いつの間にか、ブログ放置して11月と12月が過ぎてしまいました。別の場所にはマメに書いているんですけどね。。。
11月は、3日に大塚直哉さんのチェンバロ目当てで東京藝大の奏楽堂にフレスコバルディを聴きに行ったり、また23日にBCJの『ポッペアの戴冠』(鈴木優人指揮、東京オペラシティにて)がとてつもなく強烈な印象!大好きな森麻季さん、波多野睦美さん、櫻田亮さん、加耒徹さんはじめ、声楽器楽とも古楽演奏のスペシャリストが集結した歴史的名演になりました。このメンバーで、他のバロックオペラも上演して欲しいと切望します。
12月は、23日に毎年恒例のサントリーホールにてBCJのメサイア。こちらもソプラノのソリストが森麻季さんで、ポッペアロスを解消(*^_^*)
24日は聖路加の礼拝堂でクリスマスイブ礼拝に参加。毎月オルガン聴きに行っている教会ですが、クリスマスイブの空気は特別な感じがしてとても好きです。クリスマスイブの過ごし方はこちらが定番になりつつありますね。
そして年末、忘れられない出来事が起こりました。
しばらくここには書いていませんでしたが、我が家では、可愛い金魚まめぶたんがひと月ほど前から調子を落としていて、寄生虫ぽい病変は無くなって少し元気になってたんだけど消化不良は改善されず、28日の朝、遂に転覆してしまった。見ていてとても辛い。。。朝から誰とも話せずに辛かった気持ちを、その日に会った友人たちに話せて、他にもいろいろしゃべって心が少し楽になりました。みんなありがとうね。
私と入れ替わりに帰ってきたオットも辛いと思う。でもね、いちばん頑張ってるのは懸命に生きようとしているまめぶたんだ。
朝6時のラジオから音楽が流れてくると、プチプチ歌ってごはんをおねだりする子だったから、たくさん音楽を聴かせてあげようと思って次の日を迎えました。
翌朝。
朝6時のラジオの時は動いていて、様子を見に行くとがんばってこちらを見て何か訴えるようにお口を動かしているのがとても切なかった。
そして朝9時半ごろ、まめぶたんはお空に帰りました。
うちに来た時みたいな綺麗な姿でした。最後に聴かせてあげたのは、波多野睦美さんのアルバム『ひとときの音楽』。
魂が安らかに空に昇って行ったと思います。
短い間だったけど、かけがえのない時間を我が家にくれてありがとう。
帰ってきたオットと泣きながらバンブーの鉢に埋めました。可愛い目を上に向けてあげた。ホント綺麗な姿で、病変してた尾びれの白いコブも綺麗に消えてた。がんばったね、おつかれさま。。。
そして翌日から私たちは一泊二日の年末恒例箱根の旅に出かけました。
今年は直前に可愛い金魚まめぶたんを失い、そして定宿だったパレスホテル箱根が年明けにクローズというふたつのサヨナラを抱えた特別な旅になりました。
いつもは2日目に行く成川美術館、今年は31日が曇りの天気予報だったので、初日に駆けつけて富士山の見える景色を堪能しました。まめぶたんが水辺に誘っている心持ちがしたからっていうのもありますしね。
だからか、なんとなくいつも以上に水の近くに居たくて、2日目の大晦日も芦ノ湖を船で進んでいきました。
まめぶたんも、すいれん鉢から空へ。
久しぶりに訪れた、山のホテル併設のカフェ『サロンドテロザージュ』。
美味しいお料理と伝統のりんごパイ、目の前でカラフルなソースを使って飾り付けしてくれるのも以前のまま。紅茶を飲みながら湖を眺めて、まめぶたんは龍になったのかな、なんて考えたりしていました。
さよなら、まめぶたん。
まめぶたんの暮らしていたすいれん鉢は、一杯のお水と、浅草きんぎょで買った金魚みくじ(やきものの金魚)と一緒にオットの部屋の一角に置かれています。
新しい金魚をお迎えするかはまだ決めてないけど、また運命的な出会いがあるかもしれませんね。
我が家には金魚の他にも、ベタの楓ちゃんと、一匹だけ残ったヒメダカのまめきちが一人暮らしする器があります。この子達は無事にお留守番出来て今日も元気でひと安心。
お正月休みは穏やかに過ごしてますが、時々ふとまめぶたんを思い出して涙が出てくることがあります。でも今日こうしてブログを書いて、少しずつ少しずつ、落ち着いてきたような気もします。
時々泣いたりしんみりしたりしながら、ゆっくりと思い出になっていくのかな。
ありがとね、可愛いまめぶたん。