優しい手。 | みこまんまの猫まんま♪

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闇の地下組織【NNN(ねこねこネットワーク)】に目を付けられまもなく10年。。容赦なく派遣されてくる仔たちの命を繋ぐ仲介役をしております。◆いつ更新するの?なブログです。



あるところに

ひとりのお爺さんがおったそうな。



「天気がいいから散歩するかのぉ太陽


そうひとり呟いて

いつもよりも少しばかし遠出をしてみたそうな



たまたま途中で立ち寄ったお友達のお宅。

そこで初めて

桜の花びらような桜

をした野良を見たそうな。



「なんでこの子の耳は切れてるんだね?」

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それは愛されているなのよ。」


お友達のお婆さんは

野良猫へ去勢手術をしたことを

ご飯をあげていることを

トイレを設置していることを

お爺さんに教えてあげたそうな。





「儂にも出来るかな…でもどうやって…」



帰宅したお爺さんは

自宅の物置に来るようになった野良猫に

ご飯をあげながらいっぱい考えたそうな。


「やれる事はやってみんべ



そして翌日。

お婆さんから聞いた電話番号に

勇気を出して掛けてみたそうな。


「力を貸してくれんかのぉ」



数日後。

猫下僕から借りたキャリ

お爺さんは自分の手で優しく抱き上げ

その猫を入れたそうな。


「この子をよろしくお願いします」



その夜は、雨が降っていた。

下僕の都合上、

徒歩と電車でのお預かりになったけど

その猫はジッと我慢してくれてたそうな。



キャリーの中には

お爺さんが入れてくれてた

ひと握りのがあった



「このは春に数頭産んだんじゃ」


1歳くらいの若い雌猫は、すでに出産経験があったそうな。



「子たちは近所の水溜まりの中でみんな冷たくなっておった



(9月21日  所沢さくらねこ診療所→)



「今までも沢山の小さな命を見送ってきたんじゃ



(不妊手術・3種ワクチン・レボリューション済み)



「不幸な命はもう増やしたくないんじゃ」


(さくらねこ誕生桜)



そういって

お爺さんは目にいっぱい涙を溜めていたそうな。



(とてもキレイな手術跡   約1cm)



さくらねこになったその猫は

投薬期間の数日を下僕宅で過ごして

住み慣れた町へ帰ったそうな。




「もう誰もこの家には訪ねてこなくなったけど…

猫だけでも来てくれたら嬉しいんじゃ



そういって

爺さんはまた涙を流したそうな。




あれ?こんなに美人さんだったっけ?」


お爺さんは微笑みながら涙をふいたそうな。

美人なその仔がよく見えるようにと。



(了)




お爺さんの優しい手に感謝。

いつまでもいつまでもお元気で。

誰も訪ねてこなくなったというけれど

猫下僕はまた会いに行きます。






って…





まだまだ居ましたからねっ鼻血



合計7頭(成猫4・乳飲み子3)

長いお付き合いになりそっうふ



ヾ(*ΦωΦ)ノ  ニャッハー!!





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