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福島県産のコメ フランスに初輸出で合意へ3月24日
11時51分福島県の内堀知事は22日からヨーロッパを訪れ、福島県産のコメを初めてフランスに輸出することで現地の貿易会社との間で合意する見通しとなりました。

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内堀知事は22日から4日間の日程でイギリスとフランスを訪れ、現地で福島県産のコメや牛肉、果物の加工品などをPRするイベントを行い、原発事故の風評被害の払拭(ふっしょく)や販路の拡大などに取り組むことにしています。
県の関係者によりますと、この期間中に現地の貿易会社との間で、福島県産のコメ「天のつぶ」をフランスに輸出することで合意する見通しになったということです。
フランスに福島県産のコメを輸出するのは初めてです。
また、昨年度、初めて福島県産のコメを19トン輸出したイギリスへの追加の輸出も合意する見通しです。
福島県の担当者は「ヨーロッパの情報発信の中心であるイギリスとフランスでのPRは、大きな効果が期待できる。
風評被害の払拭に向けて、原発事故の前を上回る取り組みを続けていきたい」としています。

教訓語り継ぐ団体が発足
震災の記憶の風化に危機感を持つ住民が集まり、教訓を語り継ぐ「語り部の会」が、宮城県気仙沼市の階上地区で発足しました。
気仙沼市階上地区の公民館で19日に開かれた設立総会には、会のメンバーとなる住民20人が集まりました。
会長に選ばれた近藤公人さんは「時間の経過とともに、多くの被害が出たこの地区でも風化が進んでいると危機感を持っている。
被害を繰り返さないために知恵を出し合いたい」とあいさつしました。
このあと、今後の活動方針が話し合われ、ほかの被災地の語り部を呼んで研修を行うことや、具体的な語り部コースの選定などの準備作業を急ぐことなどを確認しました。
この地区では震災の津波で被害を受けた「気仙沼向洋高校」の旧校舎が、来年春から震災遺構として公開される予定で、語り部の会ではこれにあわせて本格的な活動を始めることにしています。
会長の近藤公人さんは「なんとか設立にこぎ着けることができました。
これから若い人たちなどもメンバーになってもらい、語り部活動を活発に行っていきたい」と話していました。

災害対応の教訓まとめる
震災の津波で多くの職員が犠牲になった岩手県大槌町は、当時、災害の対応をした職員の証言などを基にした資料をまとめました。
大槌町は当時の町長と職員、合わせて40人が犠牲になり、震災検証室は今後に教訓として生かそうと、およそ80人の職員から当時の混乱した状況などについて聞き取りを行い、その証言を資料にまとめました。
資料はおよそ130ページあり、災害対策本部や避難所の運営、支援物資の受け入れなどについて書かれています。
また、犠牲者の遺体について、火葬までに必要なことが細かく記されていて、「いちばんきつかったのは、同僚の遺体を見た時」といった証言や、遺体を早く家族に返せるよう顔や持ち物を覚えたという対応などが記されています。
町はこの資料を防災担当の部署で共有し、次の大規模な災害に備えて対応の見直しを検討することにしています。
震災検証室の小山雄士室長は「混乱の中で何をすればいいかわからなかったという証言が多かった。
震災を経験した職員の生の声は貴重な記録であり、次に生かすことが大切だ」と話していました。