どんなに状態が悪くても治療してもらえない、パピオンの動物たち。
床が、濡れていて、エサ皿に避難する子猫。
この子猫は、今、生きているだろうか?

↓初めての方は一番最初の記事もご覧下さい。
http://ameblo.jp/poptail9/day-20140522.html


前の記事にも書きましたが
業務改善命令が出たと言っても、
全く安心はできないと思います。


行政は、今まで何十年間も、ほぼ放置状態で
パピオンをのさばらせ続け
市民・都民からの苦情も、ほぼ黙殺し続けてきています。

 愛護センター多摩支所は、苦情が来たら
 一応、店に出向く事になっているのだそうですが
 いつもある同じ職員が来て、
 店先で楽しげに談笑だけをし、
 そして、「改善された」事になっていたと
 元従業員さんから聞いています。
 なにか癒着でもあるのか?と思いましたが 
 おそらく長年にわたる付き合いで
 馴れ合っているのだろう、と推測されます。


パピオンに対し、このように優しい態度をとり続けてきた行政からしたら、業務改善命令を出す、などというのは考えられないほど思い切った行動であると思います。
だからこそ、しかし 今回どれくらいパピオンに対し対処するのかは、全くわかりません。

2月13日のこのブログに書きましたが、

「改善命令により良くなったので、パピオンは合格です!」と
お墨付きをあたえ、堂々と営業続行をどうぞ!
いう事になるかもしれません。

という事もじゅうぶん考えられますし、

一度、業務改善命令を出しました!、
どう?騒いでる奴ら、気が済んだだろ?と
この後は放置、
パピオンは何も変わらない

というパターンもあると思います。


http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/statistics/files/h26_3_1_3.pdf

これは、環境省が公表した平成25年度の統計資料のひとつで、問題ある第一種動物取扱業者(いわゆるペット業者)に対して都道府県がとった手続の件数です。

・措置命令   2件(鹿児島県)
・業務停止命令 0件
・登録取消   0件

1年間に、全国でです。

平成17年の改正で導入された「業務停止命令」や「登録取消」がまったく使われていません。

今回の問題事例は、塩村都議らのご尽力により、こうした手続に徐々に近づいてきているわけですから、確実に行政処分につなげる必要があり、そのための環境を整えることが大事です。

問題業者がいくらいても、適正に処分された事実を残さなければ、次の法改正の議論につなげることは難しくなります。

私からも、皆様のご理解とご協力をお願いします。

環境省が公表した平成25年度の統計資料からもわかるように、
ほぼ何も執行されていないのが現実です。

業務改善命令が出たら、一定の時間の猶予を与え
改善できたかどうかチェックし、
改善できていなかったら、次の段階へと移ります。

 
一定の時間、というのがどれくらいなのかは明らかになっていませんが、
12月に警視庁と合同で立ち入り調査に入って、
その後すぐに業務改善命令が出たとすれば、2ヶ月近く経過しています。


次の段階へ移ったか、
パピオンに問題無いショップのお墨付きを与えたか、
何もせず放置、なのかは
おそらく非公開なので、わかりません。


ここまで劣悪な店に、何の処分もしないようでは
今後、日本の全ての劣悪な業者に
何もできないでしょう。
この店になにもしなかったら
「あんなヒドイ店に、何のおとがめもなかったんだから
 ウチが処罰対象になるのはおかしい」
という事になります。

まぁ、業者に甘い行政ですから、逆にこれを狙っているのではないかとすら思います。


パピオンの店主が遺棄すると宣言しているのは、住宅地です。

住宅地に動物を遺棄するのは、
心優しい誰かが拾ってくれるカモ!という
店主なりの気配りなのでしょうか。
気配りするところが、根本から間違っていると思います。


本当に、パピオンは地獄のようなペットショップです。