homework | どこで輝いていても。~風の声、光の声~

どこで輝いていても。~風の声、光の声~

心理学、脳科学、量子力学、哲学、
精神論、自己啓発を融合した essay。


私達は、大切な人が、不必要に躓いて傷つかない様に先回りして対策を練ったり、守ってあげたい一心で、旅の途中に何度も立ちはだかる障害を振り払ったりする事が時としてある。

それは紛れもなく愛情、優しさから来るもの。

だけど、その愛情が実は、大切な人の学びや出会いを奪い、経験値を下げてしまう可能性がある事を知ったら、私達はどうするだろう。

今、目の前に転がっている大きな石を、よかれと思い、取り除いてあげる事で、自分は安心できても。

その人の長い人生をズームアウトして見た時、転んでこそ得られるはずだったチャンスすら奪ってしまっていたとしたら。

大切な人の旅を信頼する事が一番の愛情。

そうなるには、まず私達が自分自身の旅を100パーセント信頼する事が先。

そうできた時、誰かの旅をも、自然と信頼できるから。
無理なく委ねられるから。

自分も含め、みんなが各々、課題を持って生まれてくる。

何が好きで何が嫌いなのか。
何がしたくて何がしたくないのか。
どうなりたくて明日から、どうしたいのか。
どう、けじめをつけたいのか。

自分自身に全力で集中する。

それが貴方には出来る事だから。

本気を出せば、いつからでも。

自分を日々、開拓し、トライアンドエラーを繰り返しながらも達成感が貴方から、にじみ出ていたら。

いつか、その大切な人は、自分から貴方に聞いてくる。

どうしたら、そんな風に生きれるの?って。

そしたら、その時初めて、伝えればいい。

長かった旅を貴方が、どうやって乗り越えてきたかを。

誰かの課題に愛情という名目で取り組むエネルギーを全て自分へと向けた時が、本当の旅のスタート。

それが終わる事の無い、全ての人が持つ、本当の意味での課題。