1月に観た舞台です。
普段パーッと舞台に入ってわーって思ってサーッと忘れちゃう私が1ヶ月以上も前に観た舞台に思いを巡らせてるのはとても珍しいことです。
本当、すぐ忘れちゃうから。


1部のTraining Pieceは私はとても好きです。
絶対にないけど、なんなら舞台上でメンバーがアップしてるだけでもいいと思うくらい、あの身体は凄い。
身体を見るためだけにチケット代払っても惜しくないです。

全体を通してダンサーさんのバランスは気になったけど…。
井関さんとその他でパッキリと白黒に分かれちゃってるっていうか。
輝きがやや鈍いような印象。


2部のASUはすごく居心地が悪かったです。
根源的、と言うの頭では分かるんですけどね。
こういうものが根源的、と表現されるということは。
ただ、私の根源ではないように思います。
異世界の出来事。
無論、理解の範疇は超えています。
今、こういうことを表現しているのだろうなというあたりはつくけど、自分自身の感覚と結びつくことは最後までなかった。


Noismを観終わった後はだいたいいつも不機嫌になる自分がいる。
作品が好きとか嫌いとかそんな次元の話ではなくて。
私は日頃わりと自分を抑えているし、自分自身の感情もほとんど分からない感じなんだけど、それが一気にブワッと表出してくるからどうしたらいいのか分からなくなるのです。
制限してる枠をぶっ壊されるような。ある意味では解放なんだけど。
自分のペースで手放せるものから解放していくのなら心地よさがあることもあるけど、半強制的にひらかれるから、当然強く痛むし、戸惑いも大きい。
それだからいつも苛立つのだと思う。

そんなこと言いながらKAATに来れば毎回足を運ぶんだから、Noismの作品は信頼しているし、きっとその半強制的な解放も自分が望んでいることなんでしょうね。