新自由主義とキリスト教原理主義1 | ポン吉のブログー反TPP宣言ー

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安倍総理がTPPの交渉参加を表明した事を受けて、TPP断固反対の立場でブログを書いていきたいと思います。たまに新自由主義批判やチャンネル桜批判もします。

新自由主義とは何なのか?について深く掘り下げたいと思います。


●新自由主義とは
元々、新自由主義とは行き過ぎたインフレーション(スタフグレーション)を政府の力を小さくし、規制緩和や貿易の自由化によるデフレ圧力で解消しようとする経済政策でした。主にシカゴ学派のミルトン・フリードマンらが提唱しました。しかし、更に話が進み、どんどん規制緩和や政府の縮小化を進め自由化すれば、"神の見えざる手"でバランスの取れた美しい世界が出来るという話に迄発展しました。因みにアダム・スミスは"見えざる手"と言ったのですがいつの間にか"神"の単語が付くようになりました。私は以前アメリカの討論番組をNHKで観てビックリしたことがあります。

司会「ビル・ゲイツやマイケル・ジョーダンから税金を取る必要があるか?」

学生「1セントも取る必要はない。」

司会「じゃあ、社会保障やインフラはどうするんだ?」

学生「 "神の見えざる手"が上手いことやってくれる!」

新自由主義は徐々に過激になっていきます。




●米国のキリスト教原理主義と保守層
米国のキリスト教原理主義の思想は純潔主義や進化論の否定、人工中絶の禁止等が挙げられます。これに加えアメリカにおいては政府とは元々信用ならないものだという考えが根強く、その為、いつでも政府に対して立ち上がれるように常に国民が武装している訳です。こういった人々が保守層をなしています。米国のキリスト教原理主義でひとつ面白い話を挙げると、原理主義の中の更に過激な人々の世界感です。彼らはこの世界が早く核戦争で滅びてしまえば良いと考えています。どういう事かというと、彼らの考えでは世界の破滅が来るとき天から"神の見えざる手"が降りてきて、敬虔なキリスト教徒のみを天国に救い上げてくれると信じています。だから早く核戦争で滅びて欲しいと願っているのです。キリスト教徒は自殺出来ません。自殺を認めてしまえば天国に行くために自殺する人が増えるからです。キリスト教原理主義も過激化していきます。




●二つの融合
キリスト教原理主義と新自由主義は徐々に融合を始めます。恐らく保守層の政府嫌いと新自由主義の小さな政府という考えが共鳴したのでしょう。そして保守的新自由主義と言うべきものが誕生します。この融合は恐ろしい化学変化をもたらしました。新自由主義の規制緩和、自由化によって、アメリカは共同体が破壊され人々が砂粒のような個人に解体されてゆきます。すると人々は共同体を求め保守化し、救いを求めてより過激なキリスト教原理主義者となっていったのです。いわば永久機関のようなもので新自由主義はどんどん強力になり、その矛先は日本へと向かいます。





この続きはまた次回に。しかし、過激化は恐ろしいものですが、このブログもだんだん過激になって行っている気がするのは気のせいなんでしょうか?




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