「ッぱち!」のこと番外編(作品やら役やら)
今回は本当に私自身の振り返りなので「番外編」です⭐️
そう思って読んでくださったらうれしいです😅
今回、ロックさんの台本を大劇場でやる、しかも作品は「ッぱち!」だと聞いて、正直「え、『ッぱち!』⁉️』」と思いました。
ロックさんの作品の中でも、特に渋めの…言葉を選ばなければ、地味めな、作品という印象があったので。
あんなキラキラした方々のファンがほとんどになるであろう舞台で、「ッぱち!」⁉️と😅
もちろん大好きな作品ではあるけど、特に大きな出来事やドラマチックな展開があるわけでもないし。
幸のことはとても大きなことだけれど、それはやっぱり今現在起きたことではなく、あくまでも2年近く前のことで。
言ってみれば、ほぼカサブタになろうとしている人たちが、ようやくそのカサブタを取って一歩踏み出す、みたいな作品。
大きな劇場で派手にやったるでー‼️っていうタイプの作品ではないと思ってた。
でも、実際にやってみて。
この作品、1回だけ観るのと2回以上観るのとで全然印象が変わってくる作品なので、
何度かご覧になる方の多い今回の企画にはピッタリだったんだな、と思った。
どんどん新しい見どころが見つかると思うし、それをSNSなどで言っていただくことで、1回だけの予定だった方がまたもう一度来てくださったり。
あの「まがいもん屋」にあの人たちがいる、それ自体を味わっていただける。
あの人たちに会いに行く。
そんな風に、お客様も一緒に、みんなで毎ステージ一歩進む、みたいな。
こういう作品だったんだな、って思いました。
と、ここまでは作品の話。
ここからは私とミチルのお話😊
自分も今回出演させてもらえると聞いた時、うれしい反面、「おぉ…『ッぱち!』か…」というのが本音でした。
役者として本当にお恥ずかしい話なのですが、初演の時、結局ミチルのことを理解しきれないまま本番を終えてしまった感じがあって。心残りな役でした。
なので、せっかくのリベンジチャンスということで稽古開始までの数ヶ月、改めてじっくり、それはそれはじっくり😅、ミチルと向き合い続けました。
2年間で、人ってだいぶ違う物の見方をするようになるんですね〜😊
初演時には全然気付けていなかったことにたくさん気付きました。
兄への思いとか、そういうのは初演の時からもちろん考えたことなのだけど、内容と直接的な関係が無いような、小さな気付きがたくさんあって、やっとちゃんとミチルと仲良くなれた気がします。
ミチルに想いを寄せてくださった皆様のたくさんの感想、本当にうれしかったなぁ〜❤️❤️❤️
あ、それと、「ミチルの夢」の話😊
ロックさんはいつも言うけど、「最初は作家の方が役について詳しいけど、最終的には役者のほうがその役の専門家」。
なので、ロックさんとは違う、私は私なりの「ミチルの夢」の捉え方がある。
でも、いっぱい書いたけど、ほとんど消しちゃった😅
みなさんがいろんな想像をしてくださることがめちゃくちゃうれしかったし興味深かったから、引き続き想像してほしいので😌
でも、いくつかだけ、私が思っていることを。
・マサトが、幸が送ってきた手紙じゃないことをわかっていることを、ミチルも初めからわかってる。
・手紙が終わったのは、もう送れる手紙が無くなったからじゃなくて、ミチルが、自分の意志で終わらせた。(もちろん遠からず在庫切れにもなっただろうけど、続けようと思えばミチルならなんとかして続けたでしょう)
手紙を送ることも、送り続けることも、やめることも、
全てミチルが選んできたことだけど、
そのどれも、本当にマサトのためになっているのか、こっちに向かっていいのか…
行ってはいけない方へ向かわせているんじゃないのか……
それでも、どんなに手探りで迷いながらでも、
ミチルはマサトに、一緒に前に進んでほしかった。
手紙から聞こえてきた幸の言葉、
「いつまで同じ場所にとどまってんねん。足前に出せ。歩け。歩け」は、
幸の言葉であると同時に、ミチルの言葉でもある。
マサト、歩こう。一緒に足前に出そう。
そんなミチルと思ってやっておりました⭐️
でも、いつかまたミチルと出会う時には、またその時の私なりのミチルになることでしょう。
あ、最後に。
祥子の送別会は、それはそれは盛大にやりますよ😊
ミチルは商店街のおっちゃんやおばちゃんとも仲良しなので、商店街全部使って盛大に送り出してあげます‼️❤️
それでは、このへんで❗️
お読みいただきありがとうございました🥰
ミチル、
また会おな‼️✋