一年近くブログ書いてなかった。。。

日常の記録は主にInstagramとTwitterに書いていて、なかなかまとまった文を書かなくなったなぁと痛感。。。

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平日のお弁当写真が中心の、普段の居場所です。遊びにきてね!

 

さて、昨年からのコロナ禍は収まるどころか、ますます猛威を振るって不安な日々が続いています。今回久しぶりに聴きに行った友人指揮の合唱団も、練習会場の確保から大変な思いをしていると伺っていました。それでも音楽への情熱を失わずに本番にこぎつけたこと、貴重な時間に立ち会えて嬉しい気持ちでいっぱいでした。

指揮の吉元貴弘さんはじめ関係者の皆さん、そして団員の皆さんの頑張りにも敬意を込めて、コンサートレポートを書いていきたいと思います。

8月29日(日)14時開場、14時30分開演

すみだトリフォニーホール 大ホール

混声合唱団プリマ&プリモ 指揮と編曲:吉元貴弘

 

2階席より上は閉鎖し、1階席のみ使用。入口で席番の書かれた個人情報提供カード(名前と電話番号)を渡され、指定の席に座る形式。一席おきのdistance配席で、お客さん300ほど入ったらしいのですが、密着感はなかったです。

ソプラノ10名、アルト4名、テノール2名、バス1名(兼パーカッション)。この人数で会場の指定する距離を空けるのがギリギリだったそう。

 

そして、マスク着用での歌唱は本当に大変だったと思います。。。マスク越しの歌声は、柔らかな響きではあるけれど思った以上に言葉は伝わってきて、聴きにくいということはありませんでした。

お客さんも良い緊張感に満たされていて、pやppを集中して聴いてくれている空気がありました。

 

今回は映画音楽やミュージカルの音楽のセレクションで、これまでの小ホールでの舞台でも聴いたことのあるものもありますが、今回の大ホールそしてコロナ配慮が必要な舞台ならではの表現で非常に新鮮に聴くことが出来ました。

大きな声で会場を満たそう!ではなく、ささやき声の中での強弱の表現に寄せていることに大きな感銘を覚えました。大きな空間の中でも、ふとしたささやきを人は耳を澄ませて聴きたくなるのです。

 

いつもいつも感心してしまうソプラノパートの超!高音、弱音でキープするのは本当に技術のいることですよね。今回も随所で素晴らしかったです。

 

もちろん、レ・ミゼラブルの「民衆の歌」などはきちっと盛り上げたい楽曲ですが、今回も大人数での大迫力の歌唱とは違った良さがあって、決然とした歌い口と明確な発声で曲の雰囲気は十分に表現出来ているのですよ。

 

今回、要所要所にカバサ、シェーカー、タンバリン、シンバルを入れていて楽曲の雰囲気がグッと素敵になりました。やっぱり「いそしぎ」はBossaの空気が欲しいし、「会議は踊る」のタンバリン、そしてウェストサイドストーリーの「Cool」にはシンバル!かっこいいですよね〜。

 

3人の男声パートからは、この大きな舞台を楽しむ余裕みたいなものも伝わってきて、主旋律を担う部分のユニゾンは特に柔らかなツヤのある美しい音色。マスクしてるのが信じられないくらいです。

 

メロディを歌っていないパートが、ふわりとロングトーンで奏でる美しいハーモニーや、オブリガートの華麗な動き。そしてスパイスのようにテンションコードを作るための難しい譜読みを日々こなしている(!!)アルトなど内声部の働きも素晴らしいですね。「南太平洋」のコードワークがとても綺麗なので好きです。

 

団員さんが歌っていて楽しそうだなと感じたのは、ウェストサイドの「I feel Pretty!」「America」。浮き立つ気持ちが音になって飛んでくる感じでした。

アンコールに演奏された、メリーウィドウの「ヴィリアの歌」も、歌い慣れている感じで伸び伸びと演奏している様子が伝わってきました。

 

最後に、墨田の愛唱歌である、瀧廉太郎「花」。

言わずと知れた名曲ですが、流されすぎずに適度にメリハリをつけた、若々しい演奏。本来は会場の皆さんも一緒に歌いましょう!ってなるところですが、コロナなのでお預け。。。あ〜早く気兼ねなく客席でも熱唱できる(笑)日常が戻ってきて欲しいなぁ。

 

指揮の吉元さん、助演のみいあさんとは大学の同級生で、もう付き合い長くなりましたが私は演奏とは違う形、客席からの耳っていう立場で応援を続けています。毎回、新しい発見があっていつも楽しみにしてるんですよね。

今回、無事に演奏会が開催されたことが何より嬉しいです。演奏活動が自由にできる日までまだ時間がかかりそうですが、希望は捨てずに過ごしたいです。

吉元さん、みいあさん、団員の皆さま、本当にお疲れさまでした。

おつかれさまのケーキセット美味しかったね。