千葉ニュータウンシニアアンサンブル『ノービレ』定期演奏会、休憩を挟んで第2部はノービレの皆さんはお休み、姉妹楽団の松戸シニアアンサンブル『アモーレ』の皆さんの単独ステージ「タンゴ&シネマステージ」です。
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1 「エル・チョクロ(キス・オブ・ファイア)」
アモーレの弦チームの皆さん、なかなか積極的な演奏で厚みのある響きだなと思いました。全体のリズムの刻みがキビキビしていてタンゴらしさが出ていたのも良かったです。

2 「ブルータンゴ」
フルートの合いの手のようなフレーズ、何度も出てきますがまるで小鳥のさえずりのように愛らしい音色でホッとしますね。この曲もパーカッションの支えでタンゴの雰囲気が醸し出せていて良かったと思います。最後のピッコロもとても可愛かったです。

3 「ジェラシー」
キーボードのイントロソロカッコいいですね、決まってました。
全体に、タイミングを合わせるのがとても難しそうな曲で、皆さんの努力の跡が伝わってきてすごいなと感心しながら聴いてました。
フルートのソロ素敵でした、頑張りましたね。

4 「アラビアのロレンス」
イントロのキーボード掛け合いどちらも難しそうですね。そこからのキーボードでのティンパニ連打+打楽器は迫力たっぷりで、曲全体の骨組みがここで決まったなと感じました。あとは安心して聴いていられます。

5 「シェルブールの雨傘」
こだわりの編曲、伝わってきました。メロディの美しさを引き立てる弦の音色や、転調してからのピアノでのカウンターメロ、さらに転調してからのキーボードのカウンターメロも素敵だなあ。
エンディングはマンドリンがこれまたいい仕事。心に残ります。

6 「いそしぎ」
私の覚えてる限りではありますが、昔中学校の放送室で聴いたイージーリスニング(どこかのポップスオーケストラ的な)のレコードのイメージにほぼ近い響き。とても懐かしい気持ちに。弦楽器主体のメロディにピアノとボッサのリズム。
2コーラスめのキーボードデュオとピアノもいい感じです。全体に丁寧で心地良い演奏でした。

7 「西部劇メドレー」
全体を通してリズムパターンや入りのタイミングの難しいところがとても多いと思いますが、集中して乗り切っているのが伝わって感心しきりです。
特に荒野の七人は何度か聴かせて頂いてますが、回を追うごとにリズム&ベース陣の努力がうかがえてジーンときてしまいます。その努力の上に乗っかって高らかに鳴らすメロディ担当の気持ち良さそうなこと。メロディ担当の皆さんはリズム隊の皆さんにお酒余計に注いで差し上げて欲しいくらい(笑)!!リズム隊大事です。素晴らしかったです。

再び休憩を挟み、第3部は合同演奏でした。
指揮の吉元さんが18世紀貴族みたいな衣装(!)で現れて会場は大いに湧きました(笑)似合ってたよー!!!
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1 「アイネクライネナハトムジーク  第1楽章」
キーボードを加えて充実した弦楽器の響きに、原曲にはない木管楽器の音色が暖かさを添えていて美しいアイネクライネ。
キーボードで、チェンバロの音色も出していましたが、マンドリンが乗っかるのがすごくきれいですね。
提示部終わったら、あ、リピートちゃんとやるのね。毎度のことですが鬼軍曹ですな(笑)
この演奏聴いていると第2楽章以降も聴いてみたいなと思ってしまいます!えっ、ハードルあげちゃいましたか?!

2 「交響曲25番  第1楽章」
16分音符のユニゾン多いですね、皆さん頑張っていて凄いです。疾走感のあるテンポ設定で、全体にヴァイオリン活躍し通しで素晴らしいです。
あとはダイナミクスの付け方が絶妙!オーボエの音が入るときの音量の落とし方やその後のハッとするようなフォルテ。メリハリのある演奏なのに大きい音がうるさくなくてきれいなのも素敵です。

3  「マドンナの宝石  第1間奏曲」
曲名はよく聞くけれど、実はあまり聴いたことのない曲のひとつで、年配の方々には割と有名かな、といった程度の知識しかなかったのですが…

はじめのマンドリンの悲しいメロディから心を鷲掴みされてしまいました!
息の長いメロディに美しくダイナミクスをつけて演奏されていく様子がとても魅力的。またどこかで聴けたらと思います。

4 「カルメン  ジプシーの踊り」
冒頭のフルートアンサンブル、強弱の付け方とパートの音量バランスがとても良かったです。
そして弦のピッツィカートにマンドリンが加わってるのがこの団らしくていいですね。
この曲もパーカッションのリードがとても重要ですね。努力されてるのがとても伝わってきました。

なんと18曲も!それぞれに内容が濃く、準備は大変だったことと思いますが、今日の大きなステージで皆さんの想いを存分に発揮されて、充実感でいっぱいなのではないでしょうか。今日も素晴らしい演奏をありがとうございました。

そしてアンコールは「ラデツキー行進曲」。陽気に手拍子なんかしながら楽しく聴いて、明日への活力をチャージ出来ました。

先輩世代の生き生きとした活躍は、私達にとっても希望であり、見習わなければといつも背筋が伸びるような心持ちになります。どうぞいつまでもお元気で、また素晴らしい演奏聴かせてください。
吉元くんお疲れ様でした、またどこかで食い倒れでもしましょう(笑)!!