大分県立農業大学校の田んぼ「ポッポファーム」で先週末、稲刈りをおこないました。感動×感謝の体験になりました。

 

 

 

ポッポファームと稲刈り後の私

 

 

当社は、お弁当でたくさんの白米を使用します。また、からあげやとりかわサクサク揚げは米油で調理しております。米油はお米(米糠)が原料です。

 

日本では中山間地域を中心に、耕作放棄の田んぼが増え続けています。お米の生産高が減り、同時に米糠も減った結果、米油の原料が不足しています。

 

このような背景から、米作りに興味を持ち始め、関係各所の方々と交流をしていたところ、大分県立農業大学校の田んぼをテスト的に貸していただけることになりました。

 

「ポッポファーム」と勝手に命名した田圃。鶏糞肥料を使い、また除草剤を使わず、無農薬、有機に近い栽培方法で育てました。このような健康志向の栽培には、トレードオフ(こちらが立てばあちらが立たず)が存在します。

 

 

それは、雑草との闘いです。

 

 

 

↑担当の原さん、炎天下、雑草取りに大分市⇒三重町(約40分)の田んぼに空き時間を見つけては何度も行きました。

 

 

 

↑「闘い」の足跡!!

 

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↓「闘い」の成果

 

 

 

↑「感動」いっぱいに収穫する原さん

 

 

原さんは、ポッポファームの担当に指名され、耕し⇒代かき⇒田植え⇒草取り⇒草取り⇒草取り・・・を大学の教官の指導の下、ほぼ一人で行ってきました。7~8月の猛暑の中、大変な重労働の草取りを続けていた頃、彼の言葉に変化が生まれました。

 

「俺の田んぼが~~~~」とよく使うようになりました。

 

「俺の」という単語に、田んぼへの愛情、愛着を感じました。米作りは会社のプロジェクトです。つまり「仕事」です。原さんはたまたまその担当に指名され、草取り⇒草取り⇒草取り・・をやる羽目になったのですが、実に前向きでした。本来ならみんなが嫌がる仕事です。

 

それどころか、「楽しんで」草取りに行ってました。

 

なぜか?

 

好きになったから。

 

これにつきます。

 

だから「俺の田んぼ」と口から出たのです。自然に。

 

 

俺の店、俺の商品、俺の組織、俺の企画と言えるのか?

 

はたまた、会社の店、会社の商品、会社の組織、会社の企画と思うのか?

 

この差は極めて大きく、結果のみならず、働く喜びをも決定づけます。

 

 

 

↑稲刈り後に「俺の米」を抱きかかえる原さん

 

 

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さて、ここで問題です。この「俺の米」はこのあと、どうなったでしょうか?

 

 

答えは↓

 

 

その日の夕方に、当社本部の神棚に供えられました。

 

いかにお米作りに「感動」したか?そして、お米に「感謝」したのか?

 

体験したものしか得られない原さんの「喜び」が見えました。

 

最後になりましたが、この機会を与えていただいた大分県立農業大学校の方々に感謝申し上げます。