中野剛志氏、落ち込む。 | ポン吉のブログー反TPP宣言ー

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安倍総理がTPPの交渉参加を表明した事を受けて、TPP断固反対の立場でブログを書いていきたいと思います。たまに新自由主義批判やチャンネル桜批判もします。

【東田剛】竹中先生、日本経済 次はどうなりますか?

http://www.mitsuhashitakaaki.net/2013/07/10/korekiyo-52/


竹中平蔵先生が「アベノミクスは理論的に100%正しい」と絶賛しています。
ということは、アベノミクスは新自由主義100%だということになります。
本当にそうなのか、竹中先生の話を聞いてみましょう。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20130703/489155/

一本目の矢について。
竹中先生は、デフレの原因は需給ギャップではなく、「マネーの量が少ないということ」なので、大胆な金融政策こそがデフレ解消につながると力説してます。
安倍首相もそうお考えのようです。
しかし、服部茂幸先生や青木泰樹先生が明らかにしているように、これは、新自由主義者の金融論なのです。

<参考:素晴らしい本です>
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二本目の矢について。
竹中先生は、「若干ある需給ギャップを埋めるために、数カ月前に10兆円規模の補正予算を組んだ」と発言してます。
需給ギャップが「若干」ということは、公共投資も「若干」でいいということでしょう。実際、
竹中先生は「2020年までに基礎的財政赤字をゼロにする策がまだ示されていないことが課題だ」ということで、財政削減したがっています。
安倍首相も「金融緩和が33点、財政政策が33点。成長戦略を実行していくことで100点を目指す」と述べているので、財政出動は数ヶ月前の補正予算で終了のようですね。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20130705-OYT1T00228.htm?from=main2

そういえば、最近、国土強靭化は、積極財政を意味するものではなく、単なる防災対策に矮小化されているように見えます。
積極財政を唱える野党はないし、マスコミは緊縮財政が好きなので、これで積極財政の声は急送に小さくなっていくでしょう。

三本目の矢について。
竹中先生は、「岩盤規制を崩すための仕組みが入っている」と評価しています。
明らかに「岩盤規制」って、流行らせようとしてますね。
竹中先生イチ押しの「コンセッション」方式薬のネット販売も、ちゃんと成長戦略に入りました。
TPP交渉参加も表明したし、電力市場の自由化の法案も出しました。

安倍首相は「政治は結果」だと言いますが、今のところ、アベノミクスの結果は、確かに100%ヘイゾウノミクスですね。

安倍首相は、参院選後、岩盤規制を突破するドリルになるそうですが、竹中先生は、株式会社による農地取得の全面自由化、混合診療の全面解禁、法人税減税に期待しています。
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/130621/fnc13062103060000-n1.htm

しかし、竹中先生は本当に凄い。
この1~2年で、三橋貴明さんの超人的な努力の甲斐あって、国民もだんだん新自由主義の間違いに気付き始めていました。特に自民党の先生方の大半が構造改革はもちろん、TPPにも反対するようになっていました。

昨年末に自民党は政権を奪還しました。そして今度の選挙でねじれを解消して政治を安定化させ、日本が世界に先駆けて新自由主義から脱却するはずでした。

そして、竹中先生はほとんど過去の人になっていて、ブレーンをつとめる維新の会と共に凋落していたはずでした。

そんな竹中先生を、周囲の反対を押し切って復活させたのは、安倍首相です。

安倍政権は、このまま参院選で勝利し、長期政権の基盤を固めるでしょう。まあ、他に有力な選択肢がないのは事実だし。

竹中先生も、今からワクワク感で一杯のようです。

http://japanese.cri.cn/mmsource/images/2012/05/17/8ecf5d6b554b48d2afbaf515779739fc.jpg

まあ、ムカついたところで、仕方ありません。
竹中先生の方が一枚も二枚も上手だったということです。
これが、政治です。




中野剛志氏のくやしさがにじみ出ている文章ですが、まとめると。



アベノミクスは新自由主義100%だ。

財政出動は数ヶ月前の補正予算で終了のようだ。

竹中平蔵を周囲の反対を押し切って復活させたのは、安倍首相だ。




でも、何時もの切れを感じないのは私だけでしょうか?元気がない気がします。しかし、まともな神経をした人だったら、現状を考えたら、落ち込まずにいられないでしょうね。



しかし、確かに竹中平蔵を過去の人にするチャンスだったのに、逆にこんな事になるとは...



最後の「これが、政治です。」はチャンネル桜の水島氏にたいする皮肉なんじゃないでしょうか?





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