GM種子で世界を支配する2 | ポン吉のブログー反TPP宣言ー

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安倍総理がTPPの交渉参加を表明した事を受けて、TPP断固反対の立場でブログを書いていきたいと思います。たまに新自由主義批判やチャンネル桜批判もします。

今回は「(株)貧困大国アメリカ」の第三章のパート2です。それではどうぞ。



●白い金塊Bt綿
モンサントは2001年にインドでBt綿の販売特許を取得しました。Bt綿とは遺伝子操作で細菌由来の殺虫性毒素導入した蛾の幼虫を寄せ付けないGM綿です。インド政府の指揮により、在来種の四倍の値段のGM種子しか売られなくなったため農民は借金をして購入するしかなくなりました。



●農民の自殺率の急上昇
実際の収穫量は減り、肝心の農薬使用量も農薬に対して耐性強化した害虫によって倍増したという結果になりました。世界市場での価格の急落もあり、農民たちは次々に自殺に追い込まれます。2000年から2011年までに自殺者数は27万人にも達しています。


●疑わしいGM作物の効果
GM作物は最初の3年程は農薬減少をもたらすが、その後は使用量が増えていくという調査もあります。これは強力な除草剤を使ううちに進化して耐性をもつ雑草が出現し、それに対して別の除草剤を使うといういたちごっこがおこなわれるためです。



●超新自由主義国家インドの憂鬱
12億の人口を抱えるインドはアメリカ以上に二極化が進行しています。僅か人口の0.1%がGDPの4分の1を支配しています。インドの上流階級はほぼ全員が自分の子供をハーバードなどのアメリカの一流大学に留学させています。そして、そこでアメリカ流グローバリズムを学んで国際機関や自国で高い地位に就き、多国籍企業のための環境を整えるという悪循環が繰り返されます。



●危険なマイナンバー制度
アメリカが国内外で過去30年間に市場拡大政策を進めた際の規制緩和と民営化はセットで導入した個人情報一元化政策によって最大の効率を上げました。インド政府はそれに習い、「マイナンバー制度」を導入し、警察の権限を拡大します。これにより、土地の買収に抵抗する農民や政府の政策に反対する国民が刑罰の対象になり、政府の政策はスムーズに実行されました。



●憐れな末路
インドはアメリカ政府の指導の下、規制緩和を積極的に実行しました。しかし、インド農業への大規模投資やインフラ設備、技術移転といった一連の業務についての「知的財産権」を所有するのは全てアメリカ系のアグリビジネスになってしまいました。


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