙が?

美代子) はい。

   みね子に返事を書いてました。

茂) そうが…ん?

美代子) これは、私だげに来ました。

   女だげの、秘密の話です。

茂) フフフフ…。ハハハハ!

 

**********

 

男性) ひょっとして、島谷の彼女か?

男性) そうなのか?

島谷) あぁ、俺の恋人だ。

男性) へえ~!

男性) そうなんだ?

島谷) 谷田部みね子さん。

みね子) 谷田部みね子です。

   よろしくお願いします。

男性) よろしく! えっ?

  見ない顔だけど、うちの大学?

みね子) あっ、いえ。

男性) えっ? じゃ、どこの大学?

みね子) あの…。

島谷) 彼女は、同じアパートに住んでる

  んだ。で、レストランで働いてる。ね?

みね子) はい。

男性) へぇ、そうなんだ。

男性) えっ? 何ていう店?

みね子) 赤坂の、あかね坂商店街にある、

   すずふり亭って洋食屋さんなんですけ

   ど、すんごくおいしいですよ。

男性) へぇ。洋食か…いいね。

みね子) お好きですか?

男性) うん。今度食べに行くよ。

  ビーフシチュー好きなんだ。

  あるでしょ?

みね子) はい、あります。

   是非いらして下さい。

男性) あ…じゃ…。

島谷) うん。

男性) じゃ。

島谷) 行こうか。

みね子) 島谷さん。

島谷) ん?

みね子) ありがとうございました。

島谷) えっ? 何が?

みね子) うれしかったから。

   恋人って紹介してくれて。

島谷) だってそうでしょ?

みね子) はい。

島谷) うん。

みね子) でも…。

   恥ずかしくなかったですか?

島谷) 何で?

みね子) 私みたいな人…。

   つまり、何て言うが、住む世界が違う

   って言うと、大げさだけど。あの、い

   や、だって、お友達が思ってたみたい

   に、ほら、大学生とかじゃないから。

   やっぱし、島谷さんみたいな人には、

   ふさわしい女の子が…。

島谷) 俺みたいな人って、どういう人?

みね子) どういうって…。

島谷) お金持ちの大学生?

みね子) まぁ、そういう…。

島谷) 金を持ってるのは俺じゃないよ。

  オヤジだよ。ここの学費を払ってる

  のも俺じゃない。俺はお金持ちの大学

  生っていう名前の人間じゃない。じゃ、

  みね子ちゃんは、行方不明になったお

  父さんのせいで東京に働きに来てる、

  かわいそうな女の子? 違うだろ?

  君は谷田部みね子だろ?

みね子) (頷く)

島谷) 俺が好きなのは、

  谷田部みね子さんだよ。

みね子) はい…。

島谷) じゃ、もう二度と言わない。

  今みたいなこと。約束だ。

みね子) はい。

島谷) じゃ、行こうか。

 

お父さん…。

私は、素敵な人を好きになりました。

そして、素敵な人に、

好きになってもらいました。

とっても幸せです。

でも、島谷さんが素敵すぎて、

何だか怖いです。幸せって…怖いです。

 

**********

 

(美代子からの手紙を読むみね子)

 

(美代子からの手紙) 

みね子様、お手紙、ありがとうございます。

恋の報告、お母ちゃんはうれしかったです。

みね子が東京に行ってから、何度も手紙を

もらいましたが、今までで、一番、うれしい

手紙でした。島谷さん、ともて素敵な男の人

ですね。会わなくても、みね子の手紙だけで

よぐ分かります。そんな素敵な人を好きにな

って、向こうからも好きになってもらえるな

んて、すばらしいことです。いろいろ不安に

なったりするだろうけど、自分の好きになっ

た人を信じることが…。

 

**********

 

(回想)

(手紙を書く手を止める美代子)

(実の写真に目をやる美代子)

 

**********

 

(美代子からの手紙)

自分の好きになった人を信じることが、一番

大事な気持ぢです。それは、自分を信じると

いうことだから。そして、精いっぱい、恋を

楽しんで下さい。みね子、あなたは、とても

可愛らしい、素敵な女の子です。自分に、自

信を持ってね。

 

(稲刈りの時の写真を見て微笑むみね子)

 

**********

 

時子) ただいまぁ。

みね子) お帰り!

時子) どうだった? デート。

  大丈夫だった?

みね子) うん! 楽しかったよ。

時子) そっか。

みね子) もう、遅いよ! 待ってたんだよ。

   あんたに話したくて。

時子) そうなの?

みね子) フフフ! ねえ、聞いて聞いて。

時子) はいはい。

  わがりました、わがりました。

  で、どうだったの?

みね子) それがさ、ちょっと聞いて。

時子) アパートの人には話したの?

  早苗さんとか。

みね子) うん。

時子) えっ?

みね子) いや、だって、遅いがら悪いん

   でしょ。帰ってきてすぐに早苗さんに

   つかまっちまったよ。

時子) そっか。で、どうだったの?

  東京タワー。

みね子) それがさ…。

 

**********

 

(階段の途中の島谷)

島谷) わっ! どうしたんですか?

早苗) その高さは大丈夫なのか?

島谷) は? 何が?

早苗) だって…なぁ?

祐二) はい。大丈夫ですけ? 壁やら、手す

  りやら、つかまった方がいいですちゃ。

島谷) ん?

啓輔) 2階は大丈夫ですけ? 怖ないがけ?

島谷) あ~。

早苗) もしあれだったら、

  替わろうか? 部屋。

島谷) 大丈夫です。

みね子の声) 高いとこ苦手だったの!

島谷) わっ!

(階段から落ちる音)

祐二) 大丈夫ですけ?

島谷) 大丈夫です!

 

**********

 

みね子) 展望台に行ったのね、2人で。

   で、パッて横見たら、島谷さんが、

   隅っこの方で、ずっと、こうやって立

   ってるの。何か変だな、どうしたん

   だろうなと思って。話しかけても何

   か、「うん、うん」って、ずっと前だ

   け向いてしゃべってて。「みね子さ

   ん、見てきたら。僕はここにいるか

   ら」。「えっ? 赤坂も見えたし海もあ

   るし、すごいですよ」って。「島谷さ

   ~ん!」って、言ったら、「僕はここ

   にいるから、みね子ちゃん見てきた

   ら?」って。

 

**********

 

(声を聞きながら、階段の下で

 紅茶を飲んでいる早苗)

富) いいわね、女が笑ってるのは。

早苗) そうですね。

富) 何がそんなに、おかしいんだろ。

早苗) あれ? 聞いてないですか?

富) 聞いてないわ。

早苗) ふ~ん。実はですね、みね子

  さんと島谷君が、おつきあいを始めまし

  て。で、今日初デートだったんですよ。

 

**********

 

秀俊) みね子ちゃんのことだろ?

島谷) 聞いてた?

秀俊) いや、聞いてはいないけど、何か、

  ここんとこ働いてるの見てて、いいこと

  あったんだろうなって思ってたから。

  …で、恋人になったってこと?

島谷) うん。

秀俊) へぇ、そうか。「おめでとう」って

  言うのか? こういう時。

島谷) どうかな…。

2人) アハハ!

島谷) でも、ありがとう。

秀俊) うん

邦子) はいどうぞ。

島谷) ありがとうございます。

秀俊) 乾杯。

島谷) うん。

 

**********

 

みね子) すごい素敵な人だなって思って。

   何て優しい人なんだろうって。

   そこでも思ったのね。

   で、いろんなお話をして…。

 

**********

 

秀俊) いいやつだよ、あの子は。

島谷) うん。

秀俊) いいやつだ。好きなんだ?

  当たり前か! そりゃそうだよな。

  恋人なんだもんな。

島谷) あぁ、好きだ。

秀俊) 相変わらず

  ストレート勝負なやつだな。

島谷) そうか?

秀俊) あぁ。月並みな言い方だけど、 

  哀しい思いとか、させるなよ。

島谷) うん。

秀俊) 職場の仲間としてのお願いだ。

  頼むな。

島谷) うん。

秀俊) うん。

 

**********

 

ヤスハル) ♪あんこづくりは~あんこづくりは

   ああん ああん ああん あん 勘…

鈴子) お父さんが大好きなんだね。

ヤスハル) えっ?

鈴子) あんみつ4つね。

みね子) お願いしま~す。

 

**********

 

安江・高子) え~!

鈴子) あらまぁ。

みね子) そういうことなんです。何か恥

   ずかしいな。でも、あの、皆さんに

   は、ちゃんと、話しておきたくて。

鈴子) あ~そうか。みね子が恋ねえ。

安江) いい男だもんねえ、島谷君。

高子) うん。素敵だよねえ。

安江) ね~。

みね子) はい、そうなんです!

高子・安江) ん?

みね子) ごめんなさい。

(笑い声)

鈴子) そうか…初めての恋人か。

みね子) はい。

鈴子) 楽しいよね、恋はね。

  でもさ、みね子。

みね子) はい?

鈴子) 大丈夫なの?

みね子) ん?

 

**********

 

富) 島谷君。

島谷) はい。

富) ちょっと、話せるかしら? 時間ある?

島谷) はい。

富) どうぞ。

島谷) はい。


**********

「島谷の彼女か?」の問いに対する答えは、

「あぁ、俺の恋人だ」。俺の…恋人…俺の…

 

島谷君は、普段は「僕」ちゃんだけど、素に

なると、「俺」さまになるようで。ちょっと

熱くなった彼は、ずっと、俺モードだった。


お金持ちの大学生、という名前の男の子は

いない。行方不明になったお父さんのせい

で東京に働きに来てるかわいそうな女の子、

という名前の女の子も。その人を説明する

言葉であっても、その人そのものではない。

 

真面目でちょっと理屈っぽい高所恐怖症の

男の子と、そこそこ可愛くて、働き者で、お

しゃべりな女の子。島谷純一郎と、みね子。

好きになるのに「ふさわしいかどうか」は関

係ない。恋は自由。好きになるのは、自由。

自由だけど…恋に限る。結婚は別…という

のもまた、現実だったりする。大丈夫なの?

と聞く鈴子。さっそく島谷に事情聴取しよう

とする富さん。忘れちゃいけない。富さんは

島谷の実家とつながってる人だからね~。

 

そして、ついに見えてきたヒデくんの想い?

こういう、さりげない想いに弱いんだよね。

あぁやっぱりねと思いつつ、切なさに萌え。

ある意味やっと、島谷との恋バナより萌え

る恋バナ要素が見えてきたというか。フフ。

島谷とみね子が順調すぎて、実はイマイチ

キュンとしなかったのよね。なんというか…

ドラマ的な盛り上がりにかけるというか、恋

に落ちた感に欠けるというか…。初恋はそ

れでいいのかもしれないけれど(酷いw)。

 

とっても幸せです。
でも、島谷さんが素敵すぎて、
何だか怖いです。

幸せって…怖いです。

 

何でも、すぎるのは怖い。素敵すぎるのも

幸せすぎるのも、すぎるのは怖いよね…。

そしておそらく…その予感は当たるから…。

 

それにしても…せっかくの胸キュンが、みね

子がみね子らしい、実に普通の女の子っぷ

りのおかげで半減してしまった。しゃべりす

ぎだよ、みね子! しゃべりすぎて、怖いよ!

素敵すぎて怖いとか言ってる場合じゃない。

何でも皆にしゃべりすぎるあんたこそ怖い。

秘密を秘密にしておけない女…ヤバいよ!

 

願わくば島谷君が、その手の女の子をカワ

イイと思えるタイプでありますように…。私

が彼だったら無理かも…。頑張れ、みね子。


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