現在では人口爆発による、世界的な水不足、食料不足が起こっています。世界的に見て日本ほど水に恵まれた国はありません。だから日本人には理解しにくいのですが、水は世界一貴重な資源なのです。水が無ければ人は直ぐに死にます。しかも水が無ければ食料を生産できません。にもかかわらず麻生大臣は水道の民営化について言及しました。これは非常に問題のある発言で現実の世界情勢を理解しているのかと呆気にとられるものです。
●食料の高騰
現在は今までにない食料高騰の時代です。人口増加によって需要と供給のバランスが崩れつつあります。また、温暖化や異常気象による生産環境の悪化も原因とされています。
世界の食料価格の推移
●将来、起こるべき水と食料の奪い合い
分かりやすく言えば、中国という国があります。彼らは13億もの人口を抱えながら、水がありません。国土の大半は砂漠か汚染された土地です。数少ない水源さえも、工業排水で汚染されています。だから、彼らは日本で水源を買い漁っているのです。兵糧責めという言葉をご存じでしょうか？戦においてもっとも効率のいい戦術です。なぜなら水と食料が無ければ人は確実に死ぬからです。水と食料は安全保障上、絶対に確保しなければならない最重要課題なのです。農業を破壊するTPPで安全保障を強化するという言い分はちゃんちゃらおかしいのです。
日本は世界一豊かな国になりました。そして人々も非常にモラルのある人間になりました。それは世界一水が豊かで食料が生産しやすい国だったからです。日本人が真面目なのは真面目に働けば豊かになれた環境があったからです。それをTPPで農業を全部破壊し、水道民営化で水を外資に売り渡そうとしているのです。それは日本の誇りや伝統、文化を捨て去ることですし、日本の生命線を断ち切る事なのです。皆さんはそれを許せますか？
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