「ひまわり」(再放送)第4章 二兎を追うもの一兎も得ず?(第43~48回) | 日々のダダ漏れ

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「ひまわり」 (再放送)

第4章 二兎を追うもの一兎も得ず?

(第43~48回)

 

 

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第43回

 

薫乃) 「仕事仕事」って外に出て働くのだけ

 が仕事のように思ってるけれど、子供を育

 てて家庭を守るのも立派な仕事なのよ。

のぞみ) 分かってますよ。私もいつかは、

 子供産みたいと思ってるし。

薫乃) 24にもなって司法試験だ弁護士だ

 なんて言ってたらそんなこと無理よ。

のぞみ) そうかなあ?

薫乃) かわいいのよ~。

のぞみ) えっ?

薫乃) 子供。フワフワしたほっぺをつっつい

 てごらんなさ~い。1日中飽きないわよ。

 弁護士の仕事にだって負けないわ。

うらら) 分かっけっども、なにも今日言うこと

 ねえべよ。明日は、試験なんだぞい。

薫乃) 分かってますよ。だからこそこうやっ

 て、トンカツを揚げたんじゃありませんか。

 でもね…何だか弁護士弁護士って髪の毛

 振り乱して勉強してるのぞみが、女として

 幸せになれるのかと思って…。このまんま

 じゃ純ちゃんとも、うまくいかなくなるんじゃ

 ないかと思ってね。

のぞみ) だから、大丈夫だって。試験は

 自信ないけど…そっちは自信あるもん。

薫乃) 甘い! 試験はね、頑張ればなんと

 かなるでしょうけど、人の心というのはね、

 頑張ったって、どうにかなるもんじゃない

 のよ。ううん…。頑張れば頑張るほど、お

 かしくなるものなのよ。

うらら) まあ、駄目になったら駄目になった

 んでしかたねえんでねえの。のぞみだら、

 ほかになんぼでもいい人いんだから。

 

 

**********

 

第44回

 

徹) すみません。ウソついてました。

真理子) ウソ?

徹) 俺…家出中なんですよ。女房、子供2人、

 それに、おふくろ残して、家出中なんです。

真理子) そうだったの…。じゃあ3年前から?

徹) いえ…。20年。

真理子) えっ…20年!?

徹) はい…。

真理子) 「はい」っ…奥さんまだ

 待ってるっていうの?

徹) はい…。

真理子) 帰んなさいよ! 私には到底分からな

 いわ。そんな、20年も家出した人の気持ちも

 待ってる人の気持ちも。聞かなきゃよかった。

 こんな分かんない話。

徹) すいませんでした。

真理子) 帰んなさいよ! 待ってる人が

 いるんだったら、帰るべきよ!

 

のぞみ) じゃあ、星野さんは

 何が欲しいんですか?

星野) ひまわりバッジ。

のぞみ) 「ひまわりバッジ」って、弁護士の?

星野) そう。俺が欲しいのは弁護士って職。

 今はそれしか欲しくない。


**********


第45回


葵) でも…通ると思えないわね。

優) えっ?

葵) 今ののぞみ見てたら。

のぞみ) 葵…。

葵) 何だか中途半端なんだもん。

 適当に恋愛してて、適当に家族も大事に

 して、適当に友達とも仲よくして、それで

 適当に司法試験受けてって感じ…。

のぞみ) そんなことないわよ。

 これでも必死で勉強したのよ。

葵) でも何にも捨ててないじゃない。

 何か捨てなきゃ、新しいものなんて

 手に入らないんじゃないのかなあ…。

 正直に言っただけ…友達だから。

のぞみ) うん…。

純一郎) どうか、したの? 葵ちゃん。

葵) 別に。ちょっと彼氏と別れただけ。

のぞみ) えっ、別れちゃったの!?

葵) うん。あいつ嫌なんだってさ。

 仕事に血道上げてる女。幻滅よね。

優) それは理解がないねえ。

葵) いいの! 私、結婚する気なかったし。

純一郎) まあさ、事情は分かんないけど

 こういう時はパッとやろう。ほら…。

 

赤松) 君だって怒らなかったじゃないか。

 あの時、許すと言ったじゃないか。

 あいつを許すと言ったじゃないか。

 君が怒ってたら、あいつだって出て

 いかなかったかもしれないんだぞ。

あづさ) 私のせいだって言うの?

赤松) いやそうは言ってないよ。

 俺たちは怒らなかった者同士だって

 言ってるんだ。君だって、分かってた

 はずだ。あの時俺は、君に…。

あづさ) やめて。私たち、もう二十歳の

 子供じゃないわ。大人になったのよ。

赤松) 大人か…。

 いつそうなったって感じだよなあ。

あづさ) でも…なったの。

赤松) だったらそんなかっこつけてないで

 出かけていって、むしゃぶりつきゃいいだ

 ろう。居場所分かってんだろう? 

 明日にでも行って、「あなた帰ってきて。

 そして今すぐ私を抱いて」ってそう言や

 あいいじゃないか。

あづさ) 自信がないのよ。

 自分の気持ちに自信がないの。

 正直言うわ。私、あなたの気持ちも

 感じてた。揺れたわ。あ~あなたを

 好きになって揺れたんじゃない。

 学生結婚して、二十歳で子供産んで、

 人生を選べなかったことに揺れたの。

 言ってしまえば、もっとほかに、いい

 男の人がいたんじゃないかしら、もっ

 といい人生があったんじゃないかしら

 って思ったの。勝手だけど…。

赤松) 君だってあいつが好きだったんだ

 ろう? だから20年も待ったんだろう?

あづさ) あの人が私を好きだったのよ。

 あの人はね、似合いもしないのに、

 デモなんかにかぶれて、結局、大学も

 卒業できなくて、就職も決まらなくて、

 あげくに、佳子とあんなことになっちゃ

 ったけど…でも、私のことすごく愛して

 たの。分かるの。本気で愛してくれた

 人は、忘れられないのよ。だから、私

 は待つことで、「あの人を、私も愛して

 る」って、言いたかったの。

赤松) だったら…今すぐ迎えに行って、

 そう言えばいいじゃないか。

あづさ) でも、あの人が戻ってきて、

 私の信じてたものが、幻…だって

 分かったら、やり直す自信ないわ。

赤松) そりゃあまたその時になったら

 考えりゃいいことだよ。そんな完璧な

 んて…傷つかない生活なんて、ない

 んだぞ。

あづさ) 無責任なこ言わないで!

 もしそんなことになったら私この20年

 が何だったのかと思って、すっごい

 落ち込むわ! もう若くないもの!

赤松) 分かってる!

あづさ) はあ…ごめんなさい。

 あ~私…やっぱり誰かに突っかかり

 たかったみたい…。今まで…誰も言

 う人がいなかったの。だから…。

 嫌ね~。あ~本当嫌! アハハ。

 失礼するわ。じゃあ…。

赤松) また…突っかかりに来いよ。

 

**********

 

第46回


星野) 君のお姉さん、人の心を救う

 仕事がしたいんだってな?
達也) フッ、よく言えるよな。あんな
 大げさなこと。
星野) 俺もそうさ。
達也) えっ? あんたもそんなかっこ

 いいこと言っちゃうわけ!?
星野) ただし、俺の場合の「人」っていう

 のは、「たくさんの人」って意味じゃない。
 たった一人の人の心が救いたいんだ。
達也) たった一人? 誰なの?
星野) 親父(おやじ)。
達也) 親父さん?
星野) つまんないことで、警察に捕まって
 有罪が確定した。でも実際はやってない。
 こないだの君と一緒。他人にハメられた。
達也) だから、あんたが弁護士になって?
星野) そう…。何としても再審を申し立て
 たい。無理なら、何らかの方法で名誉を
 回復したい。
達也) へえ…。
星野) 姉貴に言うなよ。
達也) えっ?
星野) 今どきこんな暗い話人に話せるかよ。
 君はたまたま同じ目に遭ったと知ってる
 から言ったんだ。
赤松) いいじゃねえか。暗くたってよ。なあ?
 世の中、そんなみんなが、いっぱい幸せっ

 てわけでもないんだよ。
達也) うん。
赤松) 嫌なこと、しんどいこと、見ないよう
 にしてるだけなんだよ。暗いダサいって、

 それをみんな切り捨てて、深追いしない

 だけだ。そんなことしてたら、どんどん

 どんどん鈍感になっちまうぞ。

のぞみ) 何怒ってるの? 短気ね。
純一郎) そうだよ。俺は短気だよ。
 気が短いんだよ。
 だから…やめたやめた。やめだ!
のぞみ) 何を?
純一郎) 待つのなんかもうやめたよ!
のぞみ) えっ?
純一郎) そうだよ。俺はな、女王様の
 お帰りを待つ犬じゃないんだよ。
 試験やめるか、この俺と別れるか、
 どっちかにしろ!
のぞみ) 何言ってるの?
純一郎) どっちにすんだよ!?
 弁護士って仕事か? この俺か? えっ?
のぞみ) そんなの…
 弁護士に決まってるじゃない!

(お金を置く純一郎)
のぞみ) 純ちゃん!
純一郎) さようなら!
のぞみ) 何よ…最低!
屋台主) 今のは、あんたが悪いな。
のぞみ) えっ?
屋台主) あれじゃ、男が怒るの当たり前。
のぞみ) ごちそうさま!


意地だ、誇りだ、ジェラシーだ。
いろんなものが一気に噴き出して、
思わぬパンチを食らった

のぞみ嬢ちゃんでありましたが、

このパンチ…ジワジワと、

後で効いてきたのであります。
 

**********


第47回
 

赤松) 本気じゃないんだよ。

 弁護士になりたいっていう気持ちも、そいつ

 を好きだっていう気持ちも…。本気なら何を

 言われても、「違う」って思うもんだ。向かっ

 ていくもんだ。もう一度、考え直せ。本当に

 弁護士になりたいのか、本当に結婚をした

 いのか…。少し自分を疑え!

のぞみ) はい。

 

純一郎) 分かってねえなあ…。

 本当にお前分かってないな!

 今のお前は、愛情とか、気持ちをないが

 しろにしすぎるんだよ。そこが嫌なんだよ。

 分かるかよ? 俺をないがしろにしすぎる

 って怒ってるんじゃないぞ。自分の夢以外

 のもん、後回しにできるお前についていけ

 ないって言ってんだよ。駄目だよもう…。

のぞみ) 駄目って?

純一郎) もう俺たち…

 どっちにも行けないよ。

のぞみ) どういう意味?

純一郎) それくらい考えろよ。

 すげえ勉強する頭あんだからよ…。

 ああ嫌だ! あ~一番言いたくない

 こと言ってるよ!

のぞみ) 純ちゃん…。

純一郎) 好き…だったよ。

 大学の時のノリで、いっつもおちゃらけて

 きたけど、俺…本当にお前のこと…好き

 だったよ。明るくて、めげなくて、どっか

 抜けてて、でかくて不器用で…すぐびっ 

 くりして、よく泣いて、本当…全部好きだ

 ったよ。今だって好きだよ。

 でも…何かもう、駄目だよ。

 じゃあ…会社、仕事あるから。

 司法試験…来年は頑張れよ。

 これ、皮肉じゃないぜ。

のぞみ) 待って!

(立ち去る純一郎)

 

**********

 

第48回

 

徹) 俺…俺帰りたいんだよ。

赤松) じゃあ、帰れ。

 勝手に帰りゃいいじゃないか。

 俺に何をしろって言うんだ。

徹) 俺…。帰ってもいいもんかな?

赤松) 何言ってるんだ。

徹) 見てほしかったんだお前に…。

赤松) 見る? 何を?

徹) 俺が、家に帰ってもいい人間か

 どうか…見てほしかったんだよ。

赤松) ひどい面だ。何の反省もしてない面…。

 ただ年を取っただけ。深みも、厚みも全くない。

 軽薄で、無責任にまみれた面だ。でも帰れ。

 その無責任な面で帰れよ。…で、女房や、

 娘や息子に、軽蔑され、罵倒されろ!

 それが、「帰る」っていうことだ。

 

あづさ) じゃあ、関口君は失っていいの?

 勝手ね。あなた、結局、本気で関口君を

 好きになれなかったのよ。はあ…そんな

 人に、人の心が救えるのかしら?

のぞみ) お母さんはどうなの!?

あづさ) えっ?

のぞみ) お母さん…本当にお父さんに

 戻ってきてほしいの?

あづさ) 何言ってんの? あなた。

のぞみ) お母さん冷たい…。「20年待った

 待った」って言ってるけど、ほかに好きな

 人がいなかったから待ってただけじゃな

 い。本当に、本当に戻ってきてほしかっ

 たら、すぐにだって迎えに行くはずだわ!

あづさ) 何も知らないのに何言ってんの。

のぞみ) 知らなくて当たり前でしょ?

 いないんだもの。お父さん覚えてないん

 だもの。どうして行かないの? いる所が

 分かってるのに、じっとしてるなんて、

 私全然分からない! お母さん怖いのね。

 お父さんが「帰りたくない」って言うのが

 怖いのよ。拒否されるのが怖いなんて

 本物じゃないわ。お母さんこそ、本当に

 お父さんを愛してないのよ。

あづさ) いいかげんにしなさい。

のぞみ) 私が本当に、純ちゃんを好きにな

 れなかったって言うんだったら、それはお

 母さんのせいよ! お母さんに似たのよ!

あづさ) 弁護士なんてやめなさい!

 自分の足りないの、人のせいにするよう

 な人、弁護士になる資格なんてないわ。

 今すぐやめなさい。

のぞみ) 嫌よ! 嫌! せっかくやりたいこと

 自分で見つけたのよ。

あづさ) なにが「自分で見つけたのよ」よ。

 親に養ってもらって、ご飯作ってもらって

 下着の洗濯までしてもらってなにが「自

 分」!? そんなに「自分自分」って言う

 んならうち出て一人で、自分で、何から

 何までやりなさい!

 

**********

 

弁護士か俺か…。ついに言ってしまう純一郎。

やっぱりね~そうなるよね~。うん、でもこうい

うのは早いほうがいい。無理を続けるのは、お

互いによくないしね。頑張ったほうだよ純一郎。

 

なにが「自分で見つけたのよ」よ。
親に養ってもらって、ご飯作ってもらって
下着の洗濯までしてもらってなにが「自
分」!? そんなに「自分自分」って言う
んならうち出て一人で、自分で、何から
何までやりなさい!

 

この状況、男女ともにいっぱいいるだろうなあ。

ホント、そのとおりなんだけどね。のぞみは甘

えすぎ。でも、そういう甘さから目が覚めて成

長していくのもヒロインだから。頑張れのぞみ。
 

 

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