8/24~25にかけて、福岡県、熊本県のお店10店をラウンド(巡回)しました。大分市⇒北九州エリア⇒福岡市・周辺部⇒筑後エリア⇒熊本市⇒大分市と北部九州を周遊しながらの2日間の店舗視察でした。

 

 

北九州市黒崎店(イオンタウン)

 

 

福岡市千早店

 

 

福岡市老司店

 

 

春日市下白水店

 

 

福岡市マイング店

 

 

柳川市柳川店(ゆめマート)

 

 

大牟田市大牟田店(ゆめタウン)

 

 

熊本市サンピアン店(ゆめタウン)

 

 

当社は2002年に創業し、以後、大分県内のみで13年間チェーン展開していました。福岡県(県外)に進出したのが2015年でした。よって今年で8年目になります。

 

「桃栗三年柿八年」とはよく言ったもので、県外で定着の目途が付くまで約「三年」かかり、毎期確実に実りを付けるようになるまでおよそ「八年」を要しました。この間、福岡熊本の店長はじめファミリーは、本当に辛抱強く努力を続けてくれました。

 

一般に多店舗化は本店や本部から遠ざかるほどに、経営が難しくなる傾向があります。本部からの距離は「磁力」に似ています。

 

磁力とは、「ブランド力」です。大分県内の出店なら「ポッポおじさん」の認知がありますから、集客力が開店前から備わっています。しかし、県外だと「ポッポおじさん」は海の物とも山の物ともつかない存在です。

 

磁力はもう一種類あります。実はこちらの方が重要です。「マネージメント力」です。我々は何を大事にしているのか?つまり「価値観」についての理解も本部からの距離が延びるに従い希薄になります。対照的に、私のそばで仕事をしているファミリーは、肌で毎日それを感じられます。マネージメントは根源的にはトップと社員の価値観の共有に他なりません。

 

最近のビジネスシーンで「エンゲージメント」という言葉が頻繁に使われるようになりました。婚約指輪のエンゲージメントリングのエンゲージメントと同じ単語で、従業員の会社への愛着心の意味で使われます。

 

恋人同士。いつでも会える距離か、遠距離かで、恋愛の難易度は大きく異なります。遠距離まで届かなかった「愛」を、互いが引き合う関係(=磁力)に育てていくのに必要な時間が「桃栗三年柿八年」だったと感じます。