株式会社奴隷農場 | ポン吉のブログー反TPP宣言ー

ポン吉のブログー反TPP宣言ー

安倍総理がTPPの交渉参加を表明した事を受けて、TPP断固反対の立場でブログを書いていきたいと思います。たまに新自由主義批判やチャンネル桜批判もします。

今回も、堤 未果著「(株)貧困大国アメリカ」の第一章、株式会社奴隷農場を取り上げたいと思います。この章ではにわかには信じられないようなアメリカの現状を浮き彫りにしています。



●ある悲劇
そこには甘い言葉に誘われて養鶏の契約生産者になった夫婦がいました。まず、多額のローンを組んで大手養鶏加工業者と契約を結びます。そして鶏舎が完成した頃、新たな事実が分かります。それは飼育方法が全て会社側に管理されていて逆らえば、会社側が契約を打ち切れるという一方的な内容です。しかし、鶏舎の建設は終わっており、もはや時既に遅しです。



●デットトラップ(借金の罠)
開始して数年経つと契約者は生産性が低いと改善の為と称して新施設の導入を強要されます。逆らえば契約解除です。こうやってどんどん借金付けにされて搾取され続けていきます。そんな会社と契約しなければいいと考えるでしょうが市場は既に寡占化が進み、数社の親会社が巨大化しすぎて、もはや生産者は逆らえば流通から外されるため従うしかないのです。



●アメリカの今は、日本の未来
レーガン政権下でアメリカで食の政策が大きく変わった時のスローガンは規制緩和、強い農業、国際競争力、効率性であり、小規模農家は時代遅れ、国の成長の足を引っ張る、非効率と批判されました。まるでどこかで聞いた話です。



●規制緩和につぐ規制緩和
レーガン政権による独占禁止法の骨抜きにより寡占化が進み、中小農場は低コスト、短期大量生産を強いられるようになりました。その結果、家畜達は悪質な環境にぎゅう詰めにされてまるで工業製品のように生産さる事になります。大量の成長促進剤や抗生物質を投与された異常な家畜が食卓に届いているわけです。



この写真何かを連想させませんか?アメリカの肥満体型ってこれに似ていません?これは偶然なんでしょうか。家畜に使った成長促進剤がそれを食べた人間に影響を与えることは無いのでしょうか?



●もう1つの波ー遺伝子組み換え作物

この中でアルゼンチンでラウンドアップを毎日飛行機で大量散布した地域で先天異常率が急上昇したと書かれています。また、2001年に英国の科学雑誌「ネイチャー」に遺伝子組み換え作物がメキシコの在来種についての悪影響の論文が発表されました。すると、研究者宛に中傷メールが殺到したため「ネイチャー」が翌年に論文を取り消すという事件に発展しました。しかし、これは後にモンサントに雇われたPR会社の仕業と判明しました。

モンサントについて詳しくは以下の記事をご覧下さい

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企業の力が強くなりすぎてもはやコントロールが効かなくなった事が今の間違ったアメリカを作っていると言えるでしょう。



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