「ブギウギ」第118回~第25週「ズキズキするわ」 | 日々のダダ漏れ

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「ブギウギ」 第118回

第25週「ズキズキするわ

 

 

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スズ子は、年末の「歌合戦」

の目玉として、若手の有望株、

水城アユミとの、新旧対決に

挑むことになりました。

 

**********

 

大野) へえ~そったな偶然ってあ

 るんですねえ。あの水城アユミの

 両親が、昔お世話になった方たち

 だったなんて。

スズ子) ホンマびっくりして死にそう

 になりましたわ。よう似てはるねん

 お母さんにも。なんかこう・・・近寄り

 がたい空気があるいうか・・・。

大野) うん。

 あの子気ぃ強そうですもんね。

スズ子) ホンマ、あんなイキのええ

 のと比べられたらかなわんで。

大野) そったごどありません!

 ベデランにはベでランの、

 味(あず)がありますがら!

スズ子) 味(あず)・・・。

男性) ごめんください!

スズ子) あっ、は~い!

 

**********

 

スズ子) はいはいはい・・・

 はい。一君!

小田島) 大変ご無沙汰しております。

 一の、父親のあの・・・小田島です。

スズ子) 小田島・・・。犯人。

小田島) その節は

 本当にお世話に・・・。

一) こんにちは!

スズ子) 一君・・・元気やった?

一) うん。あいつは? 愛子。

スズ子) そろそろ学校から帰って

 くる頃やで。その辺行ってみて。

一) 父ちゃん。俺行ってくるよ。

小田島) おい! 気を付けて!

(スズ子に向き直る小田島)

小田島) 改めて・・・その節は、

 本当にお世話に・・・いえ、

 申し訳ありませんでした!

(頭を下げる小田島)

 

**********

 

小田島) し・・・親戚から、紹介してもら

 った、富山の家で、庭師の見習いをし

 ていたんですが、その家が北海道に

 引っ越すことになって、一も東京戻り

 たいってずっと言ってましたし、こっち

 で何か仕事探そうと思いまして。

スズ子) そうでっか・・・。いろいろ、

 ご苦労さてましたんやなあ。

大野) 何か、お仕事の当ては、

 あるんだべか?

小田島) あ、いえ、まだ何もありませ

 んが、1軒1軒、頭下げて回ってでも、

 仕事は見つけようと思ってます。今の

 自分にできるのは、庭の手入れや掃

 除ですし、一と、地道に生きていこう

 と決めましたんで。

愛子) マミーただいま!

スズ子) あっお帰り!

大野) お帰んなさい。

愛子) なあ、一君来てんで!

 こっち帰ってくるんやて!

愛子) よかったなあ。

一) お前明るくなったな。

愛子) 前からこうや!

 ほな遊び行ってくるわ!

(お菓子を掴んで走り出す愛子)

スズ子) あ~コレコレ!

一) 待ってくれよ!

小田島) 一!

スズ子) 一君、

 ええ子に育ってますな。

小田島) はい・・・。はい!

 あの子のためにも、なんとか

 雇ってもらえるとこ見つけよう

 と思います。

 

**********

 

<夜>

(ベッドに寝て、愛子の

 寝顔を見ているスズ子)

 

(回想)

愛子) 行っても楽しない。

 友達おらんし。

スズ子) これから、また、友達つくっ

 たらええやんか。一君と友達にな

 れたように、ちゃ~んと学校行っと

 ったら、また友達もできる。

愛子) 一君がいい。やっとできた

 友達やったのに。

 

(スヤスヤ眠る愛子の寝顔を

 見つめるスズ子)

 

**********

 

(脚立に上がり、植木の

 手入れをする小田島)

小田島) ♪(鼻歌「東京ブギウギ」)

 

スズ子は、誘拐未遂犯の

小田島を、家事手伝いと

して雇うことにしました。

 

タケシ) スズ子さ~ん!

 スズ子さ~ん!

 よいしょ。スズ・・・。あれ、

 いないな。どこ行ったんだ?

(会釈をし合う、小田島とタケシ)

タケシ) うん?

小田島) うん?

 

(回想)

(誘拐未遂の現場の2人)

 

タケシ・小田島) ああ~!

(脚立から落ちる小田島)

 

**********

 

タケシ) 何で誘拐犯なんか

 雇うんですか! あいつは

 極悪人ですよ! また何か

 やらかしますよ!

スズ子) いろいろ事情があったんや。

 しかも、誘拐犯やなくて未遂や。

タケシ) 未遂も実行も同じです。

 僕はあいつは大っ嫌いだ!

大野) そった大きい声出すもん

 でねえ! 聞こえるべさ。

タケシ) 聞こえるように

 言ってるんです。

スズ子) あんなあ、ター坊、

 この世は、義理と人情や。

タケシ) 何ですか? 突然。

スズ子) 人情やがな人情。

 これも何かの縁や。

タケシ) そんな縁いらないし、

 あいつに義理立てすることは

 何もないでしょ!

スズ子) 何もないからこそ義理

 立てするんや。なんぞええこと

 あるかもしれへんやろ?

タケシ) 全くもう・・・。

 そんな甘いことだから、水城

 アユミのおやじにもなめられ

 るんですよ。

スズ子) 股野はんが何やの?

タケシ) しつこいんです。スズ子

 さんといつ会えるでしょうかって

 何度も連絡してきて・・・。

 忙しいって断ってんのに。

スズ子) 何でやねん!

 ちゃんとワテにつなぎなさい。

 大切な知り合いやねんで。

タケシ) だって・・・何だか、こっち

 を利用しようってにおいを、プン

 プン感じるんだよな。

スズ子) 何を利用すんねん!

 積もる話があるだけや。

 もうええ。ワテから連絡します。

タケシ) 分かりましたよ!

 連絡しときますよ。

 でも、気を付けてくださいよ。

 全く、変なのばっかり寄せ付け

 て、心配にもなりますよ!

スズ子) アホ! 

 あんたが一番変や!

 

**********

 

<喫茶店>

店員) いらっしゃいませ。

股野) スズちゃん、こっちや。

スズ子) もう、股野はん、

 すんまへんな、なかなか

 時間作れまへんで。

股野) いやいや・・・。

 忙しいのに申し訳ない。

スズ子) そっちこそ、お忙しい

 でっしゃろ。売れっ子の

 マネージャーは大変や。

 あっ、アイスコーヒー。

店員) かしこまりました。

スズ子) まあ~せやけど、ホンマ

 驚きましたわ。股野はんが、水城

 アユミさんの父親やったやなんて。

 ずっと、男手一つで?

股野) うん。まあね。

スズ子) 大変でしたやろ、

 お仕事しながらは。

股野) 幸い、うちの母親が元気や

 ったから、甘えさせてもろたんや。

 まあ、大変は大変やったけど、僕

 は、家事育児に向いてたんやろね。

 楽しかったわ。

スズ子) 尊敬しますわ。ワテなんか、

 人に頼りっぱなしやし・・・。

 せやけど、やっぱり、ご両親の血を

 引きましたんやな、娘さんは。

股野) ふふっ。気ぃ付いたら、歌った

 り踊ったりして・・・。僕は楽器やらせ

 たかったんやけど、そっちは興味な

 かったみたいやわ。

スズ子) うちの子なんか、

 歌も踊りも興味なしですわ。

 今なんか、かけっこに夢中で。

 こまい頃からぎょうさん歌った

 ったのに。

股野) アユミは、スズちゃんの歌が

 ホンマに好きで。父一人子一人で、

 つらいこともあったけど、何度も君

 の歌に、乗り越えさせてもろたわ。

スズ子) そう言うてもらえると、

 うれしいです。

股野) うん。

店員) お待たせいたしました。

スズ子) おおきに。

股野) ほんでやねえ、スズちゃん、

 実は、折り入って、お願いしたい

 ことがあるんやけど。

スズ子) 何でっか?

股野) こんなこと言えた義理やない

 んやけど・・・年末の、「オールスタ

 ー男女歌合戦」で、アユミに、君の

 歌を歌わせてもらわれへんやろか。

スズ子) ワ・・・ワテの?

股野) そやねん。「ラッパと娘」、

 歌わせてもらわれへんかな?

 わがままを言うてるんは重々承知

 なんやけど、アユミがどうしても、

 「ラッパと娘」歌いたい言うねん。

(入り口に目をやる股野)

店員) いらっしゃいませ。

(水城アユミが来る)

(股野と並び、

 スズ子の前に座るアユミ)

アユミ) 福来先生、どうか

 お願いできないでしょうか?

 「ラッパと娘」は、私が歌手を、本気で

 目指すきっかけになった歌なんです。

 先生の歌う姿に、心を奪われて、私も、

 こんなふうに歌えたらどんなにいいだ

 ろうと思いました。年末の、「男女歌合

 戦」は、私にとって、初めての大舞台

 です。だから、どうしても、思い入れ

 のある歌が歌いたいんです。

スズ子) それは、ワテも、光栄なんや

 けど・・・せやけど、羽鳥先生に、聞い

 てみんことには、何とも・・・。

アユミ) お願いします! 是非、聞いて

 みてもらえないでしょうか?

(頭を下げるアユミ)

股野) スズちゃん、アホな親子の

 頼みや思て・・・このとおりや。

(頭を下げる股野)

 

**********

 

(窓の外に鮫島)

鮫島) な~んか、

 ワクワクするなあ。ふふ・・・。

(シャッターを押す鮫島)

 

**********

 

<朝の食卓>

 

(回想)

アユミ) 「ラッパと娘」は、

 私が歌手を、本気で目指す

 きっかけになった歌なんです。

 

愛子) マミー、お漬物取って。

 マミー?

大野) スズ子さん?

スズ子) はい。

愛子) 何やどないしたんや、

 ボケ~ッとして、何か悩みでも

 あるんか? 聞くで。

スズ子) ありがと。何でもないで。

 

**********

 

スズ子は、数日たっても、

善一のもとを訪ねることが、

できませんでした。

 

タケシ) スズ子さん!

 スズ子さんスズ子さん!

スズ子) 何やの、

 大けな声出してえ。

タケシ) 見てくださいよこれ!

(週刊誌に「喫茶店密会」の記事)

タケシ) 何ですかこれ。

 あの鮫島の野郎、隠し撮りなん

 かしやがって!あ~! やっぱり、

 僕がついときゃよかった!

 水城アユミに会うなら会うって

 言ってくださいよ! 僕がいれば

 鮫島に気付いたのに!

 とにかくね、こんな小娘に大切な

 「ラッパと娘」を歌わせる必要な

 いですよ! 全くどこまで失礼な

 やつらなんだ!

 

**********

 

誘拐未遂をしでかした男を雇う。通常ならば

ありえない話だけれど、スズ子には、そうす

るバックボーンがあるからね。あのツヤさん、

梅吉さんが体現してきた「義理と人情」が体

に染み込んでいるからね~。スズ子を育ん

できた環境が、思いが、今にちゃんと繋がっ

ている。その人のなりたちが、ブレずに描か

れるのは気持ちいい。あぶなかしくもあるけ

どね。それにしても、タケシ・・・デジャブとい

うか、小夜ちゃん味があるよね~。タケシも

いつか、目覚める時がくるといいんだけどw

 

 

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