最後の20代の6月20日。
もう来年は僕も30歳。

さっき部屋の掃除をしていたところ、僕が大学2年生のとき
もう10年も前に他界した祖父の手記と短編集がでてきた。

祖父は地元九州で、ある町の町長(区長)をしており、
地元の新聞に小説を連載していた、いわゆる文の人だった。

掃除も忘れ、その短編集に読みふけること1時間あまり。。
記憶の中で、方眼用紙に向かい何かをせっせと書き綴っている祖父の姿が
脳裏に、ふと甦る。。

20年以上も前に、あの人はこれを書いていたのだろうか?
それは、決して気の強いとは言えない祖父が
太平洋戦争に皇兵として世界と戦い
その体験を詳細に書き綴ったものだった。

文は好きだ。

陳腐だが、手記は人の人生そのものを永遠に記憶するはず。

なんか、いろいろと書きはしたが、
要は、こんな真夜中に、なぜブログを作ろうと思い立ったか?というと
きっかけは、そんな祖父の手記だったということ。

祖父は口数は少なかったが、紙の上では雄弁である。
そして、少なくともさっき
祖父は、確かに僕に多くを語ってくれた。

残念なのは、祖父はそれを生前、人に好んで見せようとしなかったこと。
もっと人の目に触れれば、きっと誰もがもっと
詳しく話を聞きたいと思ったに違いない内容なのに。

祖父はもっとその手記に自分の声をのせて、いろんな人に
彼の生きた時代を伝えられたかもしれないのに。

で、ブログがある。

今は自分を発信する手段はいろいろある。

祖父の影響で、僕自身、
文章を書くのは嫌いじゃない。


今まで、暇があれば写真をとって、日記がわりに残してはいたが
やはり、文字を書こう。


僕は1979年生まれ。
最後の70年代生まれ

2001年入社。
21世紀最初の社会人

29歳。
最後の20代


29歳。
世の中に多分、何万人っているんだろうけど。

もう30年近く生きている。
仕事も人並みにやっている。
最近、人生考えることも多い。


祖父のように、自分の記憶や考えをひっそりと閉まったまま
いなくなるのも、それもまた粋なのかもしれないが。

せっかく、まわりにいる人たちに
自分という人間をわかってもらうことって悪くない。
文章って、結構、自分のキャラとは乖離したとこで
本音で書けるし。

大したことは書きませんけど、書けないけど。
いつまで続くか分かりませんが。


ゆる~く、斜め読み頂ければ。


このブログを通じて、
多くの人と知り合えることを。