「半分、青い」第24回~就職祝いの会と秋風羽織のトークショー | 日々のダダ漏れ

日々のダダ漏れ

日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc 日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪

「半分、青い」 第24
第4週 「夢見たい!」
就職祝いの会と秋風羽織のトークショー

 

 

和子) あっ、見て弥一さん。
 秋風羽織、顔出ししてる。
弥一) 男やったんか…。
和子) 結構いってるよね、これ
 でもハンサム
弥一) 名古屋まで来るんか。
 和子さん、行ってきたら?
和子) サイン会か…。

 

**********

 

<つくし食堂>

(五平餅を出す晴)

晴) この度は、

 ありがとうございました。

西村) 仙吉さんの頼みや。断れつか。

 農協やで、野菜の販売なんかもある

 けど、娘さんにはほういう所に出て

 もらう事ないで。

晴) 本当ですか? 

 あの子、片耳あれなんで、どっから

 呼ばれてるかまるっきり分からんく

 て。接客業は無理やと思っとって。

西村) 大丈夫や。まあ鈴愛さんには、

 裏方よ。事務系でもやってもらおう

 かしらんと思っとるで。みんなにも、

 ほうやって言っとくで、ええわ。

晴) ありがとうございます。あの、

 うちのおじいちゃんが頼んだ事は、

 ないしょに。

西村) 当ったり前っちゅう事よ。そん 

 な無粋な事はしやへんでええわ。

晴) すいません。

西村) うまいわ。

 

**********

 

晴) この度は…。

晴・宇太郎) ありがとうございました。

仙吉) いやいやいや、俺は何も。

宇太郎) いや、じいちゃんの、旧制中学

 校時代のギター部の後輩が西村さん

 やなかったら、農協なんか受からん。

仙吉) いやそんな事ないぞ。

 鈴愛はええ子やもん。ほやな、

 鈴愛は就職も決まった事やし、

 どやろ? みんなで、お祝いでもするか。

晴) お祝い?

仙吉) うん。

 たまには、腕を振るったるわ。本気出

 したらまだ、宇太郎には、負けへん。

晴) ええね、それ! いつやるかね?

 

**********

 

(仮縫いのスーツを着ている鈴愛)

幸子) ね~ここちょ~っと

 詰めたら、違う。

鈴愛) 本当だ!

晴) ああっ、あんた、危ない!

幸子) ええね、鈴愛ちゃん。

 オーダーメードで作ってもらえて。

 似合うわ~。美人さんや。

 農協行くの楽しくなるね。

晴) 幸子さん、この子の就職祝の会

 来てちょ~よ。ゴロちゃんと。

幸子) 来させてもらうよ。ありがと。

鈴愛) でもお母ちゃん…

 (小声で)こういうの高いんやないの?

幸子) まけとくよ、就職祝い。

 

**********

 

<数日後>

仙吉) 鈴愛、就職おめでとう! 乾杯!

一同) 乾杯~!

 

その日は、親戚やら、友達やら

たくさんの人が集まってくれて…

 

貴美香) 私、岡田医院の貴美香

 です。鈴愛ちゃんと律君は…。

律) 貴美香先生! その話、やめよ。

貴美香) あっ、ほう?

 

まっ、自己紹介が、

最後まで回る頃には、

最初の方を忘れてしまって、

誰が誰だか分からなくなるのですが、

このふくろう商店街に、

鈴愛にゆかりがある人である事は、

間違いありません。

よかったね、鈴愛。

 

宇太郎) さて、それではここで、

 センキチ・アンド・ジジーズ。

鈴愛) ジジーズ?

仙吉) は~い!

 え~今日の日のために生まれた

 グループです! え~そして、

 ふくろう会男子のご協力を頂き…

 ありがとうございます。

 鈴愛が生まれた1971年と、同じ

 年に生まれたヒット曲、やります。

(拍手)

仙吉&ジジーズ) ♪命かけてと 

 誓った日から すてきな想い出

 残してきたのに

 あの時 同じ花を見て

 美しいといったふたりの

 心と心が今は かよわない

 あの素晴らしい愛をもう一度

 あの素晴らしい愛をもう一度

 (間奏)

 ♪赤とんぼの歌を歌った空は

 何にもかわっていないけれど

 あの時ずっと夕焼けを

 追いかけて行った2人の

 心と心が今は かよわない

 あの素晴らしい愛をもう一度

 あの素晴らしい愛をもう一度

 

(涙ぐむ鈴愛、晴、宇太郎)

(拍手)

 

**********

 

律) これ、就職試験合格祝い。

鈴愛) ん?

律) 秋風羽織トークショーのチケット。

鈴愛) ふぎょぎょ! これが

 秋風羽織…。おっさんやん。

律) 和子さんが新聞で見つけて

 抽選だったんだけど、当たった。

鈴愛) こんな感じか…。

 この写真じゃよう分からんけど。

 律も行くよね?

律) うん。ほんならな。

鈴愛) 律!

律) ん?

鈴愛) 忘れんなよ!

律) 何を?

鈴愛) 京都行っても。

律) ♪赤とんぼの歌を歌った空は~

鈴愛) 何で歌う!

 

**********

 

<秋風羽織トークショー>

(ステージで水を飲む秋風)

司会) あっ、何か…。

秋風) 冷たい…。

司会) え?

秋風) 水は、常温でと、言いました。

司会) すいません、早く。

 では次の質問に…。「いつもポケット

 にショパン」なんですが、これも爆発

 的なヒットとなり、これで先生の作品

 は、累計5000万部を超えました。

 その時のお気持ちなど…。

秋風) 別に。

司会) そ…そうですよね。漫画家の方

 たちは売り上げではなくて、どう自己

 表現をされるか、それに尽きるかと…。

秋風) 漫画家の方たち…?

司会) 何か?

秋風) 漫画の方たちにも、いろいろ

 いましょう。アヒルの子の中には、

 白鳥もいるでしょう。

 私は、みにくいアヒルの子。

司会) えっと…。

 

**********

 

鈴愛) どういう意味?

律) たぶん…俺をそこらへんの雑魚

 の漫画家と十把一絡げにするなと。

 

**********

 

小杉) ああ…なんて息のつまるトーク

 ショーなんだ。菱本さん、秋風先生、

 なぜ急に顔出ししてこんなこと。あの

 キャラクター、損はあっても得はない

 かと。

菱本) 失礼ね。

 秋風は、自分のファンに、直接会って

 みたくなったのよ。生きてるうちに。

 

**********

 

司会) それでは、ひと言で言って、

 先生にとって漫画とは何ですか?

秋風) 言いたくない。

 ひと言で言えるようなものなら、

 私が命をささげる訳がない。

 君とは会話が成立しない。

 失礼する。

(足を止め、客席に顔を向ける秋風)

秋風) つまらない話を聞かせて、申し

 訳なかった。作品では、裏切らない。

 また、作品の中で、お会いしましょう。

 それが私の、真実の言葉です。

(拍手)

(ステージから消える秋風を見て、猛ダ

 ッシュで客席から飛び出していく鈴愛)

 

**********

 

<廊下>

鈴愛) 秋風羽織先生!

 あの…これ。

(紙袋を突き出す鈴愛)

鈴愛) 差し入れです。

秋風) どうも。

(紙袋を受け取り、去っていく秋風)

律) 鈴愛。

鈴愛) カッコイイ…。

 お父ちゃんとは違う。

 

**********

 

<控室>

菱本) お帰りなさいませ。

秋風) お茶を下さい。

菱本) はい。

 先生ご愛飲の京都宇治の手もみ

 玉露を持参しました。今いれてます。

(紙袋から包みを取り出す秋風)

(中にはパックに入った五平餅)

菱本) どうぞ。

(五平餅をかじる秋風)

秋風) うっま!

 これは、真実の食べ物だ。

 菱本君。

菱本) はい。

秋風) すぐロビーに出て、

 少女を捜してきたまえ。

菱本) 少女とは?

秋風) これをくれた少女だ。

 こう…何か田舎くさい、

 いまひとつ垢抜けない、

 髪が、この辺りまでの…。

菱本) それだけの情報ですと…。

秋風) いいから早く!

 

**********

 

<ロビー>

菱本) すみません! すみません!

 お客様の中で、秋風に今、何か、

 俵型した、串に刺してあってこう…、

 たれがツブツブしてて、みたらし

 団子の親戚のようなものを、あの、

 秋風に、今渡して下さった方、

 いらっしゃいませんか!?

男性) 五平餅だ。

男性) 五平餅だよ。

鈴愛) あ…はい!

 

**********

 

<控室>

秋風) ああ…さっきの。

鈴愛) 楡野、鈴愛です!

秋風) 秋風、羽織です。

律) 萩尾律です。

秋風) なぜ君が名乗るんだ?

律) 何となく。

 

**********
 

農協の面接官のおじさんに西村という

役名が付いていたのが気になってい

たのだけれど…仙吉さんの後輩設定、

出来レースのコネ入社だったのね…。

それはまあいいとして、そうとは知らず

に、鈴愛が仙吉の好意を無駄にしてし

まうことになるのかと思うと、ちょっと切

ない。でもねえ、夢を見つけてしまった

ら、自分に嘘はつけなくなるからね…。

 

子供時代の鈴愛と律が、心と心を通い

合わせていたシーンをバックに歌われ

る歌が、ヒット曲とはいえ、歌詞がね…

不吉だよね~。不安をあおるよね~w

 

あの時 同じ花を見て
美しいといったふたりの
心と心が今は かよわない

あの時ずっと夕焼けを
追いかけて行った2人の
心と心が今は かよわない

 

いやいやいや…鈴愛と律は大丈夫…

なはず! そんな風に思える時もある

かもしれないけれど、大丈夫だから!

何というか、子供時代のシーンは宝物

だね。視聴者にとっても大切な思い出。

あの時のあの子たちを思うと、鈴愛と

律を、ずっと応援したいと思うもの~!

 

強烈な個性を醸し出す秋風羽織。みう

らじゅんにしか見えないのは、キャラと

して正解なのかちょっと気になるところ。

(あ…私は好きだけどね、秋風羽織♪)

 

<お知らせ>

GW中は「半分、青い」の記事はお休み

となります。代わりに、「カーネーション」

の記事をアップしていく予定です。GW

明けに、「半分、青い」の記事は随時ア

ップしていきますので、お待ちください。

 


「半分、青い」関連ブログはこちらから↓
「半分、青い」関連ブログリスト
「朝ドラ」関連ブログリスト

●「半分、青い」HP

 

ランキングに参加しています。
ポチっとしていただけると、嬉しいです♪
にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへ
にほんブログ村
にほんブログ村 テレビブログへ
にほんブログ村