FD55mmF1.2 S.S.C 試写あれこれ | シネレンズとオールドレンズで遊ぶ!

シネレンズとオールドレンズで遊ぶ!

カメラマンヨッピーのブログ。シネレンズやオールドレンズなどのマニュアルフォーカスレンズをミラーレスカメラに装着して遊び、試写を載せていきます。カメラ界でまことしやかに語られているうわさも再考察していきます。

『FD55mmF1.2 S.S.C』このレンズに出会ってからこのレンズがメインレンズになりつつある。FD50mm F1.2 S.S.C. 1973年に登場したこのレンズの描写のすばらしさに出会ってから完全に虜になってしまいました。ピントの芯、純粋で素直なボケ、自然な発色どれをとっても申し分のないレンズです。現代のレンズの過度で稚拙な発色、平面的でペッタリとした収差補正、上辺だけいいボケ風のボケに慣れきっていた僕の目をArriflex Cine Xenon 25mm F1.4が覚ましてくれました。写真を始めたころのボケにワクワクしていた気持ちを取り戻せた僕が、出会うべきして出会ったというそんな感じのレンズです。十代で買ったCanon A-1とFD 50mmF1.4 SSCで写真のの面白さに出会い、カメラを学び、修行し、プロになって、20年近くたった今またFD55mmF1.2 SSCと言うレンズにほれてします。なんか運命を感じます。純粋に楽しんでいるときはその本質を知らず知らずに理解してるんだなぁと思う今日この頃です。と、個人的な感傷はさておき、京都に行ったときに試写をして見ました。京都らしくないモチーフでなんだかなぁって感じですが、僕的に興味深いので載せちゃいます。

シネレンズとクラシックレンズで遊ぶ!
FD55mm F1.2 S.S.C OLYMPUS E-P2
街角の自転車です。F2.8で撮って見ました。京都とは何の関係もありません。この写真で面白いことが分かりました。ハンドルにピントを合わせたのですが、ハンドルのハイライト部が反射でにじんでいます。この時代のレンズらしいです。でも全体の描写力に影響ないので気になりません。
シネレンズとクラシックレンズで遊ぶ!
ハレーションに弱いことが分かったので、発光体を撮ってみました。
シネレンズとクラシックレンズで遊ぶ!
このくらいの発光体ならハレは起きないみたいです。
シネレンズとクラシックレンズで遊ぶ!
拡大してもこのとおり。こちらはF2です。

ちなみに開放で撮るとこんな感じです。
シネレンズとクラシックレンズで遊ぶ!

シネレンズとクラシックレンズで遊ぶ!

シネレンズとクラシックレンズで遊ぶ!
見事な『ボケ玉』です。このレンズF2を境に性格がガラッと変わる2重人格レンズです。