パピオン、4月21日からの業務停止は、5月20日で終了します。
21日から、どうなるかは、全くわかりません。

この1か月の「業務停止命令」ですが、ネットでは
「やっとか」
「たった1か月だけ?」
と言われているのを数多くみかけました。
「業務停止命令」を、処罰だ、と思っている方がほとんどのようですし、私も最初はそう思っていたのですが・・・
どうも、「業務停止命令」は、処罰ではないようです。
それどころか、行政の営業再開へ向けての温情措置であるのではないか、と思いました。

業務停止命令がくだった後、愛護センター多摩支所へ電話して問い合わせをして、聞いた話です。
報道でもあったように、34回指導をして従わなかったので、今回の業務停止命令になった。
なぜ、なったかと言うと、通常業務をしながら、業務の改善が難しかったので、1か月という業務停止としては、かなり長い時間を与えるので、これでじっくりたっぷり、改善してね、
というわけで、1か月の業務停止になった、との事です。

参考
東京都福祉保健局の報道発表
↑クリックで別窓で開きます。


「業務停止がたった1か月なんて、短いんじゃないの?」と思われた方も多いと思うのですが、実は1か月というのは、異例なほどに長いのです。
何度も言っていますが、行政指導の基本姿勢は、
「指導して改善させる」
です。

これは私の私感ですが、登録取り消し、などというのは汚点になると考えて、まず執行しないのでは、と思います。
パピオンの業務停止後、ある団体へ多摩支所の職員が、書類の手続きをすっとばしていいから、パピオンの動物をひきとって、という打診を行ったり、という行動を見ても、行政、特に多摩支所は営業再開へ向けて必死であるようにしか見えません。
(この件について多摩支所は、そんな事はしていない、と言っていますが、、ある職員がスタンドプレーで行ったものかもしれません。そして多摩支所はハナから否定する事で、このような行動を行った職員を探すこともしないのでしょう。)


今、パピオンの正面玄関には
「店の犬猫はすべて里親さんにひきとられました。お幸せに!」
と書いた貼り紙が貼られています。

動物が移動した場合、都が書面で確認する、ということになっているそうですが、これは額面どおり「書面で確認する」だけで、例えば、引き取った人間が書面にデタラメを書いたとしても、都は確認をしないのだそうです。
なぜなら、追跡確認をする権限が無いから、なのだそうです。
びっくりするほど、いい加減な管理です。
(まぁパピオンが動物の管理台帳をつけていないのに、確認もせず、つけています!と言い、追及すると「つけているはずです」とトーンダウンするくらいですので、管理のいい加減さは初めて見ることではないのですが。)

行政は、そのようないい加減な管理の元、手厚く優しくパピオンを扱い続けています。


21日、行政はパピオンをどうするのか、見張りたいと思います。