「すぐ人と比べてしまう癖」について2〜「自分の気持ちがわからない」 | もっとラクでもいいんじゃない?- DAYBREAK healing room-

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読書会で「ケアする人も楽になる マインドフルネス&スキーマ療法」という本を読んでいます。

 

 

 



著者の伊藤先生が運営するカウンセリングルームに、

ある日、慢性的な「生きづらさ」に悩んでいる

看護師のマミコさんがやってきて・・・という設定で、

認知行動療法(CBT)で役に立つ

「マインドフルネス」と「スキーマ療法」の2つの技法が

学べるようになっている本です。



・・とあせる

 

いきなり専門用語がいっぱい出てきちゃいましたので簡単に説明しますね。
(説明がいらない人は、飛ばしてください!)

 

 

 

 

【認知行動療法】とは、
「ストレスなどで固まって狭くなってしまった考えや行動を、ご自身の力で柔らかくときほぐし、自由に考えたり行動したりするのをお手伝いする心理療法です」
国立精神・神経医療研究センター NCNP病院ホームページより)
当初は、うつ病など精神科の治療方法として開発されたものですが、現在では、教育、ビジネス、スポーツなど、さまざまな分野で活用されています。

本書の中では、日常は看護師としてしっかり仕事をしていながら、慢性的な不安を抱え、「自分が何をしたいかわからない」「自分の気持ちがわからない」といった悩みをもつマミコさんが、この【認知行動療法】によって、心のしなやかさを取り戻し、希望をもって生きていけるようになる様子が描かれています。

そして、その過程で登場する技法が、【マインドフルネス】と【スキーマ療法】です。


【マインドフルネス】は、「心を”今・ここ”に向けた状態」という意味で、具体的には、瞑想の技法を使います。
脳を活性化させ、ストレスをたまりにくくしたり、仕事のパフォーマンスを上げる効果があるとされ、医学やビジネスの世界で大きな注目を集めています。
GoogleやAppleでも取り入れられていることが話題になったことがありました。
日本でもメルカリやSansanなど、近年急上昇している企業が研修に取り入れているそうです。


 


【スキーマ療法】は、さまざまな心理療法が認知行動療法を中心として統合して、アメリカの心理学者ヤング博士が開発した技法です。
生きづらさの根っこにある、世界や人間や自分自身に対する見方の枠組み「スキーマ」に気づき、その成り立ちを理解しながら、自分自身を大切にする方法を身につけ、生きづらさを手放して幸せになることを目指す方法です。
スキーマ療法では、生きづらさの根っこには、不健全な「スキーマ」があるとし、それが構築される背景には、子ども時代の心のニーズ(中核的感情欲求)が満たされなかった経験が大きな影響を与えているとしています。
ニーズとは、たとえば「愛されたい」「守られたい」「尊重されたい」といったことで、どんな子どもでも、養育者に対して当然にもつような欲求のことです。
虐待的な環境だったり、いじめられても誰からも助けてもらえなかったりして、こういったニーズが満たされないまま育つと、不健全な「スキーマ」が構築されてしまうとしています。
ヤングは、不健全なスキーマを「早期不適応的スキーマ」と名付け、18種類に整理しています。

 

 

 

 


さて。

今回の読書会で読んだ箇所には、主人公のマミコさんが、

自分自身でも気づかないまま抱え込んでいた大きな問題のことが描かれていました。

それは

「自分の気持ちや感情にアクセスすることができない」

と、いうもの。


気分の波が大きくて、見ず知らずの人とケンカをしたり、落ち込みすぎて自傷してしまったりすることさえあるというのに、ではその時の心の中が、

どんな気持ちだったのか?
どんな感情だったのか?

それを感じることができないというのです。


そして、この問題・・・つまり、「気持ちや感情にアクセスできない」ということが、
実は、マミコさんにとっての「生きていくための対処方法」であることが解説されていました。

 

マミコさんが小さかった頃・・・

 

いろんなことに恵まれなくて、
子どもらしい子どもであることが許されなかった、その頃に

 

辛い、苦しい毎日を、なんとかやり過ごしていくために

自分の感情や気持ちに蓋をして、それらを感じないようにしたのです。

 

 

 

 





・・・ということで、

話はいきなり、前回の記事に戻りますが。




何かあるごとに、他人と自分を比べては
「他人にはできる」&「自分にはできない」
という、両方の感覚が


何の根拠もないのに、

どこからともなく湧いてきてしまうという、お悩み。

 

もしかして、これも

「生きていくための対処方法」

だとしたら???

 

 

次の記事では、そこをちょっと深掘りしてみようと思います。

お楽しみに。

 

 









わたしのところには、割と、

こういう方お悩みで困ってる方がいらっしゃることが多いので
読書会やワークショップなど、楽しく参加できる企画を通して、

自己理解を深めたり、悩みを乗り越えていったりするサポートをしています。
ワークブックを使って、この本に書かれているワークに

一緒に取り組んでいく継続セッションもしています^^
自分のこと、もっと深くわかってあげて
自分と仲良くなれるといいよね。ウインク

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あなたが平和と共にありますことを

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