みなさま、このコを覚えているでしょうか
我が家では珍しい小型の保護犬
幸丸くん(旧マルコ)
詳細はいらっしゃい、マルコ。
何年も…何年も。
狭いケージの中、糞尿まみれの新聞紙の上で過ごしていました。
食事も、寝場所も汚れた新聞紙。
伸び放題で絡んで汚れた毛を身にまとい、ただただ時が経つのをじっと耐えていました。
悪質ブリーダー。
現在、法改正に向けて、適正な飼育スペースの規定を設ける方向に向かってはおりますが、その規定値はちゃんと動物を飼育できるだけのスペースとなるのか…
最低限の規定値。
それはどの目線から算出されるのか…
業者目線では意味がありません。
最低ラインをつくることで、返って悪い方向へ向かうのではないかと心配です。
最低ラインを掲げるのであれば、標準ラインも掲げて、それを目指した指導が行われれなくてはならないと思います。
まだ、数えきれない程の犬や猫が、かつての幸丸くんのような生活を送っています。
命があるだけでもいい。
それじゃダメなんです。
生きる意欲を持って生きられること。
それは、人間にも動物にも必要なことだと思います。
ケージの中にいた当時、幸丸くんが何を思っていたかはわかりません。
でも、今はわかります。
大好きな家族と少しでも長い時を過ごしたい!
楽しい毎日が嬉しい!
幸丸くんの表情から、そんな気持ちが伝わってきます。
幸丸くんが、今こうして幸せに暮らしているのは奇跡的なことです。
しかし、それを奇跡ではなく、当たり前の世の中にしなくてはいけないと思います。
まだ、目に見えないところで、手の届かないところで耐えている犬や猫達。
みんなが明るい陽射しを浴びることができるよう努力し続けます。
大切に使わせて頂いております