今、自分の状態がよくなくて、感度や判断力が低いというのも大きく影響してるかとは思います。


その上での感想。


twitterに衝動的に書いたのをまとめるだけなので、細切れです。









私、原作は買ってあったんですが、カルメンってタイトルとオペラの曲を一曲知っているだけで予備知識がほとんど無い状態だったのでまっさらな目で観るのが面白いかなと思って読まずにいたんです。


でも、正直観ていてもなんのこっちゃか分からなかったので原作読んでから来ればよかったなー、とかなり最初の方で後悔しました。


観る側がカルメンに関しての知識がある前提で作られてたのかなぁ…。


最初から最後まで物語がピンと来ないままでした。。




劇中、ダンサーが声を上げる場面が何度もありましたけど、その声は身体で表現出来るんじゃないかと思うとわざわざ声が入る必然性が見えない。


ただ声のエネルギーにビクッてなるだけ。


言語表現、舞台に声が乗ることでパワーバランスが変わるのだというのは発見でした。


やはり声には力がある。多分鍛えてなくても。外に発されるエネルギー。


鍛えていれば尚更でしょう。


とはいえ学者役の方の台詞の運び方、特に言葉の最後の部分の置き方が苦手でちょっとどうしたものかと。。


役者発なのか演出家発なのか分かりませんけど、もっとさらさらと流れていく方が私は好みです。


生の語りより録音部分の方がよかったような…。声の圧かな。




カルメンよりミカエラの方が魅力的に感じた。


ミカエラといるときの方が笑顔でいるホセが、それでもカルメンに惹かれていく心の高ぶりもあまり見えなかったし、ここに描かれているカルメンってそこまでの女かな?って思っちゃう。


カルメン自身のチャームがよく分からなかった。




あと、なんでカツラを外したのか、意味が分からない。






Twitterを見ていたら、井関ホセ、中川カルメンがよかったんじゃないかと書かれている人がいたけど、その配役は非常に興味をそそられる!




カルメンを観て、私はNoismに関しては抽象的な作品の方が好きなのだろう、という結論に至る。


Noismはこれからも観るけど、“劇的”に足を運ぶかは分からないな。。