「らんまん」第117回~第24週「ツチトリモチ」 | 日々のダダ漏れ

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らんまん 第117
第24週「ツチトリモチ」

 

 

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竹雄と綾が屋台を始め、

5年がたちました。

 

藤丸は、波多野の研究室に

居候しながら、酒の研究を

進めていました。

 

**********

 

藤丸) 今は、農科大学に居候させて

 もらって、研究しています。酒の中

 の菌を突き止めるために。

竹雄) 菌を突き止める?

藤丸) はい。まず、海外の文献から

 調べてみたら、フランスの学者が、

 アルコール発酵が、酵母菌による

 ものだと発表していたんです。

竹雄) 酵母菌・・・。

藤丸) それがきっかけで・・・。

 あっ・・・ビールを造るためには、

 ビール酵母という酵母菌が

 働くと突き止められた。

万太郎) そして問題は、日本酒じゃ。

藤丸) うん。

 ビール酵母がいるように、日本酒

 にも、日本酒だけを造る清酒酵母

 がいるのか。

綾) 清酒酵母・・・。

藤丸) その結論は、日本の学者が

 突き止めました。清酒酵母は実在

 する。日本酒のもろみから、清酒

 酵母を分離する実験に成功して、

 ようやく証明されたんです。

竹雄) あ・・・。

藤丸) ついに、農科大学に醸造の

 教授が誕生したんですよ。

万太郎) ずっと、留学に出ちょった方

 じゃ。ドイツからお戻りになられた。

藤丸) 俺、正式な学生ではありません

 が、その教授にも教えを請います。

 万さんのように突撃して。

万太郎) フフフ・・・。

藤丸) 醸造の研究、これからは

 飛躍的に進むはずです。

綾) ありがとうございます。

 もう・・・胸がいっぱいですき。

 峰乃月を造りよったのは・・・

 この清酒酵母ながじゃね。

万太郎) うん。そうじゃのう姉ちゃん。

 これまで、酒は、蔵の神さんが造ると

 いわれてきた。それは、受け継がれ

 てきた蔵の隅々に、その清酒酵母が、

 住んじょったからじゃろう。

藤丸) つまり、その清酒酵母をちゃんと

 培養して、腐造や火落ちを起こす菌を

 あらかじめ取り除いておけば、いい酒

 が造れるんです。

万太郎) この先、根拠のない迷信は、

 消えうせていく。もう、おなごが、蔵に

 立ち入ったらいかんゆうて・・・そんな

 こと、誰にも言わせん。

 

**********

 

(涙が止まらない綾)

(綾の手を握りしめる竹雄)

(藤丸を見る万太郎)

万太郎) ありがとのう。

竹雄) 藤丸さん・・・

 ありがとうございます。

綾) 本当に、

 ありがとうございます。

 

**********

 

万太郎) 何もかも、

 藤丸のおかげじゃ。

 ホンマにありがとう。

藤丸) やめてよもう・・・。

 そんなこと言われると、

 照れちゃう。

万太郎) フッ。

藤丸) じゃあ俺、

 農科大行ってくるね。

万太郎) うん。

藤丸) うん。

万太郎) みんなあ・・・

 進みゆうのう・・・。

 

**********

 

(荷物に同封された手紙)

万太郎) みながた・・・

 みなか・・・南方(みなかた)? 

 熊楠(くまぐす)さん。

虎鉄) はい。

万太郎) 初めてのお方じゃ。

 おっ・・・。

(長い長い長~い巻紙)

万太郎) おっ・・・。ほう~!

虎鉄) おっ・・・おおっ!

万太郎) ほとばしっちゅうのう!

虎鉄) はい・・・。

(細かい文字がびっしり)

万太郎) 外国の周遊から14年・・・

 日本に戻ってきたと。

虎鉄) えっ!? 14年ぶりに?

万太郎) サンフランシスコからキューバ、

 またニューヨーク、最後はロンドンと。

 大英博物館で学んだそうじゃ。

虎鉄) そんな日本人が、

 おったがですか・・・。

万太郎) ああ・・・明治26年には、

 「ネイチャー」に最初の論文が

 掲載されちゅうと。

虎鉄) えっ? 題材は?

万太郎) 「極東の星座」。

虎鉄) ほんじゃあ、

 植物学者じゃあない・・・?

万太郎) うん。

 あ~・・・。

 あ・・・この標本は、自分で学名を

 付けたき、確かめてくれと。

虎鉄) はあ・・・。

(束をほどいて一枚の標本を開く)

万太郎) これは・・・。

虎鉄) 先生・・・どうですか?

 本当に、新種ながですか?

万太郎) はあ・・・。

 この子は・・・新種じゃない。

虎鉄) はあ~・・・。

万太郎) あ~まあ、珍しいけんど、

 この子は、カナビキソウじゃ。

 あ・・・草丈が大きいき、

 勘違いしたがじゃろう。

虎鉄) 心臓が・・・心臓が痛い!

万太郎) はあ・・・。

 いや、送ってくれて、助かった。

 うっ・・・。うう。新種じゃないもんは、

 新種じゃないと、正さんといかん。

 まあ、それがわしらの仕事でもある。

虎鉄) それにしたち、

 とんでもない御仁ですね。

 植物分類学の大家である先生に、

 「自分で学名を付けたから見ろ」と

 送りつける。あ~わしには決して

 できません。

万太郎) フッ・・・。

 熱が渦巻いちゅうのう・・・。

虎鉄) 熊野の那智山に、こんな人が・・・。

万太郎) うん。ついに、大学の外にも、

 ここまでのお人が現れたゆうことじゃ。

虎鉄) あ~・・・。

 先生・・・わし、この人は、ちっと・・・。

万太郎) うん?

虎鉄) 先生に、標本を送ってくれる人は、

 全国に何十人といらっしゃいます。

 この方も、そのうちの一人です。

 しかし・・・この方の、態度は・・・。

万太郎) フフフフッ・・・。

 まあ・・・うれしいき、わしは。

 植物に、熱がある人が、ここに現れた。

 まるで恒星みたいじゃ。熊野の闇夜に、

 強烈に光りゆう。

虎鉄) 認めるがですか? この人を。

万太郎) この熱から、目はそらせんき。

 いつか、会うてみたいのう・・・。

 まあ・・・この標本は、訂正して

 送り返すがじゃけんど。

 虎鉄・・・。

虎鉄) はい。

(虎鉄が広げた標本を見る)

万太郎) この子は・・・。

(添えられた書き付けに、「ハチク」とある)

 

**********

 

清酒酵母の存在が証明されるまでに時代

は進んだんだね。ありがとう藤丸!ニュー

峰乃月の誕生を、手伝ってあげてね~!

 

万太郎の元には、南方熊楠からの手紙が。

手紙だけで、熱というか、面倒くささ(苦笑)

が伝わってくる。でもどんな分野でも、そう

いう飛び抜けた熱量の想いを抱えた人の

おかげで、新しい扉が開いていくんだよね。

人間の「好き」パワー、恐るべし~。良き♪

 

 

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