童子3月号掲載
如月真菜選 月童子
今月号の掲載句の内3句は11月に行った気仙沼、南三陸旅行での吟行句でした。
この半鐘は登米教育資料館(旧登米高等尋常小学校)のもの。
東日本大震災からもうすぐ11年になります。
この建物は、民間震災遺構として登録されている高野会館。震災当日、高齢者の方の芸能大会が行われていた中での地震発生。そして津波の襲来。多くの方が屋上に避難し、327名の方の命が救われたそうです。
南三陸戸倉中学校。時計は地震発生時のときのまま、止まっています。
南三陸防災庁舎跡
町の職員の方が、最期まで避難を呼びかけるアナウンスをし続けたという場所です。
気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館(気仙沼向洋高校跡)
気仙沼・南三陸の旅では、組長に遭遇したりおかえりモネの展示めぐりをしたり・・・と楽しい思い出がたくさんあったのですが、やはり東日本大震災の遺構などを見るとその衝撃たるや、凄まじいものがありました。自分があの日体験したことも、フラッシュバックのように蘇ってきて、なかなかブログに載せることができませんでした。
俳句にすることによって、少し冷静になることができたようにも思います。
気仙沼も南三陸も、まだまだ復興途上ではありましたが、ホテルの方、案内してくださった方々の明るさが印象的でした