TPP茶番劇シリーズ第二弾★売国奴による夢の共演★野田総理 VS 佐藤ゆかり with 野次議員 | pink's blog - 学校じゃ教えてくれない経済学

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前回、TPP茶番劇シリーズ第一弾にて中野剛志がTPP反対を装うTPP推進派であることを説明しました。

反対派を装いTPP推進をする人たちの特徴は簡単です。TPP批判をしながら、交渉参加したら離脱できないという刷り込みをする人たちです。

今回は、国会中継を題材にして茶番劇のカラクリを説明します。

出演者

野田佳彦 =賛成を唱えバカの振りをして国民の反感を買う悪役
佐藤ゆかり=反対派を装いTPP加盟を推進する役
野次議員 =参加表明したら抜けられないという印象を視聴者に与える役

国会中継 (2011.11.11) 佐藤ゆかり「TPP集中審議」~参院予算委員会

(15:30頃)
佐藤「これは条約ですから国内法が曲げられるんですよ。」
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茶番劇の台本でセリフを確認する野田総理
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野田「まさに通商の交渉だけではなくて(中略)対応して行きたいと思います。」
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佐藤「国内法が条約により曲げられるという認識についてTPPの絡みについてどう思いますか?」
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野田「基本的には我が国の守ってきた法律で...」
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野次A「出来ないんだよ。」
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野次B「条約が優先するんだよ。国内法より。」
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一時中断
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野田「国内法よりも条約の方が上位にあって...」
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野次C「どうやって対応するんだよ。条約が上だから対応できないんだよ。国内法では。」

以上、野田はバカの振りをする、佐藤と野次議員がTPP参加すると国内法では何も対応できないと繰り返す。両者の意見や見解は噛み合ない。

しかし、よく考えてください。
キャスト設定の時点で怪しくないですか?

野田総理は親米隷属「松下政経塾出身」だし、
佐藤ゆかりも新米隷属「小泉チルドレン」の筆頭格。

ここでよく考えてみましょう。

佐藤ゆかりは反対を唱え、条約すなわちTPP参加表明したら国内法では制御できないから米政府の要求を飲むしかないと唱えている。これは逆説的に「野田総理が参加表明してくれれば米政府や経団連の要求通りにTPP参加することができます」と言ってることと等しいわけです。

前回も書きましたが、実際問題として条約が締結したとしても国内法が整備されない限りは実際の運用が行えないわけですから、その意味では現実的には条約と国内法には上下関係はありません。つまり、これらは「参加表明後にTPP加盟して条約が上だからそれに従った国内法を成立させなければいけない」という世論作りのための茶番劇なのです。

また、仮に国際条約が完全に上で絶対に従わねばならないものだとしても、条約内容如何では、条約解約すればいいんじゃないですか。いつから結婚したら離婚ができなくなったのでしょうか?前回書いた中野剛志の手口と同じです。

多くの場合、国会とは、いわば左右リングサイドに別れて戦うプロレスなのです。良い役がいて、悪役がいて、試合内容は全て決まっている。そして良い役、悪役が、所属するプロレス団体の利益のために試合というお芝居をするわけです。

賛成と反対、右と左、西と東、北と南、中国と台湾、対立構造の多くが仕組まれたものであり、同じ組織の利益のために争い、どちらが勝っても負けても、その組織は儲かるように仕組まれています。

さて、米国がリビアを占領した後に一番最初に押さえたのはラジオなどの放送でした。日本も敗戦後まず押さえられています。それは情報統制のためと云われますが、要は、茶番劇を放送するためです。

世の中、少なくとも日本は、大体、以下のように動いています。

銀行家を頂点とする、米政府、経団連などの組織が方針決定
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決定した方針に国民が騙されて納得するための茶番劇の台本を書く
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茶番劇の台本に合うキャストが選ぶ(今回の場合、佐藤ゆかり、中野剛志など)
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国会、記者会見、テレビ番組などで、役者さんたちが台本通りに演技する

そして今、インターネットの登場により、この方法が通用しなくなりつつあります。未来は私たちの手にあります。どんな未来にするかは私たち自身です。

【追記】TPP茶番劇シリーズ
第一弾、中野剛志はTPP反対を装うTPP推進派
第二弾、売国奴による夢の共演★野田総理 VS 佐藤ゆかり with 野次議員
第三弾、青山繁晴は原子力委員会に所属する似非反対派
第四弾、刑務所から出所した鈴木宗男がTPP反対を唱える