まぁ、タイトル通りの内容なんだけども・・・・。

 

なぜTVの音楽番組を僕はつまらないと感じるか?

 

それはどの番組を見ても、ほとんど同じ出演者が出続けているから。

 

チャンネルを換えても結局同じミュージシャンが同じ曲を演奏してる。

 

延々とそういう番組ばかりだから。

 

 

それは

 

 

出演してるミュージシャンが酷いわけでもなければ、つまらないわけでもなく

 

ミュージシャン自身の問題ではなく番組制作の問題。

 

テレビ業界のお約束で言えば

 

同じ時間帯に放送されている裏番組には出ない・・・・というのはあるのだけど

 

時間帯をずらしさえすれば、どの番組に出演してもいいわけで

 

そうすると

 

スポンサーがらみのミュージシャン。例えば番組に予算提供しているCMソングを歌っている・・・とか

番組に予算を出資してるレコード会社所属のミュージシャンだったり

 

視聴率を取りそうな旬のミュージシャン

 

テレビ局が宗教団体が出資している場合はその信者

 

が出演枠に選ばれるわけで

 

珍しくほかの番組には出ていないミュージシャンが出たな…と思っても

 

9割がたは同じミュージシャンなので

 

 

自分のお目当てのミュージシャンがほぼ出演しない場合は

 

みんなこぞってYouTubeなどでお気に入りのミュージシャンを見る。

 

よって、テレビの視聴率もどんどん落ちる。

 

例えるならば、毎日すべてのテレビ局で延々と同じドラマを毎日再放送してることとと同じ。

 

今日は誰が出ているかな?

 

 

という楽しみが皆無なわけで。

 

どの局でも同じことをやるとは

 

人間の遺伝子伝達の問題なのだろうか?

 

 

 

よくよく考えると

 

巷のライブハウスでもこれとよく似たケースが・・・・

 

 

ある町のどのライブハウスを見ても出演してるミュージシャンがほとんど同じ。

 

それはつまり同じ月に同じ都市で何本もライブをするミュージシャンが多いから。

 

 

出演してるミュージシャンの質が悪いのではなく

 

ワンパターンになっているということ。

 

それは制作側の問題。

 

 

そして

 

テレビと全く違うのは

 

そういうミュージシャンが決して人気者ではないこと。(この人気とは月に何本やっても満席にできるか否かをさす)

 

それではミュージシャンが潰れてしまう。

 

 

この潰れる・・・・というのは演奏する場所は与えられても、見てくれる人がいないということ。下手すれば共演者しかいないこともある。

 

テレビは商業主義の世界であり、視聴率が上がらないといろんな企業がスポンサーから降りてしまう。

 

そうすると番組制作はできなくなる。

 

だから、安全策として同じミュージシャンで視聴率がとれると確信できている人を使う。

 

仕事なのだから収益が必要。

 

予算は取れてもこの視聴率がとれるミュージシャンに興味がない人からするとつまらないのだと思う。

 

 

一方、町のライブハウスでどの店にも同じ出演者が同じ月に出てる場合は

 

そのミュージシャンの飲み代がお店の利益になっていたり、出演料を取ってお店の利益にしてる。

 

 

それならば、観客がいなくともお店は困らない。(というか、そもそもお客さんが入ることを期待していない)

 

そして、お店がなぜ同じミュージシャンに声をかけるかといえば演奏が面白く、いいミュージシャンであるから。

 

いいミュージシャンであると思いつつも、そのミュージシャンをつぶす行為をやめない。

 

この場合、お店にとってのお客様はミュージシャンということになる。

 

テレビの場合は、出演料をミュージシャンに支払う。

 

それはミュージシャンがお客さんではなく、商売の片棒を担いでいる同業者だから。

 

今の町のライブハウスのほとんどがミュージシャンのことを仕事仲間として捉えていないのだと思う。

 

出演する側も仕事と思ってないのだと思う。

 

どちらにせよ、同じものをずっと見せられるのはファンでない限り相当つまらない。

 

新しい発見、発掘・・・・そういったものをするバイタリティがないのだと思う。