分割して支配せよ(再掲載) | ポン吉のブログー反TPP宣言ー

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安倍総理がTPPの交渉参加を表明した事を受けて、TPP断固反対の立場でブログを書いていきたいと思います。たまに新自由主義批判やチャンネル桜批判もします。

ご好評につき以前書いた分割統治の再掲載です。どうぞ。


分割統治とは?
コトバンクによると

以外引用
「分割して支配せよ」というフランスの国王ルイ 11世の言葉に由来する支配,統治技術の一つ。統治者が被統治者間の人種,言語,階層,宗教,イデオロギー,地理的,経済的利害などに基づく対立,抗争を助長して,後者の連帯性を弱め,自己の支配に有利な条件をつくりだすことをねらいとしている。
引用終わり



これは白人が有色人種を支配してきた手法ともされています。まず、現地の有色人種を2つの勢力に分断して対立させます。そして対立する2つの勢力の両方に武器などの支援をします。そうやって、対立させて国力を削ぎ、支配していくのです。また、現地の有色人種で白人に真っ先に媚びを売ってくる者に特権的地位を与えていき、支配をさせます。そうすることによって有色人種側に白人に従えば旨い汁が吸えるぞ!と思わせるのです。



一方で、東アジアにも中華帝国の華夷秩序という統治の方法があります。中華思想には皇帝のいる都から同心円状に離れるにつれ、より階級の低い野蛮国になっていくという発想があります。さらに、真っ先に属国になった国には後から属国になった国に比べて特権的な地位が与えられます。このため先に属国になった国は自分の子分を増やすため中華帝国の侵略に積極的に協力するようになるのです。真っ先に媚びを売ってくる国によって周辺国を支配させることで直接的な敵意をそらす目的もあります。



さらに、華夷秩序の具体例をあげると朝鮮半島があります。朝鮮半島の人々は中国>朝鮮>日本という華夷秩序を信じきっています。人間の心理には自己評価の低い人程、自分より地位や身分の低い人を攻撃し、差別的思考を持ちやすいそうです。朝鮮半島の人々は中国の属国ということで長年、弾圧を受け自己評価を低下させてきました。そのことによる怒りは権力者である中国には向かわずに彼らの中で地位が低いとされる日本に対して差別として向かってきているのです。

エーリッヒ・フロムの『自由からの逃走』
http://digitalword.seesaa.net/article/43282421.html
より引用
権威主義者(=大衆は)自分より上位にあると認める社会的権威や政治的権力、支配的価値観に対して卑屈で弱腰であり、勝ち馬に乗ることを信条として『寄らば大樹の陰・長いものには巻かれろ』の格言に示される従属的な態度を取る。しかし、その一方で、自分より下位にあると考える社会的弱者・政治的マイノリティ、周縁的価値観(サブカルチャー)に対して傲慢不遜で威圧的であり、権力(財力)や権威を何も持たない社会的弱者を侮蔑している。」
引用終わり



またスタンフォード大で一般人を看守と囚人に分けたこんな実験もあります。これはes[エス]でも映画化されました。

http://ronri2.web.fc2.com/game05.html
以下引用
2日目、早くも事件が発生した。囚人らは監獄内で看守に対して些細なことで苛立ちはじめ、やがて暴動を起こしたのである。

看守らはこの事態を重く見、補強人員を呼んで、問題解決にあたった。しかし暴動は一向に収まらず、最後には囚人に向けて消火器を発射して怯ませ、その隙に監獄内に突入、全員を裸にした上で、暴動を主導した人物らを独房へと送ったのである

更に看守らは今後の暴動を抑止するために心理的攪乱(かくらん)作戦を開始した。まず暴動に関与していない囚人のグループを”良い”監房へ収容して彼等を丁重に扱い、そして関与した囚人のグループを”悪い”監房へと送り、過酷な扱いを行うことにしたのである。そして半日程が経過すると、今度は一部の囚人を、理由を教えずにそれぞれ交代させ、囚人らを混乱に陥れた。

つまりこの交代によって悪い監房に残された囚人らは、良い監房に移動した囚人が看守に何らかの密告を行い、その褒美で良い監房へと格上げされたのではないかと推測したのだ。

そしてこの巧妙な看守側の作戦は見事に功を奏し、たった二日目にして、看守と囚人の間のみならず、囚人内部でさえ、対立が発生した。

また途中から入獄したある被験者(彼は途中まで予備の囚人として待機していた)は、看守の態度を知るなりすぐにハンガーストライキ(絶食などによる抗議行動)を行ったが、逆に罰として真っ暗な独房へと押し込められ、数時間をそこで過ごすことを強要された。そして看守らは他の囚人らに対して、彼を独房から出す交換条件として毛布を渡すこと、より粗末な囚人服に着替えることなどを要求したが、囚人らはそれを拒否し、結果、更なる囚人間の対立を生んだ。


全文はこちら 『情況の囚人 ― 1971年”スタンフォード監獄実験”とは』
引用終わり



さて、日本です。左右に分断され、小泉構造改革によって自己評価をさげられた多くの日本人は自分たちより地位が低いとみている韓国攻撃や内部対立に終始しています。まさに誰かの思う壺です。また、日本には北方領土、尖閣、竹島と周辺国との対立の要素が仕込まれています。本当の敵が誰なのか考える必要がありそうです。




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