「らんまん」第118回~第24週「ツチトリモチ」 | 日々のダダ漏れ

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らんまん 第118
第24週「ツチトリモチ」

 

 

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(寝転び、庭で本を読んでいる万太郎)

寿恵子) え~? どうしたんですか?

万太郎) 寿恵ちゃんお帰り。

 「極東の星座」。

 はあ・・・天文の論文じゃ。

寿恵子) 珍しいですね。

万太郎) ちっと・・・今日は、

 闇夜に、恒星が現れたがじゃ。

寿恵子) 恒星?

万太郎) うん。

 星の中で、自分で熱や光を出して、

 輝いちゅう星じゃ。

寿恵子) 万太郎さんみたい。

万太郎) わしが目指すのは、

 そういうところじゃ。

 植物に、自ら熱を発してくださる方が、

 こじゃんと増えたら、わしの図鑑も、

 お役に立ててもらえる。

寿恵子) そういえばね・・・。

(万太郎と並んで座る)

寿恵子) 渋谷もよ~く

 星が見えるんですよ。

万太郎) おお・・・。

寿恵子) こないだも満天の星でした。

万太郎) はあ・・・。

(万太郎の肩にもたれる寿恵子)

寿恵子) 万太郎さんの図鑑、

 早く出さなきゃね。

 渋谷という町で働いて、

 よく分かりました。

 渋谷は田舎でしょ?

 でも、値打ちが出るって信じて

 働いてる人たちがいます。

 私も毎日、いい町だなって。

 値打ちは、

 あとから生まれてくるんですよ。 

 だからアルミニウムの印刷機を

 買ったら、すぐに印刷しましょう。

 原稿仕上げておいてね。

万太郎) うん。

 そうじゃ、寿恵ちゃん。

寿恵子) うん? な~に?

万太郎) 今日、熊野から、珍しい

 もんも送ってきてくださったがじゃ。

寿恵子) へえ~。

 あ・・・葉っぱ? 竹みたい。

万太郎) ハチクじゃ。

 しかもこれ、開花しちゅう標本じゃ。

寿恵子) 開花?

 あ・・・竹に花が咲くんですか?

万太郎) うん。

 このハチクは、大陸原産の植物じゃ

 けんど、日本に伝わってきてからも、

 文献に面白いことが書かれちゅう。

寿恵子) 面白いこと?

万太郎) うん。

 ハチクは、120年周期で開花する。

寿恵子) 120年?

万太郎) うん。その理由も、

 仕組みも分かっちゃあせん。

 けんど、その開花したあと、

 山じゅうの、竹林が一斉に

 枯れ果てる。

寿恵子) フッ・・・え?

万太郎) そうして新たに、

 竹林が再生される。

寿恵子) 120年も見慣れた景色が

 急に変わるのは、私なら怖いです。

 吉兆なのか、凶兆なのか・・・。

万太郎) まあ・・・あと、

 こんな伝承も残っちゅう。

 人の世に、異変が起こる時、

 竹の花が咲く。

寿恵子) ん・・・。

万太郎) まあけんど、竹としては、

 ただ、花を咲かせちゅうだけじゃ

 けんど。はあ・・・。

寿恵子) えっ!?

万太郎) うん? どういた?

寿恵子) いや・・・万ちゃん、

 この日付先月です。

(添えられた書き付け)

寿恵子) 花が咲いたんですね。

万太郎) うん・・・。

 

よくとし2月、

日露戦争が起こりました。

朝鮮半島と、南満州の

支配を巡っての戦争は、

日本優位の条件で、

講和が結ばれました。

戦争を経て、日本中で最も

変容した町がありました。

 

(電柱に明かりが灯る)

 

渋谷から代々木一帯には、

陸軍の大練兵場が造られ、

兵士が町に集いました。

 

玉川電気鉄道の開通。

東京鉄道の乗り入れ。

渋谷は、交通の要所となりました。

 

練兵場では、日本人による、

初の動力飛行が成功し、

渋谷の名は全国に知れ渡りました。

 

**********

 

手紙・野宮) 「拝啓 槙野さん。俺は、

 今は京都市の郊外にある市立の中

 学で、講師を務めています。近頃、

 面白い方から手紙を頂きました。南

 方熊楠さん。松葉蘭の、発生順序に

 ついて、共同で研究しようと誘われ

 ました。俺にとっても、これが最後の

 研究になるかもしれない。応じるこ

 ととしました。熊楠さんは近頃、怒り

 狂っています。彼が子供の頃に過ご

 した糸田の神社が、合祀されたそう

 です。合祀・・・いくつかの神社を一

 つにまとめ、神社の数を減らす合祀。

 潰された糸田の神社の森は全滅。

 樹木一本もなく、井戸の水も濁り、

 飲むこともできないそうです」。

万太郎) えっ?

手紙・野宮) 「神社の合祀令は国の

 大号令です。大学では、反対の声

 も上げられないでしょう。それでも、

 勝手ながら君の顔が思い浮かびま

 した。全てが喪われる前に、君に、

 勝手な願いを託します」。

 

**********

 

(分厚い封筒を見る徳永)

徳永) またか・・・。

万太郎) 南方熊楠さん。

 ご熱心な方ですよね。熱があって。

徳永) お前も受け取っているのか?

万太郎) はい。

 植物検定を依頼されています。

徳永) それだけか?

 この南方という御仁は、今国が進め

 ている神社合祀令を、「神狩り」だと

 断じている。いいか? 槙野。

 植物学教室教授として命ずる。

 深入りするんじゃない。

(丸めて脇へ押しやられた手紙)

 

**********

 

この熊楠の、ハチクの花の標本から120年・・・。

ちょうどまた、ハチクの花が咲く時にあたると。

120周期といって、ちゃんと120年後に咲くのね。

植物ってすごい。律儀というか自然は不思議。

 

ド田舎から交通の要所となっていく渋谷。今の

渋谷を知っているからこそ、変化の凄さに驚く。

町は造っていくものなんだね~。手をかけない

と、寂れていく。ずっと、工事中の街。進化し続

ける街。渋谷はそんなイメージ。なるほどね~。

 

 

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