五井野正博士講演会@札幌 | 天下泰平

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〜 滝沢泰平 公式ブログ 〜

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新七次元よりの使者「プロローグ」より
前川『何にしても、生物のいない島を見つける事は不可能なように、宇宙に浮かぶ小島の様な小さな星にだって、生物は存在すると言った方が、自然だと思いませんか。
我々地球人は、自ら宇宙に対して閉鎖的になっているのです。
我々が望まない限り、宇宙が地球を必要としない限り、地球は宇宙から孤立して、地球人の文明は、外部からの援助もなしに、太平洋に浮かぶ小島の中の生活生態のように遅々とした進歩しかしません。
しかも、そこに住む人間の精神構造も宇宙から切り離され、小島の住民は地球という事も、大陸というものがあることも、ましてや他の島にも人間がいるということも、興味を持つどころか、意識すらしていないのです。
我々が、他の惑星に生物がいないということと、小島以外には人間がいないと、島中の人々が口々に言うのと、どこが違うでしょうか。
客観的に見ると、小島の管理上、人々にそういった知識を教えているにすぎないと、簡単にわかりそうな気がするものですが、ただ海を眺めるしか興味を持たない人は、その海の向こうに大陸があって、人が住んでいるなんて考えもしないものです。
つまり、言ってみれば、我々地球人は、太平洋の外れに浮いた小島の未開発原住民みたいなもの。
時々、沖を通る船を見て、疑心暗鬼に陥る程度で、適当に納得させられる説明をうけ、それを頭から信じ、さっさと忘れて、島のことばかり考えていればよかったのです。
しかも、食料と土地の奪いあいで、部落どうしの争いが絶え間ない日々を生きているのですから。
もし、貴方が、そんな小島の生活をしている人達を見たらどうしますか?』


笹山「僕なら……僕ならば、人々にもっと大きな世界があることを教えます!」

吉本『本当ですか?言葉も何も通じない原住民にどうやって説明するのですか。彼等達は、目先の利欲に追われて、外の世界など眼中にないのですよ。たとえ意志が通じたとしても、変なことをワイワイ騒ぐ気違いだと、相手にもされませんよ』

笹山「……ええ。しかし、一生懸命説明したら……」

吉本『貴方は、価値観も、視点も違う人間を相手に、どう理解させ、信じさせるか、その困難さがわかっていない。ただむやみに言葉でわめいても人はうるさがるだけで、馬鹿にしますよ。たとえ百万回唱えたとしてもです。
相手を納得させるには、相手の知識や理解力、判断力をもっと高次元に引き上げ、広い視野にたたせた上で初めて可能なのです。貴方自身にそれだけの力量が備わっているのですか』


笹山「……」

吉本『どうですか。もし、口先だけでないのなら貴方は、今すぐここから出て、東京へ行きなさい。そして核戦争が起こる事を人々に知らせなさい。
少なくとも、言葉の通じない未開の原住民より話が通じるはずだ。
核戦争の愚かさや、地球の危機を一生懸命説明して、宇宙への道を説きなさい』


笹山「……」

吉本「さあ…どうしますか」

笹山「…すみません。私にはできません。誰も私の言うことに耳を貸してはくれないでしょう。それどころか…」

前川「私に謝ってもしかたなのないことです。吉本君の言う事は道理だ。軽はずみで言葉を吐く人は又、軽はずみで人の言葉を聞くものだ。
ただ大声で騒ぐことは誰にでもできます。しかし、その声が相手に届くとは、限らない。
まず、貴方自身が成長することです。貴方にそれだけのものが備わってくれば、黙っていても人は耳を傾け、信じてくれるものです」
(転載終了)

これは、今から30年近く前に五井野正博士が書いた「新七次元よりの使者」の本文中に出てくるある会話の一部です。

会話の舞台は、宇宙と交流する組織の拠点となっている日本のアルプス山麓にある核シェルターの中であり、その組織の人間である前川と吉本という人物が、たまたま外部よりシェルターを訪れることになった青年(笹山)に少しお説教をしている場面です。

なぜお説教をされているかというと、前川達がこのシェルターに過去に火星人が降りてきた事実を伝えたところ、笹山君は「まさか!火星人は想像の産物でしょう。その火星人が、地球へ来たと言うのですか」と全面的に否定をして反論したからです。

といっても、我々もこの笹山君を馬鹿にすることはできず、今の世の中をみても本当に宇宙人がいること、何よりも宇宙にまで常日頃意識を向けている人は、残念ながらごく僅かかもしれません。

上記の会話は、小説では地球人同士が例え話として話してますが、実際に宇宙人達は、このような会話をしていても何らおかしくありません。「地球人を説得できるもんなら説得してこい!絶対に無理だ」と無知な宇宙人青年に説教しているかもしれません。

今、地球という惑星は大きく進化をしようとしている一方で、一歩間違えたら破滅の方向へと向かう可能性もあるギリギリのラインに立っていることを、この惑星の住民である地球人より、宇宙人達の方がよく理解し、そして期待と心配をしています。

地球という家が火事で燃えているのに、中にいる人達は何も気づかずに呑気に過ごしており、反対に外の住民達は、水をかけようか、救助に飛び込もうか、それとも消防車を呼んで来ようか…でも下手に介入してはいけないし…とあれこれ頭を悩ませている状況です。

いずれにしろ、宇宙人とのコンタクトにしろフリーエネルギーの出現にしろ、ただ待っているだけでは向こうからやってくるわけでもなく、それらが地球上で当たり前に認知されるようになるには、今の地球人の意識が進化するのが一番の近道ということになります。

「宇宙人とのコンタクトを制御しているのも、フリーエネルギーを普及させるのを抑えているのも闇の勢力だ」と不平不満を言っている声もたまに聞きますが、冒頭の会話どおり、宇宙人もコンタクトしたくとも取れない状況であり、フリーエネルギーも恐ろしくてオープンに出来ないのが今の地球の実態のようです。

ということで、自分自身にも言えることですが、今は外に敵を作ったり、何かを外に求めるのではなく、ただ内観して日々自己意識を進化させていくことが一番大切な時期のように思えます。

まぁ、小難しい話はさておき、小説とはいえ、こんな「宇宙人の気持ち」をリアルに書ける五井野博士は、やはり普通の地球人ではないわけであり、自分が最も尊敬する人の一人ですが、そんな五井野博士が今月末に札幌で講演会を急遽開催するそうです。

関係者の方々より次々に連絡が来たので、取り急ぎ広報しておきます。

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講演タイトル:「五井野正の世界」

とき:平成24年7月29日(日) 14:00~16:30

ところ:札幌市白石区民ホール(札幌市白石区本郷通3丁目北1-1)
アクセス:http://www.shiroishi-cc.com/map/

入場料:一般A席/3,000円 一般B席/2,000円 (学生半額)

※前売り券ご希望の方は、お名前・ご住所・ご連絡先・ご希望の席(一般A席/B席)と枚数を、takuma.abe@gmail.comまでご連絡ください。
折り返しお振込先をご連絡いたします。
また、当日受け取りの予約も行なっておりますので、お名前・ご希望の席(一般A席/B席)と枚数を気軽にご連絡ください。

北海道在住でご都合のつく方は、相変わらず格安のイベントとなっていますので、是非とも一度足を運んでみて下さい。


<おまけ>
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一昨日、富士山上空にラピュタに出て来る「龍の巣」のようなレンズ雲(釣鐘雲)が出現しました。こんな巨大なものをみるのは、こっちに来てから初めてです。

梅雨明けで真夏の様な暑さが猛威をふるってますが、この暑さは、先日のXクラスの太陽フレアによって放出されたCME(太陽ガス)の影響のようです。熱中症などにならないようにご注意下さいね。