先週ピラティスの帰りに買ったシロの筍。
八百屋のおじさんが「和歌山から最後の筍が今届いたよー。
すぐ並べるから見ていってなー。最後やでえ。」と呼び込みをしていた。
まず近所の常連さんらしい料理屋のお兄さんたちが良いのを5~6個ずつ選んでいた。
大きさ別に仕分けし値札を付け、おばちゃんたちの順番が来た。
他のお客さんはお安いものから選んでいたが、おばちゃんは
「一番奥にあるものを3本ください。」と言った。
八百屋のおじさんが嬉しそうに「ええのを選んでくれておおきに。シロ3本な。」と値引きしてくれた。
なんと1本1000円、破格だ。
(右の包丁は刃の長さ24cm、立派なずんぐり筍だ。)
帰宅後すぐに湯掻いた。
おじさんの仰ったとおり柔らかくていい筍で嬉しくなった。
さて夫のホットケーキ話続編。
少しお安くなっていたので箱入りのホットケーキミックスを買ってみた。
早速翌朝焼いていた。
写真を撮ろうとしたら「こっちの角度からが見栄えがええ。」
と指定された。
ふわふわで美味しくできていた。
さてGW後半の日のこと。
日本語ボランティアで担当しているBさんが家に遊びに来た。
Bさんはモンゴル人の30代女性、来日してまだ2ケ月で会話は20%くらいしかできない。
GW後半に3日間の連休があるが全く予定がないというので我が家にご招待した。
日本のお料理が食べたいというので平凡なメニューで、鶏の唐揚げと春野菜炒め物とサラダとおみそ汁を作った。
筍とヤングコーンとスナップエンドウとマッシュルームのカレー風味炒め
Bさんは筍の存在を知らず初めて食べたらしい。
「美味しい美味しいと沢山食べてくれた。」
夫も交えてグーグル翻訳を使いおしゃべりしていて
「来月夫と子供2人が日本に来るので引っ越しをすると言ってたけど家は見つかったの?」と聞くと
「まだなので26日の休みの日に探しに行く。」と言った。
家探しに関して会社はノータッチらしく、スーモというスマホのアプリを見せこれで探すと言った。
「昨日、遊びに行ったお友達(会社のモンゴル人同僚家族と天王寺動物園へ遊びに行ったと話していた。)が手伝ってくれるの?」
と聞くと「自分で探す」と答えた。
スーモのアプリは日本語で内容は理解できていない。
夫とおばちゃんは驚き
「引っ越しするなら不動産屋さんに行って、外国籍でもOKの物件を探して、内覧して申し込みして、手続きは多いよ。」
と言ったがピンと来ていないようだった。
今Bさんが住んでいるのは会社が用意したワンルームで何も手続きせず入居できているので簡単に考えているのか、モンゴルの住宅事情が全くわからないので何とも言えないが。
とにかく今月末に探して来月すぐ引っ越しできるとは思えない。
夫もおばちゃんも賃貸の家探しの経験がないのでとりあえずBさんに付き添って近くの不動産屋さんへ行くことにした。
この流れの途中、「ああ、ここまで踏み込んだら大変な手間が待っている、ただの日本語会話ボランティアなのに止めた方がいいんだよなー。」と一瞬思った。
しかし、Bさんの呑気さも日本の現実を知らなすぎることも他にお手伝いする人がいないことも知ってしまった。
夫と相談して「とりあえず不動産屋さんの存在と家探しの現実が理解できるところまでは手伝おう。その後の契約や引っ越しまでは関わらず、自分でやってもらおう。」と決めた。
結局、不動産屋さんに現状を伝え、外国人OKの物件を聞き内覧に付き添った。
申込書は会社記入欄もあるので社長に相談すると言った。
その後、ニトリとリサイクルショップまで歩いて行くというので、おせっかい夫婦は車で同行した。
結局、ひとりで持ち歩けないほどの荷物を見てアパートまで送って行き帰宅した。
いやはや疲れました、疲れすぎました。
引っ越し先も見つかっていないのになんで天王寺動物園へ遊びに行ったんだろう。
一緒に遊びに行ったモンゴル人の同僚はなぜ家探しを手伝わないんだろう。
家も決まっていないのになぜ家族を呼び寄せることを優先しているのか。
なぜもっと日本のシステムを調べないのだろう。
なぜあんなに呑気でいられるのだろう。
夫と話したがわからないことばかりだ。
国民性なんだろうな。
そして大ざっぱなようで実は慎重派のおばちゃんには一生理解できないんだろうなという結論。
これが日本人なんだ。日本人でよかったな。
とっても疲れたGWの日記。