超濃厚!ダブルチョコレートケーキ。超王道バレンタインレシピ。と、私の鬼門。 | パンとお菓子と日常と時々ご飯。

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簡単レシピを公開中!ゆっくり寛いでくださいな。


どうもどうも、こんにちは。超絶濃厚のチョコケーキが食べたくなったぽんたろうです。




脂肪、肌荒れの敵と分かっていながらも、

一口食べるそれだけで、

幸せいっぱいになる誘惑。



舌の上で溶けていき、

徐々に甘さが広がっていく魅惑。




口に入れた瞬間から…

飲み込んだ後も暫く香る、

芳醇なカカオが魅了する。



黒く輝く、艶やかさ。

外見でも香りでも唆す。



優しくミルキーかつ、甘~いホワイトに、

カカオと甘さとミルキーさのバランスが良いミルク、

濃厚さ、ガツンと抜けるカカオ、甘さの中にほろ苦さが顔を出すビター。




そんな
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チョコレート。






はい、今回は珍しく王道のバレンタインレシピ!


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ダブルチョコレートケーキです。

生チョコ乗せブラウニー、生チョコケーキとも言いますね、はい。




ザ・バレンタイン。

チョコ×チョコのバレンタインの王者。

一口食べるだけでチョコの威力が口に広がるでしょう。

凄まじい破壊力。

こうかはバツグンだ!(ポケモン風に)

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濃ゆ~い!


それもそのはず。


21cmのパウンドケーキ型に

ビターチョコレートを200g~230g使用、

板チョコ換算だと、4枚~5枚弱、

カロリーだとチョコのみで4桁、


チョコ好きの為の、

チョコ好きによる、

チョコ好きに送る、

チョコレートケーキ!

って感じですね、はい。




生地にたっぷりチョコを入れ、しっとり濃厚に。

砂糖は少なめ、ココアパウダー多めにし、甘さを控えてほろ苦に。

粉の量を減らしてどっしり、重く、濃ゆく。

更にはナッツも入れ、食感と食べ応えをプラス。

上には生チョコを流し込み、口溶けを楽しむ。





チョコレートォォォ!!!




と、チョコ好きなら唸ること間違いなし。
(どんな唸り声)



で、
上に書いた通り、粉の量が少なめ。

なので、作る手順はブラウニーと同じだけれど、食感と味はガトーショコラとブラウニーの間。


ブラウニーと一緒ということは、まあ、ふるったり溶かしたり前準備はあるけれども。


基本的に

混ぜて焼くだけ。



ごめん、最後の工程忘れてた。

冷やすだけ。



で、
上のチョコレートも生チョコです。コーティングじゃないんですよ。

コーティングじゃないんですよ。

コーティングじゃないんです。

なんでそこまで重要かって??




テンパリング必要なし!


これ大事。本当に大事。

チョコを扱う上で一番大事。



テンパリングってなんだ?!?!

呪文か?

最近の曲名か?

新興宗教か?

慌てん坊か?

って人。



いいえ、違います。

ベホマズンでも、

オリコンヒットチャートでも、

シャクティパットでも、

テンパり屋さんでもありません。



チョコレートを扱う上で一番大切なこと、

ツヤツヤで美しいチョコレートを作るために必須、

それがテンパリング。




実際どうやるかっていうと。


①湯せんにかけて温度を上げて溶かす。

②湯せんから外して決められた温度まで下げる。

③再び湯せんにかけて決められた温度まで上げ、そのままの温度でキープする。



なおかつ、
②で決められた温度より1度でも多く下がってしまったら、①からやり直し。

③で決められた温度より1度でも多く上がってしまったら、②からやり直し。



温度を、

上げて、

下げて、

上げて、

そのままキープ!!!


というね…。

寄せて寄せて!あげてあげて!じゃないんだから。

ストレッチじゃないんだから、ヨガじゃないんだから、鍛えてるんじゃないんだから。

これ、チョコレートの温度のことですから。





製菓に興味ない人からみたら、

無駄じゃね?



と、思える行為なんですわ。




しかしながら、最重要です。

このテンパリングをしないとですね、 

ツヤなし、口溶け悪し、見た目悪し、白い模様が浮き出し、

下手すりゃ固まらないチョコレートになってしまうんですよ。


で、そう知ったら頑張るじゃん?

①~③を繰り返すじゃん??

時間かけて頑張るじゃん?


これって湯せんにかけながらやってるわけですよ。

そんなことしてたら、水が入るんですよ。

知ってる?チョコレートって水が大っ嫌いなんだよ。

犬猿の仲、もとい、チョコと水の仲。

水が入るとどうなるか。


分離ですよ。分離。


大っ嫌いな水と一緒にされ、怒ったチョコレートの反乱です。


そうなったらもう誰にも止められない。

王蟲を止めたナウシカですら、チョコは止められない。

泣き寝入りですよ。焼き菓子にでも使って誤魔化すしか方法はないわけです。




で、

決まった温度ってのは34~35℃とか振り幅が1度しかないわけで。

そんな中、上げたり、下げたり、上げたりするにはゆっくり均一にしなきゃいけないわけで。

その為にはチョコレートもある程度の量が必要で。

500gくらいあった方がやりやすいそうで。


うん、バカジャネーノ。

500gってなんだよ、業務用か?

パティシエか?ショコラティエか?

こちとら家庭用なんだよ!!!!


ということで、私は
少量で挑戦し、2時間かけ、
(上げて下げ過ぎて上げて、上げ過ぎて下げての繰り返し)
最終的に水分が入って分離し、

一度も成功したことがない

っていう。

私にとって、テンパリングは鬼門なわけよ。



そんな魔のテンパリングが必要ない生チョコを使っています。
(フォントと色で重要性を示して)


湯煎すらしないんで。レンチンなんで。


なので、どなたでも簡単にお作り頂けるかと。

(レンチンも加熱し過ぎると分離するけど。湯煎の温度と水分に対する恐れに比べたらまだマシ。デリケート過ぎてチョコレート怖いわ)











えーと、今回は関係ないテンパリングに話が逸れましたが。


ええ、今回、テンパリングは全く関係ないのでご安心を。


なんであんなに力説していたのか、理解に苦しみます。
(自分のことでしょうに。)



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あー、ダブルチョコレートケーキですね、はい。


誰でも簡単に作れるので、
バレンタインに作るものを決めかねてる人、濃厚好きの人、テンパリング恐怖症の人はつくってみてくださいな。




《レシピ》ダブルチョコレートケーキ

21cmパウンド型 1個分


《材料》
【チョコケーキ生地】
バター  80g
ビターチョコレート  120~150g
砂糖  50g
卵  2個
牛乳  大さじ2
ラム酒  大さじ1 ←あれば
A.薄力粉  60g
A.ココアパウダー  20g
A.ベーキングパウダー  2g
ナッツ類  40g~80g

(*チョコレートはお好みで。150gいれるとかなり濃厚…。いや、くどい。でもうまい)
(*甘さ控えめなので、砂糖はお好みで増やしてください。)
(*チョコレートはミルクでも大丈夫。お好みでどうぞ。私がブラックとかビターの方が好きなだけ。)

(*ナッツ類はお好みで。私はアーモンドと胡桃を100g入れました。入れすぎでした。ナッツ好きの私ですら邪魔だと感じました、はい。)

【生チョコ】
B.ビターチョコレート  80g
B.生クリーム  40cc
B.バター  5g
ラム酒  大さじ1/2 ←あれば。お好みで

(*こちらもチョコレートはミルクでも可能です。その時は生クリームを30ccに減らしてください。)



《作り方》
1.Aを合わせてふるう。型にクッキングシートを敷くorバターを塗って強力粉をまぶしておく。

(*クッキングシートを敷かない方が角が出てかっこいいです。綺麗に外せる自信がある人はそちらでも。私は自信ないんでいつでもクッキングシートですが。)


2.チョコは刻むor手で細かく割り、耐熱ボウルへ入れる。バターも細かくし、同じボウルへ。
レンジ(600w)で1分40秒加熱し、ゴムベラで混ぜながら余熱でバターとチョコを溶かす。加熱しすぎに注意!ここでオーブンを180℃に予熱開始。

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(*加熱しまくって溶かそうとすると、分離したり焦げたり…。必ず、余熱で溶かすように。どうしても溶けない時だけ追加加熱20秒してくださいな。)
(*もちろん、湯煎で溶かしてもOK!湯煎が面倒だっただけです)



3.卵と砂糖を加えて泡立て器でグルグル混ぜる。滑らかになったら、牛乳、ラム酒を加えて更に混ぜる。

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(*しっかりグルグル混ぜちゃってください。)



4.ふるっておいたAを加えて、ゴムベラでさっくり混ぜる。
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粉が見えなくなる直前でナッツ類を加え、更にさっくり混ぜ込む。お粉が見えなくなったらストップ!
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(*ゴムベラでさっくり混ぜてくださいな。)


5.型に流し入れ、トントン!っと底を数回叩きつけて平らにならす。

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180℃オーブンで40分程度焼く。綺麗にふっくら膨らんで、割れ目から生っぽい生地が見えなければ焼き上がり。

(*焼き過ぎ厳禁!パサパサになっちゃいます。竹串を刺して少し生地が付いてくるかな?くらいでストップ!)



6.焼きあがったら、型のまま網に乗せて冷ます。
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粗熱が取れたら型のままラップをして冷蔵庫で冷やす。

(*うん、なるべく冷蔵庫で冷やした方が美味しいけど、待つのが嫌なら省略しても。わかーる、わかるよ、キミの気持ち~♪でも、待ちたくないよね~♪)



7.チョコレートケーキが冷えたら生チョコ作り。耐熱ボウルにBの材料を入れ、電子レンジで1分ほど加熱。混ぜながら余熱で溶かす。
チョコレートが完全に溶けきって、なめらかになったらラム酒を加えてよく混ぜる。よ~く混ぜ合わせる。

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(*加熱しすぎは分離と焦げる悲劇を生み出します。どうしても溶けないなぁって時だけ追加加熱して。)
(*チョコが溶け切る前にラム酒を入れると分離するんでね。よくわからない物体が出来るんでね。

チョコレートは水分が苦手!!!これ大事なんで)


8.冷えたチョコレートケーキの表面を手で押さえて平らにする。
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生チョコをズザッーっと流し入れ、平らにならす。冷蔵庫で完全に固まるまで冷やす。

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(*割と適当にズザッーっと流しておけばそれっぼくなる、ハズ)



9.しっかりと生チョコが固まったら型から外して、クッキングシートを剥がす。上からたっぷりココアパウダー(分量外)を茶漉しでふるいかける。

(*お好みでナッツなんかを飾っても可愛いかも。)



10.温めた包丁で好きな厚さに切る。
しっかり温めた包丁で、一回、一回綺麗に拭き取りながら切ると綺麗です。

(*どっしり濃厚なケーキなので小さめがオススメ。1切れで大満足だから。)





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完成!!!!





ラッピング。


ええ、また写真はありません。

どうにか頑張って説明するんで、頭の中でラッピングしてみてください。みなさん頑張ってください。

想像力を使ってください。
(だまれ)



えー、このケーキはですね、袋にそのまま入れると上の生チョコが溶けて袋につき、悲惨なことになります。

なんだか汚いラッピングになります。


なので、
ワックスペーパー(柄付きのクッキングシート)に包んで、マスキングテープで止めたり、

透明のOPPシート(ビニールのシート)で包んでから袋に入れたり、

デコレーションケーキの要領で、少し太めに切って、そのまま箱詰めしたり、

あとは、1切れが入るサイズのカップに寝かせて入れて、袋にいれたり。


まあ、とにかく上のチョコが溶けやすいんで注意してくださいな!












ビターチョコレートってさ、ブラックともスイートとも言いますね。
(厳密にはスイートは少し違いますが。ほぼ一緒)

あれってなんなの?初見殺し?


って、
大体、ビターチョコレートとミルクチョコレートとホワイトチョコレートの違いってなんなの?って人。




カカオ分とミルクの違いです。


そもそも、チョコレートっていうのは、

カカオバター、

カカオマス、

乳成分(ミルク)、

糖分で出来ているのもの。


で、

ビター、ブラック、スイートチョコレートはカカオマスが多くて、ミルクが入ってないもの。

甘さ控えめ、ほろ苦、クドイ。

個人的に、そのまま食べるときもこれ1番好き。

かつ、色が濃い、ってか黒い。



ミルクチョコレートはカカオマスとミルクが混ざったもの。

程よい甘さ、程よいミルク感、程よいカカオマスの香り。

そのまま食べるときはミルクチョコレートが1番食べやすいんじゃないかな。

色はビターより薄い。茶色。



ホワイトチョコはカカオマスなし、カカオバターとミルクで出来ています。

ミルキーで甘い!

苦味の元である、カカオマスが入ってないんでね。

人によっては好き嫌いが分かれるよね。

色は白。(んなもんわかるわ)




極論から言うと、

カカオバターさえ入っていればチョコレート!

ということですね。はい。



製菓によく使われるのはビター。


焼き菓子にしても、トリュフにしても、生チョコにしても、

作っていく段階でいろいろ材料を加えていく為、

カカオマスたっぷり&甘さ控えめのビターが使いやすく、

美味しく仕上がるということです。



もちろんミルクチョコレートでも出来ますが、カカオ分が低い分、カカオの香りが薄くなります。

あと、焼き菓子なら甘さ(砂糖)の調整、生チョコやトリュフなら生クリーム量の調整が必要。


元々がビターより甘いし、
元からミルクが含まれている為、ビターと同じ量の生クリームを加えると、ゆるめになっちゃいます。



ホワイトチョコに至っては、ビターチョコでギリギリ固まる量の生クリームを加えると、

まっっったく固まりません。


冷蔵庫で何時間冷やしても固まらずに液体のままでした。トロミすら付きませんでした。
(※経験済み)



まあ、

そこまでの知識は求めてない!バレンタインだからお菓子作るだけだ!!普段は作らない!

って人はそこまでこだわる必要ないんですけどね。


バレンタインだからお菓子作るけど、ビターで作ろうか、ミルクで作ろうか、迷ってます!

って人は絶対ビターがオススメです。はい。

味も、使いやすさも。ダントツです。


欲を言うなれば、製菓用チョコレート。

所謂、クーベルチュールチョコレートがオススメ。



最近ではクーベルチュールチョコレートっていうと、口溶けなめらかなお高いチョコとして楽天市場なんかで売ってたりしますが、
元々は何かの材料に使う為の製菓用チョコレートを、
クーベルチュールチョコレートと言うんですよ。


要はまだ完成品じゃないってこと。

 
でもね、確かに口溶けなめらか~、カカオの味が濃くてそのまま食べてもうまい!!!




製菓用チョコレートはカカオ分が高いので扱いやすく、何かに混ぜて使っても香りや味がしっかり。

溶かす時もなめらかにムラなく溶けてくれます。



とは言っても少量では中々売ってない上、お値段も張りますので板チョコでも十分です。

こだわりたい!妥協はしたくない!って人は製菓用にも手を出してみてはいかがでしょ!













なんだか真面目に語っちゃいましたね。

恥ずかしい///


でも、やる時はやる!ってとこ見せておかなきゃ。

いつでも全力疾走、全力投球、全力少年だけど。


積み上げたものぶっ飛ばして♪身につけたもの剥ぎ取って♪
(いろいろ違う。ぶっ飛ばしちゃいかん。剥ぎ取ったら犯罪や。)





剥ぎ取ると言えばですね、羅生門を思い出します。


希望と夢に溢れていた高校入学時。

初めて現代文の授業。

教科書の1番最初に乗っていたのは羅生門でした。



『老婆「この髪を抜いてな、この髪を抜いてな、かつらにしようと思うたのじゃ!!!!!」』


?!?!?!?!

これだけでも衝撃的にも関わらず、その後の主人公(下人)の行動よ。


『下人「では、おれが引きはぎをしようと恨むまいな?」』


?!?!?!

ちょっと、この下人…何してらっしゃるんです??

剥ぎ取ったの?ねえねえ、老婆の服を剥ぎ取ったの?!?!

ええ、剥ぎ取りました。脱がしました。死にかけの老婆の服を。




と、かなり省略してるので知らない人にはナンノコッチャ…という感じだと思いますが…。


当時高校一年生だった私には、

これを書いた芥川龍之介の意図も、

これを載せた教科書の出版社の意図も、

全くわかりませんでした。



今となっては芥川龍之介の言いたいことは少しだけわかる。
というか、羅生門は割と好きです。想像力掻き立てられて面白いです。


でもな、高校の教科書に羅生門を載せている出版社の意図は未だにわかりません。






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私のチョコレートへの愛が爆発中!!